神奈川ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

牧野 祥之 院長

YOSHIYUKI MAKINO

地域住民が集う「憩いの木」のような動物病院を目指して。一般診療から外科手術までオールマイティな診療を実践

麻布大学獣医学部卒業。北海道・札幌の動物病院を経て、大手動物病院グループの一員になり、大学病院で専科研修医を勤めながらも、7年にわたり診療を続ける中では分院長や院長の立場を経験。2023年5月に『若葉台アニマルクリニック』を開設し、現在に至る。

牧野 祥之 院長

牧野 祥之 院長

若葉台アニマルクリニック

川崎市麻生区/黒川/若葉台駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ハムスター
  • ●フェレット
  • ●ウサギ
  • ●鳥
  • ●その他

一般診療から専門治療、外科手術まで幅広く経験を積む

牧野 祥之 院長

私が獣医師を目指すようになったのは、我が家で飼っていた猫の存在に加えて、姉の影響によるところが大きかったように思います。小学生の頃、9歳上の姉が獣医学部受験に向けて勉強をしていて、このときに初めて「獣医さん」の仕事を知りました。そして、残念ながら別の道に進んだ姉を見て、「獣医さんになるのは大変なんだな」と思ったことをよく覚えています。一方で飼っていた猫が高齢になり、最期を迎える頃は毎日苦しそうにしている様子を見ていたことで「自分の力で病気の苦しみから救ってあげることができたら」と考えるようになりました。
麻布大学を卒業した後は、大好きなスノーボードを楽しみたい気持ちもあって(笑)北海道の動物病院で診療を始めました。そちらで1年ほど経験を積んだ後、都内で複数の動物病院を展開する動物病院グループの一員となり、大学病院で専科研修医をやりつつも、最終的には院長まで勤めるまでになりました。7年あまり勤務する中では専門的な治療や外科手術なども数多く担当し、犬・猫だけでなくエキゾチックアニマルといわれる動物たちの診療もできるスキルを身につけることができました。

地域住民が自然と集う「憩いの木」のような存在に

牧野 祥之 院長

『若葉台アニマルクリニック』を開設したのは2023年5月です。自分の病院を開くことは学生時代からの目標でしたが、勤務医として診療する中でだんだんと自分が理想とする獣医療が明確になっていきました。そうして物件を探し始めたところでご縁があったのが「若葉台駅」からも近いこちらの場所でした。この辺りは近くに大きな公園もあり、ワンちゃんをお散歩させている飼い主様を多くお見かけします。そうした幸せな毎日がずっと続いていくように、動物たちの健康をしっかり見守っていきたいと思っています。
この病院をつくるにあたって目指したのは、地域の方々が自然と集う「憩いの木」のような存在になることでした。お散歩の途中に気軽に立ち寄ってお話していただけるような場所をつくりたいと思いました。そのため、清潔感がありながらも温かみが感じられる「カフェ」のような空間づくりを心がけ、ここにやって来る動物たちや飼い主様にリラックスしてお過ごしいただけるようにしています。おかげさまで今ではフラッと顔を見せてくださる飼い主様も増え、病院嫌いと言っていたワンちゃんたちも軽やかな足取りで入って来てくれることが多くなりました。

動物たちへのストレスを軽減し、リラックスした雰囲気づくりを心がける

牧野 祥之 院長

動物たちや飼い主様にストレスなくお過ごしいただくため、当院では病院の入り口を犬と猫で分け、診察室や入院室もそれぞれ別々に設けています。またデリケートなネコちゃんのため、猫用診察室にはフェロモンを焚き、ネコちゃんたちの気持ちを落ち着かせて診察できるようにしています。飼い主さんからは「ここに来るとおとなしくしてくれる」と喜んでいただくことも多いのですが、ゆったりとした空間と雰囲気がネコちゃんたちに良い影響を与えているなら嬉しいですね。
診療の中心は犬・猫ではありますが、当院ではウサギ・フェレット・ハムスターをはじめとしたエキゾチックアニマルにも対応しています。私は大学時代、病気の成り立ちなどを解明する「病理学」を専門にしていて、幅広いさまざまな動物たちの体を細胞レベルで研究していました。また以前勤務していた動物病院でもエキゾチックアニマルを診ていたことで、未知なることに遭遇しても、「分からないことは調べる」ことを繰り返しながら知識と経験を高めてきました。デリケートなネコちゃんもエキゾチックアニマルの診療も、安心してお任せいただければと思います。

