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酒井 淳 院長

SAKAI ATSUSHI

月経トラブルを緩和し、心身ともに快適に過ごすお手伝いを。幅広い年齢層の女性のQOL向上を目指して。

慶應義塾大学医学部を卒業し、産婦人科医として研鑽を積む。その後、アメリカに留学し、生殖内分泌や胎盤に関する研究を行う。帰国後、女性のQOL向上をサポートしたいという想いから開業し、現在に至る。

酒井 淳  院長

酒井 淳 院長

元町レディースクリニック

横浜市中区/山下町/元町・中華街駅

  • ●産科
  • ●婦人科
  • ●産婦人科

小児科医の父を尊敬し、内科・外科の両側面から診療できる産婦人科医になる

酒井 淳  院長

私の父は小児科医であり、小さい頃から父の働く姿を見て育ちました。病院の官舎に住んでいましたので、周りも医師ばかりの環境です。自然に自分も将来は医者になり、人の役に立つ仕事をしたいと思うようになっていました。病院から呼び出されたり、電話で指示を出したりしている姿を見て、医師の仕事は大変だと思っていましたが、魅力的にも見えていました。そして、私は父とは違い、産婦人科医になりました。これは、他の診療科と比べて、産婦人科は内科的、外科的のどちらからもアプローチできること、生命の誕生に一番近く携われることにやりがいを感じたからです。
大学卒業後は、臨床と研究を続けていましたが、巡り合わせがありアメリカに2年半留学して生殖内分泌や胎盤の研究をしました。日本に戻り、40歳後半になった頃に自分のやりたい医療を提供し、自分を信頼して患者さんに通ってもらいたいという想いから、開業を決めました。
治験にも興味があったのでさまざまなリサーチをしていた時に、たまたま医療モールを運営している会社に出会いました。そこでご縁があり、こちらのエリアで開業することにしたという経緯があります。

月経トラブルに悩む女性のQOL向上を目指して。心身ともに快適に過ごせるお手伝い

酒井 淳  院長

当院の理念として、「女性のQOL向上をサポートする」ことを掲げています。この理念は、女性の中には生理前と生理中、月の半分を体調の悪い状態で過ごしている女性が多いこと、日常生活や仕事に影響をきたし、将来的なキャリアを諦めてしまう女性がいると見たり聞いたりしたことが背景にあります。そのような女性は、月経困難症で月経痛がひどかったり、経血量が多くて貧血になったりといった状態です。また、月経前症候群で体調を崩してしまい、イライラや気分の落ち込みなど精神的に不安定になることも多いのです。症状の重さは個々によって異なりますが、少しでも生理前や生理中につらさを感じたことのある女性は、多いのではないでしょうか。つらい症状を抱えている女性に対して、当院ではホルモン剤や漢方薬を使用して、上手に症状をコントロールしていきます。苦痛や悩みを緩和し、学業や仕事、日常生活をスムーズで快適に過ごせることを目指して、体調面と精神面の両方をサポートしたいと考え、日々診療にあたっています。
さらに女性のQOL向上を支えるという観点から、ピル外来にも対応しています。月経に関するトラブルを抱えている女性には、ピルの服用をおすすめしたいのですが、副作用が心配で飲みたくないという人が多くいます。そこで、飲み始めに起こる副作用や慣れてくると症状が治ること、快適に生活できるといった大きなメリットを分かりやすく説明します。その上で、漢方薬や他の選択肢から、どの方法がご自分に合っているのか選んでいきます。

