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  • 褥瘡性潰瘍

合わない入れ歯のトラブルは、原因に合わせた対応が必要

褥瘡(じょくそう)とは継続して一定の圧力がかかっているために生じる皮膚障害のことで「床ずれ」とも呼ばれます。潰瘍(かいよう)は皮膚や粘膜が傷ついて、組織が崩れてしまった状態を指します。つまり褥瘡性潰瘍は、入れ歯によって引き起こされるお口の中の粘膜のトラブルだと言うことができます。

褥瘡性潰瘍は新しく入れ歯をつくった後ですぐに発生することがあります。この場合は、事前に十分な調整が行われていなかったことが原因と考えられるため、速やかに歯科医院を受診し、ご自分のお口に合わせて微調整することで症状の改善が期待できます。

一方で、同じ入れ歯を長く使っていて急にお口の中に異変が現れた場合は、入れ歯の微調整だけでは問題を解決できない可能性が高いです。たとえば体重が大幅に減ったり、歯茎が下がってしまったりすると、入れ歯と接触している一部の歯茎に過度な負担がかかり、粘膜がえぐれてしまうことがあるのです。

この場合、入れ歯の人工歯の部分がすり減っていなければ床の部分を貼り直すだけで問題を解決できる可能性がありますが、もしも人工歯の形が変わっているようなら、新しい入れ歯につくり直さなければなりません。お口の中に気になる症状があったり、入れ歯が合わなくなったと感じたりしたら、早めの受診をおすすめします。

朝廣 賢哉 院長
オーラルクリニックあさひろ
朝廣 賢哉 院長
横浜市港南区/港南台/港南台駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
  • 埋伏歯

「埋伏歯」はリスクがあるなら若くて健康なうちに抜歯を

「埋伏歯」には明確な原因というのはありませんが、現代ならではの病気にはなってきているのかもしれません。現代人というのは顎の骨がだんだん小さくなっていっているため、顎の中に歯が収まりきれていないことが多くあります。歯科分野では姿勢や呼吸の問題も取り上げられていて、幼稚園や小学校時代の姿勢の悪さや成人も含めてストレートネックから始まる問題ともいわれます。姿勢の悪さから顎が後ろに引かれてしまい、女性からすれば顎が小顔になっていいと思うかもしれませんが、口の中が狭くなることによって舌の場所もなく、下の顎が成長できません。その結果、上の歯茎が見えるようなガミーフェイスになったり、顎が小さいから親知らずが生えてくるスペースがなくなったりします。そうするといびきや無呼吸症候群につながることもあり、その中の一つに埋伏歯につながっていると考えます。治療法は基本的には抜歯です。親知らずを抜くには大学病院へ行かなければならないことが多く、遠かったり予約が取りづらかったりという煩わしさから患者さんも消極的になりがちです。完全に埋まっていればそのままでいいのですが、リスクがある場合は若くて健康なうちに抜歯する方がいいと思います。

木村 智憲 院長
木村歯科医院
木村 智憲 院長
さいたま市南区/南浦和/南浦和駅
●歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
  • 歯ぎしり(ブラキシズム)

歯ぐきが「腫れる」「出血する」のは食いしばりのせい?

ヒトの歯と顎の骨は繊維(シャーピー線維・歯根膜線維)でつながっており、この繊維が切断されると炎症が起こって出血しやすくなったり、歯ぐきが腫れたりします。いつも歯を食いしばっている人の多くに歯ぐきの腫れや出血がみられるのはこのためです。

歯ぎしりや食いしばりが生じる理由としては、咬筋(こうきん・頬骨と下顎をつなぐ筋肉)の過緊張や一部の歯に過度な負担がかかっていることが考えられます。たとえばむし歯治療時の詰め物や被せ物に銀歯やセラミックなど複数の素材を使用していると、それぞれの歯にかかる負担が異なるため、咬み合わせのバランスが崩れてしまうことが少なくありません。

治療では、咬筋の過重負担を軽減することを目的に注射をしたり、1本の歯にかかる負担を軽減するため就寝時にナイトガード(マウスピース)を装着したりします。また詰め物や被せ物によって咬み合わせが乱れている場合は、素材を統一するなどの再治療が選択されることもあります。

