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  • 糖尿病(2型糖尿病)

ダイエット目的で処方される新薬も

2型糖尿病の治療では、ここ数年、新たなお薬が次々と出ていることがトピックと言えるでしょう。そのうちの1つに「GLP-1受容体作動薬」というものがあります。血糖値を効果的に下げる作用のあるこのお薬には、胃や腸の働きを抑制し、食欲を抑える作用もあります。それから、「マンジャロ」。こちらは世界初の「GIP/GLP-1受容体作動薬」で、当院でも処方していますが、血糖改善と体重減量に確かな効果を発揮するお薬です。
「GLP-1受容体作動薬」については、ダイエット領域で処方されることもあります。このお薬は血糖値が高いとインスリンの分泌を促してくれるのですが、血糖値が正常の場合、分泌を促すことを中断してくれる作用を持っています。昔からあった糖尿病のお薬の中には低血糖を起こしやすいものもあるのですが、「GLP-1受容体作動薬」はその特性上、低血糖に陥るリスクが非常に低く、ゆえにダイエット領域で盛んに使用されていると思われます。問題なのは、保険適応外のダイエット目的で処方されることが多く、本来必要な糖尿病の患者さんに十分に行き渡ってないことです。供給が需要に追いついてないとも言えるのですが、大きな枠での調整が必要と言えるかもしれません。

清水 宣博 院長
西新宿パークサイドクリニック
清水 宣博 院長
新宿区/西新宿/西新宿五丁目駅
●内科 ●糖尿病内科 ●代謝内科 ●内分泌内科
  • 伝染性単核球症

思春期に多い病気『伝染性単核球症』とは?

日本人の98%は親が子どもにキスをするので、親の唾液を通して自然とEBウイルスに感染します。しかしながら、たまに子どもにキスをしない親もいるので、思春期、成人になるまでEBウイルスを持たないケースもあるのです。年間に数名だけ見つかるような病気ですが思春期の頃に発生することが多く、キスをきっかけになることから別名キッシングディシーズ(kissing disease)と呼ばれます。診断には立ち入った質問をする必要もあり、思春期のお子さんに彼氏ができましたか?と聞くと「できました」といい、キスをしましたか?と聞くと「しました」と答えて発覚するのです。症状は熱、喉の痛みになりますが、喉を診ると腫れて白苔(はくたい)という白い膿ができることから、子どもなら溶連菌、今ならコロナも考えられます。しかしそれらの病気と違うことは、伝染性単核球症はリンパ節がボコボコと腫れることです。話をよくお伺いして血液検査をすることで診断できるのですが、中には溶連菌であると診断されてペニシリン系の抗生剤を処方されることもあり、EBウイルスの感染症に使うと発疹が出ます。最初の診療でペニシリン系の薬を飲んでいたので、別の病院では薬疹の影響だと思い、抗アレルギー剤を出しても一向に良くならず、当院へ来院して伝染性単核球症だと発覚したケースもありました。伝染性単核球症は抗生剤が効かないので、自然治癒を待つと大体はきちんと治ります。しかし慢性的な肝炎やリンパ腫を起こしたり、脾臓(ひぞう)が腫れてぶつけたりすると破裂して命を落とすため、特に中高生くらいの男の子にはじゃれ合って脾臓をキックしないよう注意喚起をしています。

柏村 琢也 院長
オーク内科クリニック
柏村 琢也 院長
富士見市/ふじみ野西/ふじみ野駅
●内科 ●小児科
  • 糖尿病(2型糖尿病)

症状が出る前に、日頃からできることをやっていくことが大切

糖尿病は、初期にはほとんどが無症状で、静かに進行していきます。逆に言えば、喉の渇きや、手がしびれるといった症状が出てしまっている状態は、危険ということなんですね。
糖尿病の治療ではお薬も大切ですが、食事や運動に目を向けることが大切です。血中に糖分が多くなるのは(甘い血液)、摂取しているからに他なりません。故に、ご飯や麺類などのデンプン、あるいはデンプンで作られたアルコール類を飲むと血液が甘くなりますので、注意が必要です。
食事をすると血糖値が上がるわけですが、上がらないよう、そのカーブを緩やかにするためには運動が重要です。それも、食事の前ではなく、食後におこなっていきましょう。食後1時間より前を目安に適度な運動をすることで、血糖値が上昇するのを予防することが可能になります。
今からでもできることがあります。お昼にお弁当を食べるとしましょう。もったないですが、ご飯を4分の1だけ残してください。それなら、今からでも始められますよね。

伊藤 実喜 院長
東京上野マイホームクリニック
伊藤 実喜 院長
台東区/東上野/仲御徒町駅
●内科 ●アレルギー科 ●泌尿器科 ●消化器内科 ●糖尿病内科
  • かぜ[かぜ症候群]

医療機関を受診する目安は38℃以上の発熱が12時間以上続く場合

風邪をひくと咳や鼻水が出たり、喉の痛みを感じたり、上気道を中心にさまざまな症状が現れ、腹痛が生じることもあります。風邪はウイルス性疾患の一種であり、細菌を殺す作用のある抗生剤(抗菌薬)は有効ではありませんが、風邪をこじらせて気管支炎などが生じた場合にはこの限りではありません。

