神奈川ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

534件中256~270件を表示

  • 月経困難症

月経困難症の原因を知り、痛みの緩和と貧血予防の治療を

月経困難症には、機能性と器質性の2つのタイプがあります。機能性は、原因疾患がありません。剥がれ落ちた子宮内膜を血液と一緒に体外に出す時に、プロスタグランジンという陣痛のような痛みを引き起こす物質が過剰に分泌されます。それにより、子宮が収縮し過ぎてしまい、日常生活に影響が出る痛みが起こります。一方で、器質性は、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症といった原因疾患があります。それらの疾患により、激しい月経痛や経血量の増加がみられ、毎月繰り返されるため貧血を引き起こしている状態になるのです。
このように、痛みや出血に異常をきたす月経困難症ですが、超音波検査によって発見することが可能です。主な治療は、経口ホルモン剤である低用量ピルと漢方薬の内服といった対症療法になります。
月経は毎月来るものであり、痛みや貧血による体調不良は我慢せずに治療を受けると良いでしょう。まずは、検査を行なって月経困難症の原因を把握しておくことが大切です。痛みを緩和させていつもの生活や仕事に支障がないように、早めに医療機関に受診しましょう。

酒井 淳  院長
元町レディースクリニック
酒井 淳 院長
横浜市中区/山下町/元町・中華街駅
●産科 ●婦人科 ●産婦人科
  • 大腸がん[直腸がん・結腸がん]

大腸がんの検査は「拡大内視鏡」があるクリニックで

食生活の欧米化によって「大腸がん」が増えてきています。しかし、ガンというのは遺伝子レベルの変異ですので、全てがすべて何かを食べるとガンに変異が起こるというのは証明されていないのではないかと思っています。大腸がんは早期発見が大切になるのですが、健康診断では便潜血検査を必ずやってください。そうすることで、便内の出血量から大腸がんの発症リスクを判定することができます。もしポリープがあれば早期がんになる確立も高いので、必ず大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受けてください。大腸がんは「拡大内視鏡」を使用すると、表面構造から良性か悪性か、内視鏡切除ができるのか腹腔鏡手術をするのかを判断できます。もし腹腔鏡手術をするならば腸を切除しなければならず、ガンだけでなくその周辺にあるリンパ節を切除するといったリンパ節郭清をしなければならないので、手術は大がかりになってきます。胃がんよりも特に大腸がんでは拡大内視鏡の使用が有用です。昔から何か腫瘍があるとその腫瘍がどこまで深くいっているのか、「深達度」(根の深さ)というものを病理検査で調べていました。肉眼形態と拡大内視鏡をみると深達度を診断できますので、大腸のポリープや腫瘍が見つかったときには、やはり拡大内視鏡が有用です。クリニックによっては拡大内視鏡がないこともあり、再検査のために大学病院や総合病院などへ行かなければならないといった二度手間になる恐れがあります。クリニック探しをする際には「拡大内視鏡」があるかどうかは重要ですので、確認することをおすすめします。

千原 直人 院長
ちはらメディカルクリニック目黒
千原 直人 院長
目黒区/中町/祐天寺駅
●内視鏡内科 ●消化器外科
  • 適応障害

少しでもおかしいと思ったら気軽に受診を

適応障害とは、明確なストレス因が存在し、ストレス因から3か月以内にそのストレスから予測される範囲を超える苦痛が出現すること、というアメリカ精神医学会の診断がわかりやすいかと思います。実際の臨床の現場では、部署異動に伴い仕事内容が変わったり、支店や店舗の異動で「お作法」が違ったり、上司の異動でやり方が変わったなどの様々な外的な要因や、患者様の背景として自閉スペクトラム症や社交不安症があったり(以前、分析すると過敏性腸症候群が一番の根本的な背景であったケースもありました)、過剰適応となりやすいパーソナリティが原因であったりと内的な要因も様々で、多種多様な病状だと思っています。
また、なかなか受診まで至らないこと多く、すでに中等度以上のうつ病と診断せざるを得ない程病状が進んでいることあり、もっと早く受診すれば環境調整などの「軽い」診断書で改善に向かっていたと思われるのに、病状から休職などの「重い」診断書を書かざるを得ないケースも数多く経験しています。
「おかしいな」と自分で心配するレベルはもちろん、ご家族やご友人から心配”される”ようなレベルでも気軽に早めの受診をお勧めします。

仲神 龍一 院長
曳舟こころのクリニック
仲神 龍一 院長
墨田区/東向島/京成曳舟駅
●精神科 ●心療内科
  • 眼瞼下垂症

将来的なリスクを回避するために目をこすり過ぎない対策を

眼瞼下垂は主に加齢によってまぶたを引き上げる筋肉が弱まったり、筋肉がまぶたの淵から剥がれてしまったりしている状態をいいます。高齢の方に多くみられる特徴があるものの、アトピーや花粉症などがあって目を強くこすったり、アイメイクやまつげエクステなどをしていたり、厚みのあるコンタクトレンズを装用している場合などもまぶたの負担が大きくなり、若いから発症しないとは限りません。

眼瞼下垂ではまぶたの筋肉のはたらきが低下することにより、目が開けにくくなったり、視野が狭くなったり、無理に目を開けようとして額のシワが増えたりします。また、上のほうを見るとき顎を突き出すように無理な体勢を取ることで、頭痛や肩こりを生じることもあります。

眼瞼下垂を治療する方法は現在のところ手術しかありませんが、術後はQOL(生活の質)が大幅に改善されることが報告されています。一方で、眼瞼下垂の原因は加齢によるものが大半を占め、明確な予防法はありません。ただし、若い世代の方については花粉症などアレルギーの治療を行うこと、アイメイクを落とすときは優しく洗い流すなどの工夫をすることで一定の予防効果が得られるでしょう。目の周りの皮膚は特に薄いとされますから、こすり過ぎないことが大事です。

佐藤 英明 院長
CLINICA BellaForma(クリニカベラフォーマ)
佐藤 英明 院長
港区/赤坂/溜池山王駅
●形成外科 ●美容外科 ●美容皮膚科 ●皮膚科
  • 小児の便秘

便秘の治療は生後1か月からOK。「たかが便秘」と思わず早めの受診を心がけてほしい

子どもの便秘のほとんどは、食生活・排便習慣・体質などが原因になって起こる「機能性便秘」といわれるものです。便秘は「3日に1回排便がないこと」と定義されていますが、このほかにも「排便のたびに顔が真っ赤になるほどいきむ」「排便の際に肛門が切れる・痛む」という場合は治療の対象となります。
便秘の治療で使用されるお薬は大きく2つ、(1)便をやわらかくする薬と(2)腸の働きを促す薬があり、基本的には(1)のお薬を使いつつ、水分を多めにとることなどを指導するのが一般的です。子どもが便秘になりやすい時期としては、母乳からミルクへ切り替えたり、離乳食を始めたりするタイミングが挙げられます。水分を多めにとることは一つの予防策ですが、お子さんの体質などもありますので、気になることがあれば医師に相談していただくとよいでしょう。なお、数日分の便をまとめて出すと肛門に負担がかかり、切れたり痛みを伴ったりします。痛い思いをしたくない子どもが排便を嫌がるようになると、便秘が悪化して重度の腹痛を引き起こし、救急車で運ばれるような事態になりかねません。便秘の治療は生後1か月頃から行えますので、「たかが便秘」と思わずに医療機関の受診をおすすめします。

高橋 知男 院長
奥戸こどもクリニック
高橋 知男 院長
葛飾区/奥戸/新小岩駅
●小児科 ●アレルギー科 ●小児皮膚科
1 PAGE 18/36 36