神奈川ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

534件中241~255件を表示

  • 胃がん

なぜ『胃がん』は早期発見が重要なのか?

胃がんの原因の99%は、ピロリ菌の発生が関与しています。ピロリ菌は3歳くらいの子ども時代に感染しています。昔は井戸水からきているといわれていましたが、現在は親からの経口で感染しているのではないかといわれているんです。

尿素を分解する酵素をつくり、アンモニアが胃酸を中和して、ピロリ菌は自分が住みやすい環境をつくります。ピロリ菌と胃壁の炎症がずっと戦っているうちに、粘膜が徐々に萎縮して炎症を起こし、胃潰瘍や胃がんの発生になります。

2013年に厚生省は、「慢性胃炎があってピロリ菌があれば、保険診療で除菌治療をしていい」と認めました。検診をするとピロリ菌がいるのがわかります。40代50代になると慢性胃炎があり、ピロリ菌がいるマークがいくつかあるんです。一度の除菌治療では、一回あたり抗生剤2種類と胃薬、朝夕1週間飲んで、93%以上成功するんですよ。しかしこれらの病状を自覚するのは不可能なので、定期的に胃カメラで検診することが大切になります。

保険診療で除菌するには、『胃カメラを行った上で慢性胃炎という診断』が必要です。もし、ピロリ菌がいないことがわかっているのであれば、毎年検診する必要はありません。一回も検診を受けたことがない場合は、ピロリ菌がいるかいないかで大違いなので、検診を受けて欲しいですね。

里村  仁志  院長
里村クリニック
里村 仁志 院長
さいたま市南区/大谷口/東浦和駅
●内科 ●外科 ●胃腸内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●小児科 ●訪問診療
  • 鼻中隔彎曲症

慢性的な鼻詰まりの原因に??

鼻の中央にある仕切りを「鼻中隔(びちゅうかく)」と呼びます。これが左右どちらかに弯曲していると、鼻の空間のバランスが崩れ、鼻詰まりを感じやすくなります。鼻中隔が真っすぐな場合は、左右均等に空気が通りますが、弯曲があると呼吸がしにくくなることがあります。

この症状を改善するためには、弯曲した骨を除去する手術を行います。軟骨も一部取り除く場合もありますが、手術方法は患者さんの状態に応じて医師の判断で決定されます。最近では内視鏡を使用した手術が一般的です。

手術は鼻の内側から行うため、外側に傷が残ることはありません。鼻の手術の中では比較的基本的なものに分類されます。長年鼻詰まりに悩んでいる方がCT検査を受けると、手前側や奥側の鼻中隔が曲がっていることが確認されることがあります。

鼻中隔の弯曲は、骨と軟骨の接合部が尖ったり曲がったりすることで発生します。そのため、点鼻薬や飲み薬では根本的な改善が難しいのが特徴です。原因は明確には分かっていませんが、成長の過程で骨が発達する際に生じることがあるとされています。鼻中隔弯曲証があると必ず鼻詰まりを感じるかというとそうでもなく、個人差のある症状ともいえるでしょう。

慢性的な鼻詰まりに悩んでいる方は、一度医師に相談してみることをおすすめします。

宮川 義弘 院長
ひばりヶ丘駅前耳鼻咽喉科
宮川 義弘 院長
西東京市/住吉町/ひばりヶ丘駅
●耳鼻咽喉科 ●小児耳鼻咽喉科 ●アレルギー科
  • 蕁麻疹

体調不良や疲れが原因で現れる⼦供の蕁⿇疹

蕁⿇疹は”湿疹”とよく混乱される⽅が多いように思います。湿疹は⽪膚の炎症です。簡単に⾔えば肌荒れですね。ざらざら、ガサガサしているのが特徴で、肌の表⾯が破れている状態です。症状が出始めてから時間の経過とともに悪化していきますが、塗り薬で対処すれば治ります。
⼀⽅、蕁⿇疹は⽪膚の表⾯に傷などはありません。症状は⽪膚の下に現れ、⾎管から⾎液が漏れ出している状態です。わかりやすいのは⾍刺されのように⽪膚がぷくっと膨らんでいる状態です。漏れ出した⾎液が⾎管に戻ると膨らんでいた⽪膚は元に戻ります。1度症状が出ると、良くなったり悪化したりを1週間ほど繰り返すのも特徴です。これが蕁⿇疹です。
蕁⿇疹の約8割は原因がないと⾔われています。アレルギーなど何かしら原因があるものが2割ほど、ごく稀に冷えが原因の蕁⿇疹もあります。ただ、蕁⿇疹が現れる理由はほとんどが体質的なものだと⾔われています。原因が気になるかもしれませんが、検査などをしてもわからないことがほとんどです。
⼦供に蕁⿇疹が⾒られるタイミングは、⾵邪などで体調が悪い時、疲れた時などが多いです。
外的原因があるわけではないので、治療は薬を飲んで症状を抑えて治していくのが⼀般的です。ほとんどの⽅が急性の特発性蕁⿇疹で症状は1週間程度、稀に⻑期間症状が続く⽅もいますが、こういった場合は花粉症の患者さんが飲む・抗ヒスタミン薬を飲み続けてもらい、⾃然に症状が出なくなるのを待ちます。
蕁⿇疹が出た時は、症状が出る直前に⾷物アレルギーが出るような⾷べ物を⼝にしたかどうかをまず確認してください。思い当たる場合はアレルギー検査をしたほうが良いです。それもなく、何かわからないけど蕁⿇疹が出たというときは様⼦を⾒ていいと思います。

