コロナ禍をへて、飛躍的に増えてきたと思われる
原因はストレスにあると言われています。コロナ禍の状況下、食いしばり、特にクレンチングと呼ばれる歯ぎしりの一種が非常に目立つようになりました。歯ぎしりは、英語でブラキシズムと言いますが、このブラキシズムは3つに大別されます。1つはグラインディング。ガリガリと歯をこすり合わせてしまうもので、一緒に生活しているご家族の方の指摘を受けて発覚するケースが多いものです。次はタッピング。カツカツカツカツ、一定のリズムで歯を合わせるもので、これも周囲に音が聞こえます。最後にクレンチングですが、こちらについては歯を食いしばっているだけですから、音は聞こえませんし、周囲の人が気づくこともなかなかないのです。クレンチングがあると、顎周辺の筋肉がこわばったり、疲労感や一種の筋肉痛を感じることがあります。また常に歯を使っていることになるため、虫歯や歯周病が進行しやすく、詰め物がとれてしまうケースも珍しくありません。治療としては、接触している部分をエナメル質と同等程度の硬さのものに変える方法、またマウスピースによる治療や、お口のマッサージ、あるいはボトックス注射によるものなどがあります。顎関節症の方も多いですが、コロナ禍を経て、多くの方に見られる現象と言えます。
- 西新井Holi歯科(ホリ歯科)
- 堀永 知義 院長
- 足立区/梅島/西新井駅
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