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  • 起立性調節障害

子どもが学校に行けないときは、何らかの病気が隠れている可能性も

子どもが朝起きられなかったり、「学校に行きたくない」と言ったりすると、親御さんたちはさぞご心配でしょう。「子どもが登校拒否になった」と慌てて、精神科や心療内科の受診を検討なさるかもしれません。しかし子どもたちが学校に行けない背景には内科系の疾患が隠れているケースも否定できません。精神科や心療内科の前に、ぜひ内科クリニックを受診してみてください。

子どもの登校拒否を引き起こす代表的な病気として、起立性調節障害があります。起立性調節障害は朝起きようとすると脳の血流が低下して頭痛や立ちくらみなどが生じるため、たとえ本人に登校する意思があっても起き上がることができません。またこの病気は朝方に症状が強く現れ、午後からは徐々に回復する特徴があるため、「ずる休みをしている」と誤解されてしまうことも子どもたちを追い詰めます。親御さんにはぜひ、こうした病気があることを頭の片隅に置いておいてほしいと思います。

なお、登校拒否の原因が子どもたちのメンタルに起因する場合、精神科での治療はおおむね1~2年に及ぶとお考えください。また親御さんから見て治療がうまくいっていない様子があれば、担当医を変更するなど適切な対応をとることをおすすめします。

若月冬樹 理事長
若葉クリニック
若月冬樹 理事長
船橋市/上山町/船橋法典駅
●訪問診療 ●内科 ●小児科 ●整形外科 ●精神科 ●皮膚科
  • 腰部脊柱管狭窄症

重症化は外科手術の適応。痛みは自己判断せずに受診を

脊柱管とは神経の通り道のことで、中には黄色靭帯があり、加齢と共にその黄色靭帯が分厚くなり腰部の脊柱管の通り道が狭くなってしまう、これが腰部脊柱管狭窄症です。典型的な症状としてはお尻から太ももの裏の痛みや痺れ、あとは歩くと痛みが出て少し休むと回復する間欠性跛行があります。いわゆる神経痛で、足自体が悪いのではなく、神経の通り道が狭いことで足の方に痛みが発生しているという症状です。治療方法は神経の周りの血流をよくする薬の服用、腰の牽引療法、リハビリテーションなどが挙げられます。理学療法士との運動療法で筋肉を鍛えることで、腰の負担が減って症状が改善することもありますし、症状に応じてブロック注射をすることもあります。腰部脊柱管狭窄症が重症化すると、膀胱直腸障害といって尿が出にくくなる、排泄の感覚がわからなくなることもあり、足の麻痺で体の動きが悪くなるというケースもあります。そうなると外科手術の適応となってしまいます。重症化させないためにも、痛みがあれば自己判断せずに受診すること、筋力アップの体操の指導を受け日々実践していくことが大切です。

丸山 博史 院長
丸山整形外科
丸山 博史 院長
練馬区/東大泉/大泉学園駅
●整形外科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
  • 片頭痛

4人にひとりが症状あり。正確な検査と診断が大切

頭痛という症状は多岐に渡り、その種類は300種類以上あります。片頭痛が人口の5~10%、緊張型頭痛が20%くらいと言われていますので、おおよそ4人にひとりは頭痛に悩まれている統計です。大きく分けて一次性頭痛と二次性頭痛があり、二次性頭痛は脳出血やくも膜下出血、髄膜炎など命に関わるものです。そのほか頭痛をきたすものとして慢性副鼻腔炎や蓄膿症、緑内障などがあり、頭痛は脳以外の疾患でも引き起こされます。なので、どのタイプの頭痛であるのかを正確に診断することがまず肝要です。片頭痛や緊張型頭痛は特に動くと痛むので「横になって休まなければ」「予定をキャンセルしなければ」と生活の質が低下してしまいます。頭痛は様々な原因が提唱されており、原因がはっきりと特定できないものもあります。片頭痛であれば、CGRP関連の予防薬を1か月に1回程度注射をするなどの選択肢もありますので、投薬のほかご自身に合った治療法をよく医師と相談することが大切です。頭痛は市販薬で鎮静化できることもありますが、大病につながる恐れもありますので、脳神経外科を受診し正確な検査と診断を受けることをお勧めします。

