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  • レビー小体型認知症

治療の反応性に違いあり。認知症薬で症状悪化の可能性も

レビー小体型認知症は認知症のひとつで、主な症状は幻視、認知症症状、パーキンソン様症状の3つが一般的です。アルツハイマー型であれば亡くなった親しい人など人物の幻視が多く、短期間での物忘れが激しくなり、数年かけてゆっくり進行します。それに対してレビー小体型は動物や虫などの幻視を生みやすく、認知症が始まってパーキンソン様症状を引き起こす、もしくはパーキンソン病と診断された2~3年以内に認知症症状が出るとレビー小体型であることが多いという違いがあります。このレビー小体型とアルツハイマー型はなぜ区別されるかというと、治療の反応性が異なるからです。レビー小体型は、認知症薬に非常に感受性が高いのが特徴で、場合によっては薬で症状が悪化してしまう人もいます。レビー小体型認知症で気をつけるべきことは、パーキンソン病が診断された場合はその治療ができるかどうか。あと認知症と診断されると認知症薬を試されるので、そのお薬が適切かどうかというところが重要です。身体の震えや動作緩慢、転びやすいなどのパーキンソン症状が出た場合、認知症薬で異常が出た場合は、すぐに医師に報告し治療についてよく相談されることをお勧めします。

伊藤 彰洋 院長
オアシス愛生クリニック
伊藤 彰洋 院長
和光市/新倉/和光市駅
●内科 ●心療内科 ●皮膚科
  • 適応障害

早め早めにすくいあげることが重要

眠れない、朝起きれない、だるさが抜けない、気分が落ち込む、喉が詰まったりする。あるいは、休みの日でもリラックできない、興味があったことが楽しめない、などなど。こうした多種多様な症状が起こるのが適応障害です。この疾患は、生活上で確認できる明確なストレスをきっかけに発症するものと定義づけられています。ですから、ストレスの対象からどのように距離を取るかが非常に重要で、その対象が仕事であるなら、仕事を休むことも選択肢になってくるのです。我々はよく「器」に例えます。器にヒビが入ってしまったり、もしくは器に入ってくる水の量が多すぎると中の水が漏れ出してしまうのがこの疾患の状態で、その状態を明らかにし、改善することが求められます。
2007年からの10年間で、適応障害の患者さんは2.5倍に増えているというデータが厚生労働省から発表されています。当時からしてそうですから、おそらく今はもっと多くの患者さんがいると推測されます。この疾患は早め早めの対処が重要であり、クリニックとしてもそうした方々を早めにすくいあげることを意識しています。なぜなら、ご本人はもちろんですが、人材は社会にとって最も大きな財産だからです。この疾患に悩む方々を早め早めにすくいあげることが、この国にとっても非常に大きなことではないでしょうか。

浅田 愼太郎 診療部長
おおかみこころのクリニック
浅田 愼太郎 診療部長
新宿区/西新宿/新宿駅
●精神科 ●心療内科
  • 糖尿病(2型糖尿病)

早めの治療で血糖値を下げてからダイエットがもっとも大切

糖尿病の患者様は世界中で増加傾向にあり、血糖値が悪化することで心筋梗塞、脳梗塞、腎障害(透析)などの重症疾患の要因となります。糖尿病の中でも「2型糖尿病の主な原因は肥満」です。他にも過去に肥満だったこと過去や遺伝、ステロイドなどの薬剤も要因として挙げられます。そして、肥満による脂肪の蓄積は「膵臓から出ている血糖値を下げるインスリン分泌を阻害する状態」が継続します。脂肪が増加してくると、膵臓は脂肪に打ち勝つためにインスリンを大量に分泌させて血糖値を正常に保ちます。しかし、「脂肪の蓄積が更に悪化することで、血糖値を下げようと膵臓がアクセル全開にしてもインスリンが分泌できない状態」になってしまいます。膵臓がオーバーヒートし、この段階で「2型糖尿病」を発症します。
 2型糖尿病の予防は「肥満」に注意することが一番重要です。食事や運動習慣を見直し、少しでも血糖値に異常がみられた場合はすぐに医療機関を受診してください。一人ひとりに合った治療法で血糖値を早めに下げて、「しっかりと膵臓を休ませることが重要」です。その間に食生活の見直しやダイエットに取り組み、適正体重を維持しましょう。膵臓がある程度元気になってくれば、内服薬やインスリンを中止することも可能です。糖尿病は怖いと思われがちですが、早く受診することで、もっと怖い事態にはなりません。仮に腎臓が悪くなり始めていても、透析を阻止することも状態によっては可能です。まずは、早めの糖尿病クリニックへの受診です。お気軽にご相談下さい。

