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  • 不安症[神経症]

不安症には大きく3つのタイプがある

不安症とは、不安感が強くなって交感神経が過度な緊張状態になり、さまざまな身体症状が現れる病気です。特定の状況に置かれたときに症状が出る「パニック障害」、人前で注目を浴びたときに症状が出る「社交不安障害」、漠然とした不安に起因した「全般性不安障害」の大きく3つのタイプがあり、これらはそれぞれ合併することも珍しくありません。不安感が強くなると動悸、息苦しさ、冷や汗、手の震え、吐き気、めまいなどの身体症状が現れます。

不安症は根治が期待できる病気ですが、「病気と上手に付き合っていく」こともまた大事になります。抗不安薬や抗うつ薬の使用が検討されることもありますが、まずは患者さん自身が「症状が出るメカニズム」を十分に理解することが大事です。

不安症に伴う身体症状は脳が「不安だ」と感じたときに現れますから、「何とかなるだろう」といった根拠のない自信をもつことによって、症状が治まることもあります。不安症の症状を頻繁に繰り返していると、自ら不安をつくり出してしまい(予期不安)、症状が悪化する恐れがあります。これらの「認知のくせ」を修正する心理療法として認知行動療法があり、当院では公認心理師による認知行動療法を積極的に診療に導入しています。心身の不調を感じたら、早めに医療機関を受診してください。

唐渡 雅行 院長
渋谷駅前メンタルクリニック
唐渡 雅行 院長
渋谷区/神南/渋谷駅
●心療内科 ●精神科
  • 夜尿症

治療を併用しながら、お子さんが成功し自信を持つことが大切

夜尿症とは5歳を過ぎても1か月に1回以上の頻度で夜間のおねしょが3か月以上続くものと定義づけられています。6歳以上で夜におしっこを漏らしてしまう子は夜尿症の治療対象になっています。原因としては大きく3つ。抗利尿ホルモンが弱くなり尿が作られる量が多い、膀胱が小さく貯めておけない、括約筋が弱く排出を調整できない、というところです。治療法としては、まず生活指導で、夜の水分をとりすぎていないか、塩分の量などを聞いて改善を促します。それが難しければ、抗利尿ホルモンを使う、膀胱を締めるような薬を処方します。薬物療法でも反応が鈍ければ、アラーム療法という手段もあります。寝ていておむつが濡れるとセンサーが鳴り、お子さんの目が覚めるんです。つまり、トイレに行きたくなったら目が覚めるというのを体に覚えさせるやり方です。ただこれは賛否の別れるところでもあります。一番大切なことは、治療を併用しながらお子さんの成功体験を積み重ねていき、お子さんが自信を持つことで治るのを待つという感じになります。

若林 大樹 院長
Sunnyキッズクリニック
若林 大樹 院長
川口市/戸塚南/戸塚安行駅
●小児科 ●アレルギー科
  • ピロリ菌感染

若いうちに除菌することにより、胃がんのリスクを大幅に軽減することが可能

横須賀市では現在、特に20代、30代の比較的若い世代のピロリ検診に力を入れています。私たちの世代に比べれば、今の若い人でピロリ菌を保有している人は確かに多くありません。しかし、少なからず保有している方がいることも事実で、そうした方々を検診で発見し、胃カメラで検査を行い、除菌をすることで胃がんの発生率を抑えるという取り組みです。
若い世代の検診に力を入れている理由は、若いうちに除菌ができていれば、慢性胃炎が進行してないために胃がんのリスクを軽減できるためです。ある程度の年齢の人であっても、除菌をすることでリスクは減りますが、それまでに慢性胃炎が進行してきた土壌がありますので、若い世代のそれと比べればリスクは残ります。
1つ申し上げておきたいのが、ピロリ菌による癌のリスクは軽減しても、それ以外の癌もあるということです。ピロリ菌がいなくなったからといって癌にならないわけではなく、健康診断やがん検診を受けていただけるようお勧めいたします。

深澤 信悟 院長
ふかさわクリニック
深澤 信悟 院長
横須賀市/長沢/京急長沢駅
●消化器内科 ●内科 ●小児科 ●アレルギー科 ●外科 ●整形外科 ●肛門科
  • 骨粗鬆症