樺島 重憲 院長
えがおの森こどもアレルギークリニック
樺島 重憲 院長
川崎市高津区/溝口/高津駅
●小児科 ●アレルギー科
  • アトピー性皮膚炎

一見治っているように見えても、再発をしやすい病気。日常的に身体的・精神的に正しいケアが大事。

アトピー性皮膚炎とは、皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激やアレルゲンに過敏に反応し、痒み・赤み・腫れ・乾燥・湿疹を起こしやすくなることです。この病気は、アトピー素因という、遺伝的な要素が関与していると考えられており、赤ちゃんの頃に発症するケースもあれば、成人して発症するケースもあります。また、環境汚染や免疫系の異常も関与している可能性があり、乾燥した季節やアレルゲンに接触した場合など、特定のトリガーが引き金となってしまう場合もあります。治療法としては、いくつか方法がありますが、一般的なのは塗り薬や飲み薬で、保湿剤や抗ヒスタミン薬・ステロイド軟膏などを処方し、その人に合った治療法を模索していきます。予防策としては、子どものうちから正しいスキンケアや、乾燥を防ぐために適切な保湿を心がけることが重要です。また、ストレス管理や健康的な生活習慣を守ることも役立ちます。アトピー性皮膚炎は再発をしやすい病気のため、医師の指導の下で適切に管理し、周囲の人々に対しても理解とサポートを求めることで、上手に付き合っていけるようにしましょう。

渡辺 雪彦 院長
横浜金沢文庫皮膚科クリニック
渡辺 雪彦 院長
横浜市金沢区/泥亀/金沢文庫駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科
  • 白内障

白内障はどんな症状?手術するかどうかの判断基準とは?

「白内障」は年齢の変化によって起こるので、多少遅かれ早かれみなさんに出る病気です。症状は、目のかすみ、眩しさ、視力の低下が起りますが、特に眩しさがあると思います。運転する人限定の話になりますが、すれ違ったときに対向車のライトで目がくらんで、真っ白く飛んでしまうような眩しさがあるときは要注意です。治療法については、初期は目薬をして進行を遅らせ、ある程度進んできて生活に不便がでてきた場合は手術で治します。白内障手術をするかどうかについて、一般的なガイドラインでは「メガネなどを使用した矯正視力で0.5〜0.7で手術をすること」を推奨しています。しかし、当院に限っていうとガイドライン通りではなく、眼の依存度が高い人には基準値を越えていても勧めています。たとえば、スポーツをする人、現役でお仕事をしている人、車を運転する人、写真や絵画などの芸術を嗜む人、手先の細かい趣味や仕事がある人などは、早めに手術した方がより快適な機能を回復できると伝えています。逆にそのような活動もなく、自宅でゆっくり過ごされている場合には、目のかすみが強くても手術をしなくていいケースもあるでしょう。気をつけなければならないことは、目のかすみや眩しさといった症状だけで白内障だと思っていたら、別の病気が潜んでいることも。症状が出てきてから治せばいいと思っていたら、治せない「緑内障」や「糖尿病網膜症」など他の病気と合併していることもあり、症状から白内障だと思い込むのは危険です。何か気になる症状があれば早めに相談してください。

萩原 直也 院長
はぎわら眼科
萩原 直也 院長
熊谷市/玉井/籠原駅
●眼科
  • 胃がん

胃がんリスク検査と内視鏡で予防と早期発見を

胃がんの原因の99%はピロリ菌と言われています。ピロリ菌の感染で炎症を起こすことでがんを発症します。胃がんの症状も様々で、痛みがない人もいれば痛みを伴う人もいて、基本的には早期であれば自覚する症状はありません。その胃がんを早期に発見するためには胃内視鏡検査が有効です。ABC検診といって胃がんリスク検査という方法があり、胃粘膜の萎縮とピロリ菌感染の有無を測定して胃がんのリスクを判定します。これが高リスクであれば胃内視鏡検査を受けることをおすすめします。早期の胃がんの治療は、ESDと呼ばれる内視鏡的粘膜剥離術という日本で開発された画期的な治療方法があります。内視鏡で胃の粘膜を切開し剥がす治療で、1時間程度でできる手術です。これは従来の外科手術に比べると患者さまへの侵襲も少なく、現在広まりつつあります。胃がんはレントゲンだと発見が難しいものなので、予防するためには定期的なABC検診の受診、リスクが高い判定であれば胃内視鏡検査をすることが大切です。

須田 浩晃 院長
菖蒲園すだ内視鏡・内科クリニック
須田 浩晃 院長
葛飾区/堀切/堀切菖蒲園駅
●内視鏡内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●内科
  • 眼精疲労