松谷 大輔 院長
新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック
松谷 大輔 院長
新宿区/西新宿/新宿駅
●内科 ●糖尿病内科 ●代謝内科 ●内分泌内科
  • 関節リウマチ

現在は寛解が目指せる病気。早期診断、早期治療が重要ですので、気になる症状があればすぐに受診を。

関節リウマチは、関節に炎症が起きることで、関節の腫れや痛み、朝のこわばりなどの症状をきたし、関節の変形、動かしづらさを生じる病気です。自己免疫疾患の一つで、本来病原体を排除するための免疫系が、誤って自分自身の関節組織を攻撃してしまうことで関節炎が起こります。特に40〜60代の女性に発症することの多い病気ですが、それ以外の年齢や男性でも発症することがあります。遺伝的要因、外的要因が重なって発症に至ります。外的要因として、歯周病や喫煙の関与が証明されています。関節の炎症が長引くと、関節に変形をきたし、関節が動かしづらくなるなどの機能障害を生じてしまいます。一度変形が生じると、治療によって元に戻すことはできなくなりますので、その前に治療を開始する必要があります。そのためには、早期に関節リウマチと診断することが必要です。また、発症後早期は治療が比較的効きやすく、治療を開始すべき重要な時期とされています。したがって、関節リウマチは早期診断、早期治療が非常に重要です。それにより、より良い状態を目指すことができるようになります。治療は、疾患修飾性抗リウマチ薬という種類のくすりを用いて行います。これにより、痛みをとるだけではなく、病気自体を良くしていきます。その中には生物学的製剤という注射薬やJAK阻害薬という内服薬が含まれ、これらを適切に使うことで従来よりも圧倒的に多くの患者さんにおいて寛解(症状がなく、病気が完全に良くなった状態)を達成することができるようになりました。早期診断、早期治療のため、気になる症状があればリウマチ専門医へご相談ください。

髙橋 広行先生
フォレスト内科リウマチ科クリニック
髙橋 広行先生
大田区/大森中/梅屋敷駅
●内科 ●リウマチ科
  • 網膜剥離

硝子体手術と強膜内陥術という、2通りの方法

人の目をカメラに例えると、網膜はフィルムに相当します。網膜は、目の最奥にあるシート状の組織で、通常は目の後ろの壁にピタリと貼り付いているのですが、強い刺激が加わったり、体質的に弱い部分があると、一部分に孔(あな)が開いてしまいます。その開いた孔から水が入り込むようになって網膜が浮いた状態となります。これが、網膜剥離です。ボクシングで網膜剥離という病気を知った方も多いと思いますが、実際には、体質的に網膜に弱い部分を抱え、それが元でこの病気になる方が大半を占めます。
網膜に孔が開いただけの状態であれば、レーザーによって治療は可能ですが、網膜剥離の状態になってしまうと、手術が唯一の選択肢となります。手術は2通りあり、1つが硝子体手術、もう1つが強膜内陥術(強膜バックリング術)というものになります。2つの手術の違いを一言で言うならば、目の中からアプローチするものと、目の外からアプローチするもの、ということになってきます。硝子体手術は、目の中からアプローチするもので、具体的には針穴ほどの小さな穴を目に開け、そこから硝子体というゼリー状の部分を取り出した上で、空気の力で剥がれた網膜を再び接着するものです。これに対して強膜内陥術とは、白目を部分的に外から押し込み、内側に陥没させることで開いた孔を閉じていきます。シリコンスポンジ(バックル)という材料を眼の外に縫い付けて、網膜を冷凍することで接着を促すものです。強膜内陥術については網膜を冷凍する装置が必要になり、その設備があるのは限られた施設になります。

渡辺 貴士 院長 & 東 岳志 副院長
新小岩眼科
渡辺 貴士 院長 & 東 岳志 副院長
葛飾区/新小岩/新小岩駅
●眼科
  • 適応障害

こころの不調は我慢せず、医療の力を頼ってほしい

一口に「ストレス」といっても体によい影響を与えるものもあれば、悪い影響を与えるものもあります。適応障害の場合は後者が原因になり、過度なストレスが蓄積されてメンタルに不調をきたすようになります。そしてメンタルの不調と周囲の環境が相互に作用することにより、さまざまな症状を引き起こすのです。

適応障害の方にみられる症状としては、動悸・発汗・手のふるえといった自律神経にまつわるもの、気分の落ち込み・無力感・涙がこぼれるなどのうつ症状のほか、不安や恐怖心から人と会うことを避けるようになることも特徴です。また症状が進むと通勤中の電車内などで過呼吸になり(パニック障害)、欠勤・遅刻・早退が増えるなど社会生活が困難になることもあります。

