神奈川ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

534件中331~345件を表示

  • 腹圧性尿失禁

お薬で改善が見られず、手術に抵抗のある方にとって新しい選択肢があることを知っていただきたい

重い物を持ったり、咳をした時など、お腹に不意に力が加わった時に尿もれの症状が見られるものです。主な原因は、骨盤底筋の筋力低下による緩みと考えられています。そのため、女性の多くは妊娠・出産を契機として症状が現れることが多いのです。
さらに細かく病態を見ていくと、様々なものがありますが、尿道自体が年齢と共に緩んでくることも原因の1つと言えるでしょう。尿道は周りの筋肉で締めているイメージですが、尿道の粘膜が退縮し、薄くなっていくことで失禁が起こりやすくなります。ホースの厚みが薄くなっていくイメージですね。尿道の緩みが原因の場合、お薬での改善は限定的で、保険適応の治療では尿道の周りにメッシュを入れ、尿道を締める手術が行われます。非常に効果的な治療ではあるのですが、異物が入ることへの違和感や手術そのものへの抵抗感がある方にとっては難しい選択となるでしょう。お薬での治療に限界が見られた場合、自費診療となりますが、レーザー治療や磁気治療器による治療が次の段階の選択肢となります。症状が重い方の場合、1日に尿パットを10枚使うですとか、オムツを5、6枚履き替える、という方もおられます。そうした方々にとって、レーザーや磁気治療器による治療は、コスト的に見ても歓迎される選択肢となってきています。

皆川 真吾 院長
皆川クリニック
皆川 真吾 院長
千葉市花見川区/宮野木台/新検見川駅
●泌尿器科 ●皮膚科
  • 過敏性腸症候群

過敏性腸症候群(IBS)とは何か

下痢や便秘などの便通異常や、それに伴う腹痛や腹部不快感は、日常的に経験することが多いと思います。
このうち、腹痛あるいは腹部不快感が最近3か月の中の1か月につき3日以上あり、その症状が、
①排便によって軽快する
②排便頻度の変化で始まる
③便形状の変化ではじまる
の3つのうち2つ以上を満たす場合に過敏性腸症候群(IBS)と診断します。ただし、大腸に腫瘍や炎症などの病気がないことが前提になります。

IBSには、便の形状によって「下痢型IBS」、「便秘型IBS」、「混合型IBS」、3つに分類できない「その他」の4タイプがあります。IBSの原因はわかっていません。しかし、細菌やウイルスによる感染性腸炎にかかった場合、回復後にIBSになりやすいといわれています。特に若い方に関しては、ストレスが大きな要因となるとされています。

治療は、食事療法をはじめとするライフスタイルの改善、お薬による治療法があります。それぞれの症状に合わせた投薬、便の性状を整える高分子重合体の内服、漢方薬などが選択肢としてあり、うつや不安神経症が背景にある場合には、精神科領域の治療が必要になる場合もあります。

IBSは命に関わる病気ではありませんが、腹痛・下痢・便秘・不安感などの症状のために、日常生活に支障をきたすことが少なくありません。腹痛やおなかの不快感、便通異常が続くようなら、積極的に大腸内視鏡検査をうけていただき、大腸に病気がないかどうかを調べることをお勧めします。何もなければ安心できますし、それだけでも不安から解放され、症状が軽減する可能性もあります。

小山 元一
溝の口first内視鏡クリニック
小山 元一
川崎市高津区/溝口/溝の口駅
●内科 ●内視鏡内科 ●消化器内科 ●肝臓内科
  • アレルギー性鼻炎[鼻アレルギー]

アレルギー性鼻炎には3つの柱が大切!スムーズで的確な治療をおこなう。

アレルギー性鼻炎には、検査・指導・舌下免疫療法の3つの柱で治療を行なっていきます。
まず、検査をしてどのアレルギーがあるのかハッキリさせることが大切です。風邪との見分けつかないことも多くあります。しっかりと原因突き止めることで治療にスムーズに入っていけますよ。今は、指先をチクっとするだけで41種類のアレルギーを調べられる検査機器もあります。これによって子供のアレルギー検査もスムーズに行えるようになりました。
なんのアレルギーか分かったら、的確な指導に入ります。原因を特定すれば、どんな症状が、いつ、どれくらいの強さで出るのかを予測し、対策を行えます。例えば、ダニが原因のアレルギーの場合、「ダニが増えるのは6-7-8月で、ピークは9-10月」なのでその時期に重点的に対策をというわけです。
治療法は子供は内服が中心、大人は内服とレーザー治療を並行して鼻詰まりよくしたり反応薄くしたりすることが出来ます。レーザーは、内服しても鼻が詰まることによる頭痛や寝苦しさを解消してくれます。また、5歳以上になるとスギとダニに対する舌下免疫療法も取り入れることが出来るので選択肢の幅は広がってきます。
短期の治療には内服薬や点鼻薬、中期的な治療は2年ほど効果が持続するレーザー治療、長期的なものは4年続けることで体質改善を行なう舌下免疫療法です。アレルギー性鼻炎はこれらの短期・中期・長期の治療の組み合わせることで対応していきます。

竹村 栄毅 院長
レイクタウンたけのこ耳鼻咽喉科
竹村 栄毅 院長
越谷市/レイクタウン/越谷レイクタウン駅
●耳鼻咽喉科 ●アレルギー科 ●気管食道外科
  • 出生前検査