身長が1~2cm縮む、背が曲がるのは危険な前兆

骨粗しょう症は、加齢とともに脆くなり、骨折しやすくなる病態です。特に女性の場合は閉経後に骨粗しょう症が急速に進行します。初期段階では自覚できる症状はほとんどありませんが、進行してくると背骨にひびが入って痛みを生じることがあります。特になにも症状がないと感じていても、身長が1~2cm縮む、背中が曲がってくるのが前兆ですので、そうした兆候があれば一度は受診されることをお勧めします。一番の診断は骨密度をDEXAという機器で計測することです。治療法は、内服薬の服用のほか、骨折のリスクが高い場合やすでに骨折している方は、副甲状腺ホルモンの注射での治療法などがあります。選択肢は他にもいくつかあり、治療は長く継続していくことになります。骨粗しょう症の予防は、骨密度のピークである20歳ぐらいまでは、過剰なダイエットをしないことです。それ以降は、カルシウムやビタミンD、ビタミンKなどを意識した食事、ウォーキングなどの適度な運動が大切です。1日5分ほどでも日光を浴びることでビタミンDを活性化させることができますので、少しだけでも太陽光を浴びることもお勧めですよ。

乗松 祐佐 院長
のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニック
乗松 祐佐 院長
世田谷区/給田/仙川駅
●整形外科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
  • 適応障害

早め早めにすくいあげることが重要

眠れない、朝起きれない、だるさが抜けない、気分が落ち込む、喉が詰まったりする。あるいは、休みの日でもリラックできない、興味があったことが楽しめない、などなど。こうした多種多様な症状が起こるのが適応障害です。この疾患は、生活上で確認できる明確なストレスをきっかけに発症するものと定義づけられています。ですから、ストレスの対象からどのように距離を取るかが非常に重要で、その対象が仕事であるなら、仕事を休むことも選択肢になってくるのです。我々はよく「器」に例えます。器にヒビが入ってしまったり、もしくは器に入ってくる水の量が多すぎると中の水が漏れ出してしまうのがこの疾患の状態で、その状態を明らかにし、改善することが求められます。
2007年からの10年間で、適応障害の患者さんは2.5倍に増えているというデータが厚生労働省から発表されています。当時からしてそうですから、おそらく今はもっと多くの患者さんがいると推測されます。この疾患は早め早めの対処が重要であり、クリニックとしてもそうした方々を早めにすくいあげることを意識しています。なぜなら、ご本人はもちろんですが、人材は社会にとって最も大きな財産だからです。この疾患に悩む方々を早め早めにすくいあげることが、この国にとっても非常に大きなことではないでしょうか。

浅田 愼太郎 診療部長
おおかみこころのクリニック
浅田 愼太郎 診療部長
新宿区/西新宿/新宿駅
●精神科 ●心療内科
  • 脂肪肝

肝機能の改善には“スルフォラファン”が有効

脂肪肝はアルコールを過剰に摂取することによって生じるもの、生活習慣病などによって生じるものの2つのタイプがあります。脂肪肝になると肝臓の柔軟性が失われて肝硬変になり、肝がんを発症するリスクが高まります。また脂肪肝の人は血液中の脂肪量が増加して内臓脂肪や皮下脂肪が増える“メタボ”の状態であることが多く、動脈硬化によって心筋梗塞や脳梗塞を発症する恐れがあるため注意が必要です。

脂肪肝の治療は食事療法や運動療法からスタートすることが一般的です。果物の取りすぎに注意したり、間食を控えたりするほか、当院では体成分組成計を用いて体幹部の筋力を評価し、運動指導を行うことで基礎代謝の亢進から脂肪肝を改善させる取り組みを行っています。アフターコロナ時代に寝たきりにならない意味でも非常に重要です。また脂肪肝の改善には、スルフォラファンを多く含むブロッコリースプラウトの摂取も有効です。私の臨床データで裏付けされており、テレビCMにも出演し提唱しております。アルコールを控えて運動習慣を身につけていただくのはもちろん、ブロッコリースプラウトやサプリメントの摂取を心がけていただくとよいでしょう。

菊池 真大 院長
用賀きくち内科 肝臓・内視鏡クリニック
菊池 真大 院長
世田谷区/用賀/用賀駅
●内科 ●消化器内科 ●肝臓内科 ●内視鏡内科 ●健診・検診
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