子宮がんを予防するためのワクチンや検診。必要性を理解し、できるかぎり受診を

酒井 淳  院長

日本は、世界的にみてもピルの普及率は低い国であり、日本人女性の10%未満の普及率と言われています。しかし欧米は50%の普及率の国もあり、今後は啓蒙活動をしていく必要があると考えています。ピルの普及だけではなく、子宮頸がんワクチンも同様でしょう。日本は他国と比べて、このような観点では後進国です。ワクチンによる副作用ばかりに目が行きがちですが、予防効果が認知されていないことは問題かもしれません。そこで、当院に来院される中高生の娘さんを持つお母さんに対しては、子宮頸がんワクチンの話を持ちかけることがあります。
さらに、子宮頸がんの予防においては、年1回でがん検診をおすすめしています。このような検診は、痛みや羞恥心を伴うことから受けたくないと思う女性も多いでしょう。しかし、子宮頸がんの検診は痛みがほとんどありません。数秒で終わる検査であり、できるかぎり年1回は受けて欲しいと思います。また、エコー検査で子宮と卵巣のチェックを行うことで、より安心して日常生活を送れることでしょう。例えば、生理痛がひどい方は、子宮筋腫や子宮内膜症の可能性もありますので、検査の必要性をしっかりと説明しています。また、子宮体がん検診では、痛みや出血を伴う検査になります。しかし、なるべく痛みのない機器を使いますので、40代以降の方はできるだけ受けていただきたいと思っています。

患者さんの心身に寄り添った医療を提供するための院内設備とコミュニケーション

当院の設備には、妊婦健診で赤ちゃんを見るために使用する4Dエコーがあります。これは、立体的にお腹の赤ちゃんが見られるので、妊婦さんが定期検診に来られた時の楽しみにも繋がっているようです。赤ちゃんを身近に感じられることは、妊婦さんにとっても嬉しいと好評です。
このように、できるかぎり患者さんに寄り添った医療を提供するために、コミュニケーションにおいても配慮していることがあります。それは、疾患や治療の説明において、ただ話をするだけではなく、パンフレットを見てイラストや絵、グラフを使います。私たちからの一方的な医療ではなく、患者さんが納得できる治療を前提としているので、理解されるまで時間をかけて説明しますので安心して欲しいです。また、イライラしていたり気分の落ち込みがあったりしている方が多いため、なるべく穏やかに話すことも心がけています。よく話を聞いて、寄り添った姿勢と親身になった言葉を使い、患者さんの精神的な不安を緩和していきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

『元町レディースクリニック』は、「元町中華街駅」から歩いて1分の場所にある、アクセス良好のクリニックです。
当院は女性専用のクリニックですので、内装は柔らかく穏やかな印象になるよう配慮しました。やはり、精神的に不安定になっている人やお腹が痛くてつらい人、出血が多くて貧血になっている人が多く来院されます。少しでもリラックスできるように居心地の良さを考えました。また、いきなり私が問診をするのではなく、まずは助産師さんが10〜20分ほどお話を聞き、私につなげていくといった流れになっています。患者さんが話しやすい雰囲気を作ることも大切にしています。
そして私が一番伝えたいことは、月経に関してつらい思いを抱えているのであれば、我慢しないで欲しいということです。当院は若い方から中高年の方まで幅広い年齢層の悩みを聞いて、できるだけ個々に合わせた有効な方法を使って治療をしています。最終的には、QOLを向上できるようにしっかりとサポートしていきますので、まずは相談から気軽にして欲しいと思っています。

酒井 淳 院長から聞いた
『月経困難症』

月経困難症の原因を知り、痛みの緩和と貧血予防の治療を

月経困難症には、機能性と器質性の2つのタイプがあります。機能性は、原因疾患がありません。剥がれ落ちた子宮内膜を血液と一緒に体外に出す時に、プロスタグランジンという陣痛のような痛みを引き起こす物質が過剰に分泌されます。それにより、子宮が収縮し過ぎてしまい、日常生活に影響が出る痛みが起こります。一方で、器質性は、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症といった原因疾患があります。それらの疾患により、激しい月経痛や経血量の増加がみられ、毎月繰り返されるため貧血を引き起こしている状態になるのです。
このように、痛みや出血に異常をきたす月経困難症ですが、超音波検査によって発見することが可能です。主な治療は、経口ホルモン剤である低用量ピルと漢方薬の内服といった対症療法になります。
月経は毎月来るものであり、痛みや貧血による体調不良は我慢せずに治療を受けると良いでしょう。まずは、検査を行なって月経困難症の原因を把握しておくことが大切です。痛みを緩和させていつもの生活や仕事に支障がないように、早めに医療機関に受診しましょう。

グラフで見る『酒井 淳 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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