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手塚 佳明 院長

YOSHIAKI TEZUKA

「ひと安心」してもらえるように。患者さんの人生とともに歩みつづけたい

山梨大学医学部卒業。
東京都立墨東病院にて精神科研修を開始。
松沢病院、小児総合医療センター、東京都精神保健福祉センターにて精神科医療に従事。
ハートフル川崎病院の勤務医を経て、大森こころクリニック副院長に就任。
令和5年10月『手塚こころみクリニック武蔵小杉』開院。

手塚 佳明 院長

手塚 佳明 院長

手塚こころみクリニック武蔵小杉

川崎市中原区/小杉町/武蔵小杉駅

  • ●心療内科
  • ●精神科
  • ●訪問診療

医師になったきっかけ

手塚 佳明 院長

医師を目指すきっかけになったのは、小学生の頃に出会った『法医学教室の午後』という本がきっかけです。『法医学教室の午後』には「人の死は終わりだけれど終わりじゃない」というような一節があるのですが、子供ながらとても印象的で今でも覚えてます。この言葉が正しいかはわかりませんが、死者からのメッセージを生きるものに繋いでいく法医学者は私にとって「かっこいい憧れの職業」となりました。
そんな私が臨床の道に進もうと決心したのは、2年間の初期研修も終わりに近づくころでした。
墨東病院の精神科をローテーションしていた際に指導医から「精神科医の患者さんが良くなるかどうかは患者さんの人生にいかに寄り添い、患者さんの一生を背負う覚悟が持てるかどうかにかかっている」と言われたんです。その言葉から法医学と同じように病気ではなく人生を診るという精神科医療のやりがいや大変さを知り、もっと深く学び、追求したいと思いました。
精神科医療に関わるようになり、幸いなことに一般診療だけでなく精神科救急や小児精神科、離島診療、精神保健福祉業務など、都の職員として様々な経験をする機会がありました。精神科の様々な疾患にも重症度にも直接関わり、学ぶことが多かったですね。
特に三次救急の場面では、ここまで悪化するまでにできることはなかったのか、とか、再発を防ぐためにはどうしたらいいんだろうか、など、医師として自分ができることについて考える場面がたくさんありました。
開業に至ったのも、早い段階で患者さんに関わることができるのがクリニック診療だと考えそこにやりがいを感じたからなんです。

医療グループとしての強みを活かす。患者さんを多方面からサポートする仕組み

手塚 佳明 院長

当院は心と身体の治療をトータルで支援します。
グループ院で連携していますので、主治医を変えること無く患者さんの状態に合わせた治療をより良い形で提供することが可能です。こころみグループとしての開業を決めたのは、患者さんにとって受診しやすい仕組みと安心してもらえる体制が提供できるという点に共感したからです。
例えば、患者さんの情報を共有して受診や治療をスムーズに行うだけでなく、治療内容に沿ったカウンセリングができたり、カウンセリングを診療の参考にしたりと、一人の患者さんに多方面のアプローチでサポートできるんです。復職支援としてリワークを利用することもできます。内科的な診療が必要な場合にも、服薬情報などを共有しているクリニックがあるので安心して受診していただけると思います。
他にも、TMS治療を行えるのも特徴です。近年では「rTMS療法(反復経頭蓋磁気刺激)」が保険適応となりました。特定の神経細胞の刺激による「うつ症状」の治療です。
しかし、まだまだ国内では治療方法としては歴史が浅く、新しい治療法のため保険適応の条件が厳しいのが現状です。実際はクリニックにおける自費診療が多いですが、治療の選択肢を増やすという意味で患者さんのメリットは大きいと思いますね。

基本的な治療を満遍なく「人生を診る」診療を提供する

手塚 佳明 院長

外来治療の基本は薬物療法にあると思いますが、精神科医療では「薬に頼らない治療」が広がりつつあります。
TMS治療だけではなく、再発予防を見据えた「認知行動療法」など心理療法も有効ですし、服薬に不安がある患者さんや、薬以外での治療が望ましい方にとって、治療の選択肢は増えています。多様な治療法を提供しているからこそ、これまで薬物治療が不安で精神科受診をためらっていた方に違った治療方法を提案できるかも知れません。

大切なのは、一つ一つの治療方法ではなく患者さんの人生がどうしたらより良い方向に動いていくのか、という大きな視点です。「人生を診る」つもりで患者さんに伴走できるのが精神科医師としての役割だと思いますし、そのためには基本的な治療を満遍なく行えるクリニックでありたいですね。

「安心できて話しやすい」患者さんがホッとできる場所に

当院ではクリニック全体の雰囲気も大切だと思っています。
特に、精神科では「安心して来院できる」ことが治療の大事な一歩ですから、患者さんが気負うことなく安心して来てもらえる環境には配慮しています。
近年、精神科受診の抵抗感は少しずつ薄れてきているとは思いますが、まだまだ他科と比較するとハードルが高いのも事実だと思います。受診の目安も分かりづらいですし「こんなことで病院に行っていいのか?」という壁もあるでしょう。しかし、当院ではそんな方にこそ、ここに来てひと安心していただきたいと考えています。
患者さんの「今」だけでなく「未来」も見据えて伴走するような医療を提供していきたい、というのが当院の思いなんです。ここに来て安心してお帰りいただけたら嬉しいですね。

これから受診される患者様へ

「手塚こころみクリニック武蔵小杉」はJR南武線「武蔵小杉」駅から徒歩約4分。ビルの5階で診療しています。
ビル内にあるため、受診時のプライバシーにも配慮した落ち着いた雰囲気のクリニックです。

精神科の受診には抵抗がある、でも、不安な症状がある。
こんな方にこそ、早めに相談してほしいと思っています。
個人病院だからこその気軽さとグループ院の良さを活かして、軽症の方から難しい症状の方まで幅広く対応が可能です。まずは些細なことからお気軽にお話ください。

どんなご相談でも必ずお聞きしますので、小さなことでも気軽に扉を叩いていただきたいですね。

※上記記事は2023年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

手塚 佳明 院長 MEMO

  • 趣味&特技:ゴルフ・サッカー・料理
  • 好きな本・作家:クラウス・コンラート
  • 好きな音楽・アーティスト:サム・スミス
  • 好きな場所・観光地:和歌山、調布
  • 好きな言葉 座右の銘:雨垂れ石を穿つ
  • 好きな映画:フォレスト・ガンプ

CLINIC INFORMATION