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渡邊 清治 院長

KIYOHARU WATANABE

元気で長生きしていただくために。街のかかりつけ医としてお手伝いを

北里大学医学部卒業。同大学医学部に勤務 (病理学)。 平塚共済病院消化器科医長を経て 2000年に『渡邊内科クリニック』を開業 (JR東海道本線「小田原駅」より徒歩5分)

渡邊 清治 院長

渡邊 清治 院長

医療法人社団 渡邊内科クリニック

小田原市/栄町/小田原駅

  • ●内科
  • ●消化器内科
  • ●放射線科

幼い頃からお世話になっていた町医者を目指して

渡邊 清治 院長

実家は小田原の老舗の洋服屋でした。接客のベースのようなものは、たくさんの人が出入りする中で自然と身についていったのでしょう。自分自身のことで言えば、身体はあまり強くない子でした。頻繁に扁桃腺で熱を出していましたし、胃腸も丈夫ではなく、救急にもよく掛かっていたそうです。近くの小児科さんには、年がら年中通院していた記憶があります。私は3人兄妹の長男で唯一の男の子でしたから、いわゆる跡取り息子だったわけです。漠然と「跡を継がなければいけない」と思っていたのですが、子供の頃から医療に馴染みがあったからでしょうか、高校を卒業する段階で医療系に進みたいと決心しました。医療系の中でも「まちのお医者さんになりたい」と両親に話を通し、幼い頃からお世話になっていた町医者を目指すようになったのです。
大学卒業後は、病理学の研究室に入りました。これはたまたまですけども、担当教授が日本の肝臓病学の権威で、その先生の勧めもあり、消化器を専門にすることになります。そちらの教室は専門があっても、頭の先からつま先まで、すべてを診ることが推奨されていました。体調の悪い人たちをなんでも診てあげられるお医者さんになるのが自分の目標でしたから、その点でも持ってこいの環境でしたね。

お腹のことはもちろん、お身体のことで困ったことがあればいつでも相談を

渡邊 清治 院長

私が開業した当初は、C型肝炎などの治療はまだ大変な時代でした。その時代に外来でインターフェロンの注射をしていたのですが、当時は本当に珍しかったと思います。その時に快癒された方が、今も何かお身体に不安なことがあると相談に見えています。それから、胃カメラについては、毎朝、2、3例実施しています。「鼻からの胃カメラ」をこの地域で始めた先駆でした。
その意味では、「お腹のお医者さん」と認識されている方も少なくないと思われます。
もちろん、風邪や頭痛など何でも拝見しています。新型コロナウイルスの患者さんもずいぶん診させていただきました。私は今、地域の医師会の会長を務めさせていただいていますが、会長になってほどなくして新型コロナが流行し始めたのです。立場上、対応が求められたこともありますし、何より、地域の医療に携わるものとして、できる限りのことをしてきました。

患者さんのすべてを見守っていくのが町医者の役割

渡邊 清治 院長

町医者は病気を診るだけに終わらず、その人のすべてを診ることが役割です。ですから、しっかりとお話を聞き、自分で出来ることは自分で、そして分を超えていると判断したら、すみやかに専門の先生につなぐ役割を担っています。それもただ、「どこそこの科を受けてください」では足りません。この状態であれば、誰々先生が良いから、その先生に紹介しますと、具体的に道をつけてあげなければなりません。
開業した当初は“門外漢”でしたし、地元の先生の顔もわからないところからのスタートでした。医師会に入ったことで様々な先生とのつながりができましたし、それが今となって生きています。

いかにして、健康で長生きできるか、ということが重要なテーマ

ここ数年、意欲的に取り組んでいるのがアンチエイジング医学です。健康寿命をいかに延ばすか、ということがこれからは大切になってきます。アンチエイジングと言いますと、見た目を若返らせる、とイメージされる方も多いでしょう。しかし、真のアンチエイジングとは、包括的にその人を見ることなのです。単に血圧が高いといっても、そこには様々なファクターが絡んでいます。認知症もそうです。「アミロイド ベータ(アミロイドβ)」という物質が溜まることによってアルツハイマー型認知症になるということが知られてきていますが、それだけではなく、これまでの生活の中で蓄積されたいくつもの因子が認知機能を落としていくこともわかってきています。そうしたことも含め、総合的な健康管理を求めていくのがアンチエイジング医学なのです。
現実問題として、介護の充実は今後も課題となっていくでしょう。しかし、終着点だけを考えるのではなく、健康な高齢者を増やす方法を考えるべきでしょう。現在、学会や講習会で様々な勉強を積んでいます。そこで得たものを患者さんにフィードバックしていき、元気で長生きできるようサポートしていくのが、私のライフワークとなっていくと考えています。

これから受診される患者さんへ

体調が悪くなって初めて病院に掛かる、という方が大半ではないでしょうか。しかし、悪くなってから介入するのでは、健康な状態に戻すことは難しいものになります。ですから、健康診断しかりですけども、自分で健康を正しく気にすることが大事になってきます。高血圧の薬を出されると、「一生飲まなきゃいけないんですか?」と考えてしまう方がおられます。その一方で、薬を飲まないと何が起こるか、ということについては、考えが及ばない方もいらっしゃるようです。デメリットと推測したことのみをクローズアップして、自己判断してしまうことはご本人の利益とはなりません。ですから、そんなときこそ、専門家である医者を頼って欲しいのです。かかりつけ医とは、相談していいか迷うようなことを気軽に相談できるお医者さんです。お医者さんとうまくつきあうことが、健康への第一歩なのです。

※上記記事は2023年12月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

渡邊 清治 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味・特技:ゴルフ(上手ではない)、映画監償
  • 好きな映画:ニューシネマパラダイス
  • 好きな音楽・アーティスト:ホロビッツ(ピアノ)、カールベーム(指揮)
  • 好きな場所・観光地:伊勢神宮

グラフで見る『渡邊 清治 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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