出生前検査は、適切な病院で安全に出産できるようにつなげるためのもの

出生前検査にはいろいろな種類がありますが、当院では特に、NIPT (新型出生前検査)と超音波マーカー検査に力を入れています。NIPTは妊娠10週以降から行われ、お母さんの血液検査を行うことにより、おなかの赤ちゃんがダウン症、18トリソミー、13トリソミーの3つの染色体異常もっている可能性について調べます。また、超音波マーカー検査は、妊娠12週から13週の時期に、お母さんのおなかに超音波をあてて胎児を観察し、NIPT同様にダウン症、18トリソミー、13トリソミーの3つの染色体異常の可能性について調べます。これらの検査で、例えばダウン症の可能性があるという結果になった場合を「陽性」、可能性が低いという結果になった場合を「陰性」と判定します。両検査とも、陰性的中率は99%以上と高い検査であるため、「陰性」の結果が出た場合にはそれで出生前検査は終了になり、次は妊娠20週や30週に行う胎児スクリーニング検査を受けます。一方「陽性」の結果が出た場合、確定診断を得るための羊水検査等を受けることになります。超音波マーカー検査は陽性的中率が低いため、より陽性的中率の高いNIPTを行い、それでも陽性の結果であった場合に、羊水検査を行うという場合もあります。羊水検査は、お母さんのおなかに直接針を刺して、子宮内にある羊水を採取するため、流産や破水などのリスクを多少伴います。もし出生前検査で陽性の結果が出た場合には、当院の連携施設である東京慈恵会医科大学病院などで再度検査の結果や赤ちゃんの病気の可能性についてご説明し、安全に羊水検査が行えるよう連携をとっています。
ダウン症の赤ちゃんや生まれつき何らかの疾患を持っている赤ちゃんでは、生まれた後に然るべき対応ができない場合、病状が深刻化したり、命に関わることもあります。出生前検査には、おなかの赤ちゃんの病気を知ることによって、適切な病院で安全に出産できるように、新生児医療へつなげるという重要な側面があります。もうひとつ、出生前検査でみなさんに知っておいていただきたいことは、NIPTを未認可で行っている施設では、陽性の結果が出たとしても、そのあとのフォローを一切せず、患者様が困って認定施設などを受診されるケースがままあるということです。認定施設とは出生前検査について専門的な研修を受けた医師が在籍する施設で、大学病院などの基幹施設とクリニックなどの連携施設の2種類があります。このような施設では検査前のカウンセリングはもちろんのこと、検査で陽性の結果になった場合でも、その後のフォローや相談等連携しながら一貫して行っております。患者さんを宙ぶらりんの状態にすることはありませんので、出生前診断をお考えの方は、検査をする施設がNIPTの認定施設であることを確かめて行かれた方がよろしいでしょう。日本医学会の出生前検査認症制度等運営委員会で認定施設を確認することができますので、ご参考にしていただけたらと思います。
https://jams-prenatal.jp/

髙橋 由佳 院長
IRISレディースクリニック神泉
髙橋 由佳 院長
目黒区/青葉台/神泉駅
●産科 ●婦人科
  • 肥満症

男性の約3割、女性の約2割が「肥満」に該当

肥満は、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、脂肪が蓄積されることで引き起こされる疾患です。このほか、食欲を抑えるホルモン(レプチン)の作用が低下する場合も原因となります。日本ではBMI25以上が肥満と定義され、男性の約3割、女性の約2割が該当するとされています。肥満は糖尿病、脂質異常症、高血圧症、心筋梗塞、非アルコール性肝炎、さらに一部のがんなど、多くの疾患との関係が深く、健康維持のためには適切な対策が必要です。治療法には食事管理があり、極端な糖質制限は避けつつ、炭水化物・タンパク質・脂質をバランスよく摂取することが重要です。有酸素運動の実践はもちろん、筋力トレーニングも推奨されています。特に女性の場合は、年齢とともに骨密度が低下していきますので、筋力トレーニングをおすすめしたいですね。昨年(2024年)から、重度肥満症に対する新しい治療法として、保険適用された注射薬「ウゴービ」が利用されるようになりました。決められた施設でしか使用できないのですが、こういった注射を使うことで体重を減らすという治療法も出てきています。専門医の指導のもと、安全に治療を進めることが求められます。美容目的での使用が社会問題となった過去を踏まえ、専門医療機関での適切な利用が重要です。

田丸 新一 院長
はごろも内科小児科
田丸 新一 院長
立川市/羽衣町/西国立駅
●内科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●代謝内科 ●小児科 ●訪問診療 ●健診・検診
  • ギラン・バレー症候群

手足のしびれを感じたら、早めに医療機関を受診してほしい

ギランバレー症候群は、本来は外敵から自分の体を守る自己免疫システムの異常によって、脳からの電気信号を筋肉に伝える運動神経(末梢神経)に障害を及ぼす病気です。はじめは手足にしびれが生じ、徐々に全身へと麻痺が広がっていくことが一般的です。

原因の一つとされているのが、カンピロバクターなどの細菌に感染して食中毒を起こすことです。体内に侵入した細菌を排除しようとして作られる「抗体」が誤って末梢神経に作用してしまい、ギランバレー症候群を引き起こすのだと考えられています。

ギランバレー症候群の治療には、血液中の成分(血漿)を正常なものに置き換える「血漿交換療法」のほかに、誤ったはたらきをする免疫を血液中から取り除く「免疫吸着療法」などがあります。また、正常な抗体と同様のはたらきをする「免疫グロブリン」を大量に投与(点滴)することにより、免疫反応を抑えて症状を軽減させる治療法が選択されることもあります。ギランバレー症候群には明確な予防法がないため、少しでも体の異変を感じたら早期に医療機関を受診することをおすすめします。

平田 郁雄 院長
すわのもりクリニック
平田 郁雄 院長
新宿区/高田馬場/高田馬場駅
●内科 ●呼吸器内科 ●脳神経内科 ●アレルギー科 ●糖尿病内科 ●健診・検診
1 PAGE 23/36 36