現代人はスマホを凝視するうち知らず知らずの間に歯を食いしばっていることが珍しくありません。歯ぎしり・食いしばりによってお口のトラブルを生じさせないよう、上下の歯列を離すことを意識していただくとよいでしょう。

石田 智子 院長
アイエスデンタルクリニック
石田 智子 院長
港区/北青山/表参道駅
●歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科
  • 訪問歯科診療

症状の出る前から、予防のためのスキンケアが大切

対象となるのは、基本的に介護認定を受けている方であり、ご高齢の方や障害があり、自力で通院が困難な方となります。実際にお家に伺いますと、もちろん治療はおこないますが、メインとなるのは口腔ケアとなります。ご高齢の方は特に基礎疾患を持っている方が多く、免疫力が低下しているため、肺炎を患ってしまうケースが少なくないのです。ですから、定期的に伺い、手入れが難しい口腔ケアをさせていただくことが主となります。
訪問歯科診療では、設備の整ったクリニックと同じ治療をすることは難しいものがあります。入れ歯の修繕等はもちろんしますけども、まずそれ以前に、食べる機能が患者さんに残っているかどうかを確認することです。そこの正確な評価をしないまま入れ歯を作っても使えないままですからね。機能が失われていても、口腔体操等の口腔リハビリで改善が期待できるなら、その説明をご本人もしくはご家族にしていくことになります。正確な状況をしっかりとお伝えし、これからどう過ごしていくかを一緒に考えていくのが訪問歯科診療の大きな役割となります。

野崎 院長 & 正東 歯科医師 & 林 歯科医師
ジェイエムビル歯科医院
野崎 院長 & 正東 歯科医師 & 林 歯科医師
台東区/蔵前/蔵前駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●訪問歯科診療
  • 顎関節症

多くは歯ぎしりが原因。歯同士が触れ合わないようにする意識が大切

顎関節症の原因は様々ですが、多いのは歯ぎしりです。歯を食い縛ることにより口が開きづらい、関節が鳴る、関節が痛い、顎が張って痛いなどの症状があります。人によっては歯にも負担がきますし、歯が染みるなどの知覚過敏のほか、ひどければ歯が割れてしまうケースもあります。歯ぎしりは就寝時だけではなく、日中も無意識に上下の歯が触れ合っていることもあり、弱い力でもずっと負担が生じているので、歯や関節が痛くなります。歯科治療などで検査するときに口が開きづらいことで初めて顎関節症に気がつく患者さんもいます。治療法としてはマウスピースの使用や、マイオモニターによる電気マッサージなどで咀嚼筋に刺激を与えるなどの方法があります。当院では筋肉を和らげる漢方薬をお出しすることもあります。そのほか、保険外診療にはなりますが整体療法といい、口腔内と口の外側の筋肉を解すというやり方もあります。顎関節症の予防はまず、歯を噛み締めないように日頃から意識することです。歯を触れ合わせないように気をつけるだけで、1週間でもかなり症状が緩和されますよ。

石田 健 院長
いしだ歯科クリニック
石田 健 院長
大和市/中央林間/中央林間駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●訪問歯科診療
  • インプラント

その後のメンテナンスが大切なので、信頼できる医師選びを

インプラントとは歯を欠損した部分を補う方法のひとつで、顎の骨に人工の歯根を埋めて人工歯を支えるやり方です。歯を補う方法としては、入れ歯やブリッジという選択肢もありますが、その2つと比べてインプラントの場合は周囲の歯への負担がありません。天然歯のように咬めるようになりますし、お口の状態にもよりますが、審美性が高く、自然な見た目に仕上がるのがメリットです。入れ歯やブリッジが合わない人にはおすすめの治療法です。ただし口腔外科手術となりますので、患者さんの身体に負担がかかり、自由診療で価格も高額になります。その人の骨の状態など条件がよければ、手術から2か月ほどでしっかりと噛めるようになりますが、インプラントも埋入して終わりではなく、その後のメンテナンスが大切です。やはり人工物なのでトラブルは起こり得るものですし、歯周病にもなります。治療をする歯科医師と長い付き合いになると思うので、しっかりと説明をしてくれて、患者さんが信頼しお任せできる先生を見極めることも肝要ですよ。

坂本 圭 院長
碑文谷デンタルオフィス
坂本 圭 院長
目黒区/碑文谷/学芸大学駅
●歯科 ●歯科口腔外科 ●小児歯科 ●矯正歯科
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