お子さんが咳をしたり鼻水が止まらなかったりすると、親御さんとしては「早く治して楽にさせてあげたい」と思われることでしょう。しかし、たとえ風邪の症状があったとしても、早期受診することが、必ずしも早いタイミングで治療できるわけではありません。まず風邪の場合は大半がウイルス性であり、特効薬もないため、症状緩和をしながら自力での回復を待つことが基本になるからです。また熱が出たからとすぐに受診しても、検査のタイミングの問題で正確な診断に結びつかないケースもありますし、発熱後数時間などですと、発熱とのどの痛みなどのごくわずかの初期症状しかない場合も多く、そのほかの感染症の可能性を考えつつも、ひとまず風邪としか言えません。医療機関を受診する目安は38℃以上の発熱が12時間以上続く場合ですが、例えば一度発熱しても翌日解熱していて、状態も元気そうだという場合には基本的に大きな問題はないと考えられます。発熱が髄膜炎や尿路感染などの重大な感染症によるものであったり、感染症とは別の疾患を想起するのは38度以上の発熱が3~4日続く場合が多いです。
そうはいっても心配だという方やひとまず熱を下げたり楽にする薬がほしいという方もいらっしゃるでしょう。そういった方はもちろんいつでも受診いただけます。そのような方のために我々はおります。

佐々木 小百合 院長
LeMon おとなとこどものクリニック
佐々木 小百合 院長
戸田市/新曽/戸田駅
●内科 ●小児科
  • 糖尿病(2型糖尿病)

日本人の6人にひとりが罹患。治療も予防も生活習慣が肝心

糖尿病とは、膵臓から出るホルモンであるインスリンの働きが弱くなり、血糖が増えてしまう病気です。1型と2型に分別され、1型は膵臓の細胞の破壊によるもの、2型は遺伝による体質や生活習慣によって起こるもので、日本人の糖尿病罹患者の90%が2型です。もともと日本人は欧米人に比べてインスリン分泌能力が低く、糖尿病に罹患しやすいと言われており、日本では成人の6人にひとりが糖尿病です。糖尿病になると手足の痺れや疲労感が出るほか、感染症にかかりやすくなったり、様々な合併症を引き起こしたりします。糖尿病の治療は血糖値をコントロールすることですが、その方法としては食事療法、運動療法などが挙げられます。薬物療法もありますが、前述のふたつで生活習慣を改善していくことが前提となります。糖尿病の予防策としては、日頃から規則正しい食生活や適度な運動を心がけることです。高齢の方の病気というイメージが定着していますが、若い方でも潜在的な罹患者は少なくありません。喉が渇きやすい、尿が多いなどのほか、だるさや手足の痺れなどが見られる際は糖尿病の可能性が高いので、すぐに医療機関を受診したほうがいいですよ。

青木 厚 院長
あおき内科 さいたま糖尿病クリニック(旧:青木内科・リハビリテーション科)
青木 厚 院長
さいたま市見沼区/東大宮/東大宮駅
●糖尿病内科 ●内科 ●内分泌内科 ●代謝内科 ●漢方内科
  • うつ病

『うつ病』は誰でもなる可能性のある心の病気

現代の『うつ病』は、職場、家庭、介護、地域などによるストレス、人間関係や業務に関連しています。みなさん口をそろえて「自分がうつ病になるとは思わなかった」「原因も思い当たらない」と言います。それくらい、誰でも心の病気になる可能性のある時代です。いつもより仕事量が多かったり難しかったり、一人でがんばり過ぎたりしていないかうかがうと、そうかもしれないと言われ、内心病気になったことをとても悔しがられます。そういった方々の悔しい気持ちも汲み取りつつ、お薬を飲んで休養すれば良くなりますよ、と伝えています。また、職場や家庭にも状況を説明する必要があります。必ず職場へ戻ることができるとお話して、本人が休むことで減給したり失職したりすることがないようお話します。部署移動が必要な場合は会社の対応に委ねます。患者さんには薬が効いて楽になると説得して、2〜3週間で回復が可能になります。大体は1年かけて治療すればお薬が不要になる段階まで回復し、あるいは2~3年かかって休職や病休を繰り返して病気が長引いた方でも、じっくり話を聞いてお薬を調整していけば、限定的ではありますが、職場復帰する方もおられます。復帰も困難なのではないか、と思うような患者さんがみるみる変わって回復されていく様子に、家庭や職場の見る目も変わっていき、私もやり甲斐を感じています。初回エピソードであれば、うつ病は1年くらいかけて向き合っていけば再発することもないので、あきらめないで治療していただければと思います。

渡邉 良弘 院長
多摩やすらぎクリニック
渡邉 良弘 院長
多摩市/落合/多摩センター駅
●精神科 ●心療内科
  • 前庭神経炎

激しい症状は数日以内に治まるものの「ふらつき感」が長引くことも

前庭神経炎とは、あるとき突然に激しいめまいが生じる病気です。同じくめまいの症状で知られる「メニエール病」では繰り返し症状が現れるのに対して前庭神経炎は1回だけ、回転性の強いめまいとともに嘔吐などを伴う場合もあります。前庭神経炎の患者さんは自分で歩くことができないため、救急車などで医療機関へ運ばれることが一般的です。激しいめまいの症状は数日のうちに治まることがほとんどですが、三半規管など左右のバランスが崩れているため、長引くふらつき感に悩む患者さんも少なくありません。前庭神経炎を発症する原因は、何らかのウイルスが神経に作用し、炎症を起こすことだと考えられています。そのため急激な症状が現れているとき(急性期)には、抗ウイルス剤や副腎皮質ホルモン剤を使用して症状を抑える治療が行われます。なお、前庭神経炎については明確な予防法が確立されていません。ただしウイルスに起因する病気であることから、日頃から生活習慣を整えて自己免疫を高めておくことで一定の予防効果が期待できるでしょう。

室伏 利久 理事長/院長
二木・深谷耳鼻咽喉科医院
室伏 利久 理事長/院長
江戸川区/東葛西/葛西駅
●耳鼻咽喉科
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