神奈川ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

325件中136~150件を表示

  • 摂食障害[食行動障害]

食べて飲み込む行為を客観的に評価し、行動を起こすことが重要

食べて飲み込む、という行為は意識的に行っていることと無意識下で行われていることに分けることができます。目で見て食べ物を認知し、口に運び、咀嚼をする。ここまでは自分の意識で行われることです。その口に入れたものをごっくんと飲んでいく。これは、無意識下、反射として行われる動作です。口の中で食べ物を留めることはできても、喉で留めておく、ということはできませんよね。これが、反射です。摂食・嚥下障害とは、この反射の部分に問題が生じてしまうものです。例えば脳卒中などが起こって脳に障害が起こってしまった場合や、認知症が進むことでそれらの障害が起きてしまうことがあります。昨今ではここに高齢者のフレイルが関わっています。フレイルも全身のそれとオーラルフレイル、つまり、口の虚弱とがあります。年齢を経てきてだんだんと体力が落ちている傾向が出てくるのは仕方がない面もありますが、それが口腔内に及ぶことで飲み込むことが難しくなってくるのです。
何をどれだけ食べられているのか。それを数値化して評価し、その評価をもとにリハビリテーション等を行い、摂食・嚥下の機能を維持していくことが求められます。

荒木 拓道 院長
たくみ歯科クリニック
荒木 拓道 院長
上尾市/須ケ谷/羽貫駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科 ●訪問歯科診療
  • 義歯

食事や発声、姿勢維持を手助けする入れ歯は、根気よく調整していくことが大切

入れ歯になる原因は、歯周病や噛み合わせの悪さによって、歯に負担がかかってしまうことが挙げられます。歯が1本欠けて、そのまま放置しておくことで徐々に欠けてしまう歯が増えていきます。また、入れ歯を装着している場合でも、噛み合わせが合わない入れ歯を使っていることでも、歯の健康状態は悪化します。そして、さらに歯を失うという悪循環になるでしょう。
入れ歯は、食事をとるため・正しい発声をするため・姿勢を維持するための道具です。入れ歯の作製は全て手作りで、口の中に粘土のようなもので型取りを行います。できるだけ正確な型を取れることで、患者さんの今後の歯の健康が良い方向にいくでしょう。ただし、出来上がった入れ歯は正確に作られても、実際に装着すると多少の誤差はあります。そこで、患者さんには生活を送ってもらい、少しずつ調整していく必要があるのです。定期的なメンテナンスで調整することで、正しい噛み合わせを得ることが可能になります。信頼できる歯科医院で、自分に適した入れ歯を作製してもらうことが重要といえます。

田中 茂之 院長
たなか歯科医院
田中 茂之 院長
吉川市/保/吉川駅
●歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
  • 八重歯[乱杭歯]

お口全体の健康を保つ上でも、八重歯はしっかり治療したほうがベター

前歯の中心から3番目に位置する、尖った形状をしている犬歯が噛み合っておらず、見た目には外に飛び出して見える状態を八重歯と言います。犬歯は永久歯の中で遅めに生えてくる歯ですが、萌出するスペースの不足が原因で八重歯の状態になるわけですから、治療としては十分な隙間を獲得することがベースとなってきます。例えば、抜歯によってスペースを捻出する方法もありますし、奥歯を後ろに動かして隙間を作る方法、あるいは歯全体を薄く削ってスペースを作るなど、方法は様々です。
下顎を左右にスライドさせる動きをすると、正常な噛み合わせであれば、上と下の犬歯が擦れることになります。犬歯は根が太く長いものですから、その力に耐えられるようにできているんですね。犬歯がしっかり機能していない場合、擦れるのは多くの場合、奥歯となりますが、奥歯はその力に耐えられるようにできておらず、長い時間の経過によってヒビが入ってきたり、抜歯を余儀なくされるのです。この状態で被せ物やインプラントの治療をしても、長く持つことはありません。犬歯の重要性はそこにあり、お口の健康を保つ上で極めて重要な歯と言えます。

來栖 聡 院長 & 來栖 彩 副院長
たいとう矯正歯科
來栖 聡 院長 & 來栖 彩 副院長
台東区/元浅草/新御徒町駅
●矯正歯科
  • 歯ぎしり(ブラキシズム)

『ブラキシズム』とは?あなたも無意識にやっているかも?!


「ブラキシズム」とは、歯ぎしりや食いしばり、噛みしめなど口やその周辺器官にみられる習慣的な癖のことをいい、その習慣がある人をブラキサーといいます。「歯列接触癖」THO(Tooth Contact Habit)があると、顎関節症、歯周病、入れ歯、歯のひびによる虫歯、治療後の脱離など歯科全般にかかわる大元ともいえる、治療前の項目に影響すると思ってください。歯列接触癖というのは日中起きている間、歯が常に接触してしまっている状態のことです。普通は歯が離れていて、歯列接触癖のないノーマルな人を検査すると、24時間中に歯が接触している合計時間は17分といわれています。緊張したりストレスがあったりするとその癖はより強くなり、レントゲンを撮ると見た目からもわかる欠損です。歯科治療や歯ブラシ、歯磨き粉、歯の治療、セラミックという話以前に、まずはブラキシズムがなくならない限り、どんな治療も失敗します。ですから患者さんには、「歯医者に行くことや歯ブラシよりも重要なことがあります。まずはブラキシズムを治しましょう」と伝えています。電車に乗っている時、パソコンをしている時、スマホを見ている時、歯がくっついていませんか?ブラキシズムを治せるのは本人しかいません。くっついていることに気づいたら離しましょう。