上野 龍 院長
宮前平脳神経外科クリニック
上野 龍 院長
川崎市宮前区/小台/宮前平駅
●脳神経外科 ●内科 ●外科
  • MASLD/NASH

飲酒習慣がなくても油断は禁物!日頃から健康的な食生活と適度な運動を心がけ、脂肪肝を防ぎましょう。

NASHとは、アルコールを飲まない人が食生活の乱れなどで脂肪肝を放置しておくことで、まるでアルコールを摂取している人と同様に肝硬変や肝臓ガンなどの重篤な疾患にかかってしまう病気です。原因は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病により肝機能が低下することや、インスリン抵抗性が高まることで肝臓に脂肪がつくこと、遺伝的要因などが挙げられます。肝臓は「沈黙の臓器」と言われており、NASHは自覚症状がないまま進行し健康診断などで発覚する…というケースが多く見受けられます。この病気の診療では、まず脂肪肝の程度や肝臓自体の硬さを検査し、他の生活習慣病などを併発していないかを調べ、患者さんのニーズに合わせたアプローチを考えていきます。現時点では特効薬はないので、生活習慣を改善していきながら併発している病気の管理をしたり肝機能を助けるお薬を出したり…という流れになります。食事療法としましては、糖分の過剰摂取や高カロリー食は控え、魚や豆腐などの良質なタンパク質・良質な油を選ぶようにし、果物・野菜・全粒穀物を積極的に摂るようにしてください。適度な有酸素運動は脂肪の生成を防ぐ効果があるので、散歩やエクササイズを積極的に日常に取り入れましょう。また、この疾患の怖いところは、「自分はアルコールを摂らないから大丈夫」と油断している間に多量飲酒をする方やウイルス性肝炎の患者さんと同じように、肝硬変・肝臓ガンなどの重篤な病気に進行する可能性があるという点です。ライフスタイルの変化により、暴飲暴食&運動不足になりがちな時代です。アルコールを摂らなくても誰でも発症する可能性はあるので、日頃から食生活や運動で体を整え、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐことが最も効果的な予防法といえるでしょう。

千葉 哲博 院長  
かさい内科消化器クリニック
千葉 哲博 院長  
江戸川区/中葛西/葛西駅
●内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●胃腸内科
  • 前立腺がん

50歳を過ぎた男性は定期的にPSA検査の受診を

前立腺がんは、日本人男性の部位別罹患数がトップのがんです。数あるがんの中でも「進行するのが非常に遅いがん」として知られ、病気の兆候はPSA(前立腺腫瘍マーカー)の数値で確認することができます。このため50歳以上の男性には、定期的にPSA値をチェックすることが推奨されています。

多くの病気は「早期発見・早期治療」が大事だとされていますが、進行の遅い前立腺がんの場合は「手遅れにならないうちに」発見できれば命に関わることはまずないと言ってよいでしょう。たとえ70~80歳代で前立腺がんが見つかっても天寿を全うできる患者さんがほとんどですから、過度に怖がる必要はありません。ただし、前立腺がんの5年生存率はステージ3が100%であるのに対し、ステージ4では60%と大きく下がります。このため、50歳を過ぎた男性にはPSA値を定期的に確認することが推奨されているのです。

前立腺がんの指標となるPSA値は採血によって調べることが可能です。泌尿器科を受診する必要は特にありませんので、会社の健康診断や人間ドックを受ける際のオプションとして検査を受けることが可能です。そして検査の結果、もしもPSA値に異常がみられた場合には泌尿器科を受診していただくことになります。MRIや生検などさらに詳しい検査によって最終的な診断をつけ、必要に応じて治療を行います。

新井 学 院長
あらい泌尿器科
新井 学 院長
川口市/東川口/東川口駅
●泌尿器科 ●女性泌尿器科
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