『顎関節症』を訴える患者さんが急増中?!
基本的に噛み合わせからきます。自覚症状があるなしにかかわらず、噛む力が強い方は『筋肉の使い過ぎ』で痛くなってきます。そうすると「顎が開かない」「冷たいものがしみる」「歯と歯が接触するだけで痛い」といった症状が出てきます。
顎関節症は『ストレス』が関係していて、特に新型コロナによる生活環境の変化からくるストレスで、歯をぐっと食いしばって、噛み合わせが強すぎている方が非常に増えています。プラスアルファで派生して「知覚過敏」になる方もいて、冷たいものがしみたり、歯が接触したりして痛いため、むし歯だと思ってしまう方も多いですね。
治療法は噛み合わせをしっかり診て、噛み合わせが均等にあたるようにします。それからマウスピースをつくり、噛みづらい位置に持っていきます。何も入っていない状態が最も噛みやすい(食いしばる)ので、1ミリ2ミリ3ミリ単位で変わるマウスピースを入れて噛みづらくします。そうすると力がかからないので、やはり、マウスピース(スプリント)は必須でしょう。あとは、筋肉のマッサージをしてほぐします。
「ずっと噛んでいる」というのは筋トレをし過ぎているのと同じこと。ストレスを感じているという状態ですので、そこが無くなれば、だいぶ痛みはとれるかと思います。予防法は基本的にはマウスピースを入れることですね。
- 川口歯科・矯正歯科
- 守尾 一起 院長
- 川口市/栄町/川口駅
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