角田 武也 院長
アイデンタルクリニック
角田 武也 院長
所沢市/緑町/新所沢駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
  • 歯周病

バイオフィルムと歯周病の関係

皆さんは「バイオフィルム」という言葉を聞いたことがありますか? バイオフィルムとは、細菌のかたまりが歯の表面などに付着してできた膜のようなものです。実は、このバイオフィルムが歯周病を引き起こす大きな原因の一つなのです。

お口の中には、たくさんの種類の細菌が住んでいます。これらの細菌は、ただ単独で存在しているのではなく、互いにくっつき合って集団を形成しています。これがバイオフィルムです。お風呂場の排水溝や台所などの水回りがぬるぬるするのもバイオフィルムですね。バイオフィルムは、歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの境目、入れ歯、詰め物など、あらゆる場所に付着します。また、抗菌薬に対して強い耐性を持つことも知られています。そのためマウスウォッシュなどで完全に除去することは不可能と言われています。

なぜバイオフィルムが歯周病の原因になるのでしょうか。バイオフィルムの中の細菌は、歯周病の原因となる物質を作り出します。これらの物質が歯ぐきに炎症を起こし、歯周病へと進行していくのです。バイオフィルムは、歯磨きだけでは完全に取り除くことが難しく、細菌にとって安全で快適な住処となっています。そのため、バイオフィルムを放置すると、歯周病菌が増殖し、炎症が悪化しやすくなります。

バイオフィルムをコントロールすることが、歯周病予防の鍵となります。そのためには、毎日の丁寧な歯磨きが重要です。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、歯と歯の間や歯周ポケットに入り込んだバイオフィルムを効果的に除去することができます。
また、歯科医院での定期的なクリーニングも大切です。専門的な器具を使ったクリーニングで、バイオフィルムを徹底的に除去し、歯周病を予防しましょう。

歯周病は、お口の中だけの問題ではありません。歯周病菌が血液中に入り込むことで、糖尿病や心臓病、肺炎などの全身疾患のリスクを高めることが知られています。お口の健康を守ることは、全身の健康を守ることにもつながります。
毎日の丁寧な歯磨きと定期的な歯科医院でのクリーニングで、バイオフィルムをコントロールし、歯周病を予防しましょう。

眞部 慶 院長
相模原まなべ歯科
眞部 慶 院長
相模原市中央区/すすきの町/相模原駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科
  • インプラント

その後のメンテナンスが大切なので、信頼できる医師選びを

インプラントとは歯を欠損した部分を補う方法のひとつで、顎の骨に人工の歯根を埋めて人工歯を支えるやり方です。歯を補う方法としては、入れ歯やブリッジという選択肢もありますが、その2つと比べてインプラントの場合は周囲の歯への負担がありません。天然歯のように咬めるようになりますし、お口の状態にもよりますが、審美性が高く、自然な見た目に仕上がるのがメリットです。入れ歯やブリッジが合わない人にはおすすめの治療法です。ただし口腔外科手術となりますので、患者さんの身体に負担がかかり、自由診療で価格も高額になります。その人の骨の状態など条件がよければ、手術から2か月ほどでしっかりと噛めるようになりますが、インプラントも埋入して終わりではなく、その後のメンテナンスが大切です。やはり人工物なのでトラブルは起こり得るものですし、歯周病にもなります。治療をする歯科医師と長い付き合いになると思うので、しっかりと説明をしてくれて、患者さんが信頼しお任せできる先生を見極めることも肝要ですよ。

坂本 圭 院長
碑文谷デンタルオフィス
坂本 圭 院長
目黒区/碑文谷/学芸大学駅
●歯科 ●歯科口腔外科 ●小児歯科 ●矯正歯科
  • TCH

無意識の噛み締め・歯ぎしりの予防に努めることが大切

TCH(Tooth Contacting Habit)とは、上下の歯の接触癖を指します。本来、リラックスした状態であれば歯と歯は離れてなければいけないのですが、無意識のうちに噛み締めてる人が非常に多いというのが実情です。今はスマホがありますから、みんな気づけば下を向いているという状態で、その状態では噛んでしまっていることが多いんですね。頭が下に向いていれば肩や首の筋肉に負担がかかり、肩こりや頭痛の原因になってしまうこともあります。もちろん歯そのものも磨耗しますし、歯周病が進行し、歯が割れる、などの結果をもたらすことになります。
意識として、歯と歯が接触しないよう、舌が上顎に常に触れるイメージを持っていただくことが大切です。これは日中のことで、夜間の歯ぎしりは意識して止めることはできませんから、ナイトガードと呼ばれるマウスピースをお使いになるといいでしょう。ストレス社会に身を置いている現代人にとって、ナイトガードは必須のアイテムになっていくと思われます。
積極的にお口の機能を改善・維持するためには、MFTと呼ばれる口腔筋機能訓練やあいうべ体操などが推奨されますが、より手軽な方法として、「舌回し」があります。口を閉じ、1日に右に20回、左に20回、舌を回していただければ十分なトレーニングになります。何より、マスクをしていてもできるのが利点ですね。理想的なお口のポジション、つまりお口を閉じて上下の歯をつけず、舌を上顎にくっつけるように意識する。そのポジションがキープできていれば、お口の健康の維持・向上が期待できますし、お子さんの歯並びを悪くさせないためにも重要です。

古田 潤二郎 院長
ふるた歯科
古田 潤二郎 院長
横浜市保土ケ谷区/川辺町/星川駅
●歯科 ●歯科口腔外科 ●小児歯科
1 PAGE 10/22 22