「20-20-20」ルール

目の芯が疲れた感じがする。眼精疲労の代表的な症状ですが、その要因はいくつかに分かれます。まず1つが、筋肉の使いすぎです。人の目の中の筋肉は、遠くを見る時はリラックスしているのですが、近くを見る時は筋肉を使ってピントを合わせるということをしなくてはなりません。一説には、人の目の筋肉の構造は、太古の昔から変わっていないと言われています。その昔は遠くの獲物を見ることが主で、近くを見るのはご飯を食べたり、子どもの世話をする時くらいだったでしょう。それなら何も問題はなかったのでしょうが、現在は仕事も連絡も何もかもコンピューターを見て行うようになっていますし、空き時間もスマホを見たりと、目の筋肉が極度に使われている状態です。筋肉は使えば使うほど疲労物質が溜まっていきますから、足がつってしまうように、目も疲れてしまうわけです。
眼精疲労の要因のもう1つが、まばたきです。遠くを見る時、人間は1分間に14、5回まばたきをすると言われています。それが見ることに集中してしまうと、例えば読書だと4、5回になり、携帯ゲームをしている子どもは3分間に1回もまばたきをしなかったという報告もあります。まばたきが減れば、水分が蒸発しやすくなり、乾燥してしまいますから、これも疲れ目の原因となります。あとは、「光」ですね。テレビでもスマホでも画面が光って見えるわけですが、その光の刺激が負荷となっているとも言われています。

眼精疲労の症状に対し、筋肉の緊張を抑える目薬などが用いられることになりますが、そもそもをいえば、自分の行動に対しての結果なわけですので、逆に言えばコントロールが可能ということになります。「20-20-20ルール」というアメリカで提唱された概念があります。20分間に20秒だけ、20フィート先(6メートル)を見ることで目を休ませることを目的としたものです。遠くを見ることによって、筋肉の弛緩を促すわけですね。もちろん、遠くを見ようにも状況的に見れない場合はあります。その場合は、20秒間、目を閉じて目を休ませることでも一定の効果が期待できます。

猪俣 公一 院長
中野眼科
猪俣 公一 院長
中野区/中野/中野駅
●眼科 ●小児眼科
  • 急性ストレス障害(ASD)

防御反応は人によって異なる。選択肢が多い漢方薬が奏功

●防御反応は人によって異なる。選択肢が多い漢方薬が奏功
急性ストレス障害は基本的に、良いストレスと悪いストレスがあります。ご自身で乗り越えられプラスの経験となるものは良いストレスですが、どうにもならない、逃げられないものは悪いストレスになりがちで、それに対する防御反応は人によって異なります。あるものに執着し頭から離れないとなると、そのストレスに押しつぶされそうになる人もいます。ストレスに対して使う薬は西洋医学だと鎮静剤や安定剤など、少々頭がボーッとしてしまう薬が多いのですが、漢方薬は選択肢がいくつかあります。執着が強くなる方は喉の不調が出やすい傾向にあり、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、ストレスに追い詰められやすく焦燥感が募り物音にも過敏になる方は柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)が奏功します。言葉にならないほどの強い怒りを溜め込みやすい方は抑肝散(よくかんさん)という漢方薬をお勧めします。これは夜泣きのお子さんにも処方されることがあり、お子さんは親御さんの精神状態(ストレス)も大きく影響してしまうので、母子同服といって親御さんと一緒に服用する方法が昔から伝わっています。

本多 忠暁  院長
ほんだ内科醫院 船橋三山
本多 忠暁 院長
船橋市/三山/実籾駅
●内科 ●循環器内科 ●漢方内科 ●皮膚科
  • RSウイルス感染症

大切な赤ちゃんを守るため、妊娠中にワクチン接種を

RSウイルス感染症とは、RSウイルスに感染することで呼吸器のさまざまな症状が現れる病気です。大人が罹患すると鼻かぜ程度で済む場合が多いのに対し、1歳未満の赤ちゃんが感染すると、肺の近くにある細気管支に炎症を引き起こし(細気管支炎)、人工呼吸器が必要になるほど重症化することもあるため注意が必要です。

RSウイルス感染症は、気管支喘息などの持病があると重症化しやすいと言われますが、発熱がない場合でも大量の鼻水や痰が生じ、咳込んでいるうちに吐いてしまうケースもあります。これらの症状は発症後3~5日がピークだとされ、1週間程度で治まっていくことが一般的です。RSウイルスに作用する治療薬は現時点では存在しないため、治療法は症状をやわらげることを目的とした対症療法のみとなります。

最近は、赤ちゃんをRSウイルスから守るための妊婦さん向けのワクチンが開発されています。妊娠中にRSウイルスワクチンを接種することで、生後6か月頃まで効果が持続するとされていますから、ぜひワクチン接種を検討していただければと思います。

髙橋 英里佳 院長
あかちゃんからのこどもクリニック 宮前平
髙橋 英里佳 院長
川崎市宮前区/馬絹/宮前平駅
●小児科 ●新生児内科
1 PAGE 17/36 36