気分が落ち込むなどの自覚症状があれば、心療内科や精神科を受診なさることもあるでしょう。一方で、動悸や手のふるえといった身体的な症状からこころの不調を疑う方はまだまだ少ないのが現状です。しかし、目の前が真っ暗になるようなこころの不調も、適切な治療によって大きく改善するものです。「眠れない」「ドキドキする」といった小さなサインを見逃さず、気になることがあれば遠慮なくご相談いただきたいと思います。

渡邉 功 院長
メンタルクリニック虎ノ門駅前
渡邉 功 院長
千代田区/霞ヶ関/虎ノ門駅
●精神科 ●心療内科
  • クラミジア感染症

コンドームの使用を徹底し、パートナーと一緒に治療に取り組むことが大切

クラミジアは性感染症の中でも発生頻度の高い病気です。性交渉によって感染するため女性・男性どちらも発症する恐れがありますが、特に女性の場合は卵管に炎症が起こり不妊症につながるリスクが高まります。

クラミジアに感染した場合、初期の段階で症状が出ることはまれで、それが爆発的ともいえる感染拡大の要因となっています。男性であれば性器周辺のかゆみや排尿時の違和感、女性ではおりものの変化などが受診のきっかけになるでしょう。治療では抗生剤を使用することが一般的ですが、耐性菌を持っている方では薬による治療効果が期待できない場合もあります。またクラミジアは一度症状が治まっても繰り返し感染してしまう特徴があるため、治療をする場合はパートナーと一緒に取り組む必要があります。

クラミジア感染症を予防するには、コンドームの装着がもっとも有効です。ピルは避妊には効果があっても感染症を予防することはできません。コンドームを正しく装着することが自分やパートナーを守ることにつながります。

川原 正行 先生
ルナレディースクリニック新橋銀座口院
川原 正行 先生
港区/新橋/新橋駅
●婦人科
  • ほくろ

良性のほくろか悪性の腫瘍か見極めが重要

ほくろはほとんどの人が持っているもので、生まれつきのものもあれば、大人になってから出てくるものもあります。ほくろと思っていたらイボだったり、確率としては低いですが、悪性の腫瘍であることもありますので、その見極めが重要です。当院ではダーモスコピーと呼ばれる拡大鏡を用い、鑑別をおこなっています。
「紫外線が良くない」という説もありますが、では過剰に紫外線を避ければいいかというと、そうとも言い切れません。体質もありますから、親子でほくろが多い方もいらっしゃいますし、表面が平らだったり、逆に膨れていたりと個人差があります。ご相談で多いのは「悪いものかどうか心配」というもの。加えて、目立つところにあったり、腕などにほくろができて、着替えるたびに引っかかってしまうから、ということもあります。
治療としては手術で取り除くケース、もしくはレーザーで削るケースと、大きく分けて2つあります。「ほくろが取れるなんて知らなかった」と驚かれる方も中にはいらっしゃいますね。

山本 亜偉策 理事長
武蔵小杉皮ふ科
山本 亜偉策 理事長
川崎市中原区/新丸子東/武蔵小杉駅
●皮膚科 ●美容皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科
  • 肥厚性瘢痕

傷あとを目立たなくするためには術後の適切なケアが重要

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)とは手術などで生じた傷の治りが遅く、傷あとが目立ってしまう状態を指します。傷あとの範囲を超えて赤い盛り上がりが広がっていくケロイドに対して、肥厚性瘢痕の場合は赤い盛り上がりが傷あとの範囲に収まっていることが特徴です。

肥厚性瘢痕においては、術前のデザイン、手術手技、術後のケアが大事になります。患部を保護するためによく使用されるのが茶色いテープで、このほかにシリコン製のテープやステロイド剤が入ったテープが使用されるほか、ステロイド注射が検討されることもあります。

日本人は手術などでできた傷あとが目立ちやすいと言われますが、日本の形成外科にはこの分野の第一人者といえる先生がいらっしゃいます。手術時のテクニックでいかに傷あとを目立たなくさせるかなどを解説した書籍も存在するので、外科系の医師としてまずは肥厚性瘢痕の病態を理解し、体質の要素ではない要素では肥厚性瘢痕を作らない知識が大切です。肥厚性瘢痕に悩む患者さんが一人でも少なくなることを期待しています。

柴田 智一 院長
Bloom Delight Clinic(ブルームデライトクリニック)
柴田 智一 院長
新宿区/新宿/新宿三丁目駅
●美容外科 ●美容皮膚科
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