これまでに培ったスキルをいかしてオールマイティな診療を行う

勤務医時代に身につけたスキルという点では、がんをはじめとした腫瘍に対する専門的な治療が挙げられます。私自身これまでに数多くの手術を担当してきたことで、技術力・経験値ともに自信をもって診療を行うことができています。こんなふうにお話すると外科系が得意な獣医師のように思われるかもしれませんが、手術を行うことが適切かどうか、その子が手術に耐えられるのかなどを判断するにあたっては、内科的な知識が欠かせません。術後管理を含めた内科と外科、両方の経験を積んできたからこそ、当院でもオールマイティな診療をご提供できるのです。難しい症例などは「ほかの医療機関にご紹介する」といった選択肢もありますが、私としては「当院で全て完結できる」という状態を目指して今後もさらなる発展に努めていきます。お散歩の途中にフラッと立ち寄っていただける気軽さはそのままに、今後は人員・設備ともに充実させて地域の獣医療の中核を担っていきたいと考えています。
獣医療は動物が主役ではありますが、治療の方向性などを確認するうえでは飼い主様との十分なコミュニケーションが欠かせません。動物たちを丁寧に診るというのはもちろんですが、飼い主様とたくさんお話をして、飼い主様のお気持ちを尊重しながら、それぞれのご家庭にとってベストな方法を見つけていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

『若葉台アニマルクリニック』は「若葉台駅」から徒歩2分、「黒川駅」や「はるひ野駅」からも歩いてお越しいただけます。駐車場も5台分備えております。
日々の診療の中では、何よりも動物たちにリラックスしてもらうことを第一に考えています。彼らを緊張させない触り方や負担の少ない注射の仕方……そうしたことは教科書に書いてありませんので、自分なりに考えて、工夫をしています。診察室での彼らの行動や目線などを観察しながら性格を把握し、その子その子の個性に合わせて診察を進めるようにすることが大事です。何かお困りのことやご心配なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2023年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

牧野 祥之 院長 MEMO

  • 出身地:福井県
  • 趣味・特技:スノーボードを3歳の頃からやっています。
  • 好きな映画:『インセプション』。レオナルド・ディカプリオが出ている映画は好きな作品が多いです。
  • 好きな音楽やアーティスト:Official髭男dism
  • 好きな場所・観光地:京都、海外だと学生の時に行ったスペインがすごくよかったです。
  • 好きな言葉・座右の銘:「もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。」渋沢栄一
  • 出身大学:麻布大学獣医学科

牧野 祥之 院長から聞いた
『犬の乳腺腫瘍』

乳腺腫瘍を確実に予防するためには最初の発情前の「避妊手術」が有効

犬の乳腺は、左右に帯状に並んでいます。このうちのどこかにしこりができた場合、見て気づくこともあれば、ワクチン接種のときなどに触診で偶然見つかるケースもあります。乳腺腫瘍については「50%-50%(フィフティ・フィフティ)ルール」といって、罹患しら乳腺腫瘍のうち、半数が良性、半数が悪性であると言われております。そして悪性の乳腺腫瘍のうち、さらに半数が肺などへ遠隔転移するような悪性度の高い乳腺腫瘍と言われており、手術が不適応なる場合があります。

上記のとおり、悪性の乳腺腫瘍を発症すると手術や抗がん剤治療、放射線治療などを行う必要があります。一方で、乳腺腫瘍は、「避妊手術」という予防手術により発生リスクを劇的に減らすことができます。ある論文の報告によると、乳腺腫瘍の発生リスクは、初回発情前の避妊手術実施で0.05%、2回目の発情前で8%、2回目の発情以降では26%とされているので、初回発情前に避妊手術を行うことが望まれます。まだ小さな子に手術を受けさせるのは忍びない感じがするかもしれませんが、大切な家族の命を守るためにもぜひご検討いただければと思います。

グラフで見る『牧野 祥之 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION