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  • 犬の外耳炎

犬の『外耳炎』原因や症状は多岐に及びます

【杉本 恵子 院長】 
症状は耳の中が赤くなり雑菌でちょっと汚れるというグレードから、そこに細菌感染を起こしてアレルギーが重なって、搔きまくって症状がさらに悪化して、精神的にもイライラして食欲もなくなるという外耳炎もあります。

原因や症状はいくつかあり、遺伝子にかかわるところから、犬の性格や反応によっても悪化の度合いもかかわってきます。性格によってはすごく気にしてしまう子もいるんです。耳の垂れている犬や立っている耳などによっても変わり、原因の特定は症状を診ながらでは判断できないくらい多岐に及びます。

治療については、治療薬があるものと炎症を抑えることしかできないものもあるんです。ステロイド等を使用することもありますが、ホメオパシー、医療用オイルを治療に取り入れています。ハーブなど自然療法を取り入れた治療法もあります。教科書に書いてあるのは1つのパターンであって「この子の場合はどうなんだろう?」と探していくことが原因の探求になるんですね。どうすればこの子にとって治療効果があるのか、といった治療計画立案をしていきます。

予防としては「どういう時に何をすれば起るのか」「どういうことをしなければ発生しないのか」と原因に戻って追究します。飼い主さんができる予防は「お耳が元気ですか?」とチェックすることから始まり、『ちょっと首をかしげているな』『痒がっているな』ということで気づくこともできます。

杉本 恵子 院長 & 国貴 副院長
南小岩ペットクリニック医療サポートセンター
杉本 恵子 院長 & 国貴 副院長
江戸川区/南小岩/小岩駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥
  • 犬の外耳炎

犬の外耳炎は早期発見と適切な治療が大切

犬の外耳炎は、アレルギーや脂漏症(あぶら症)などの体質や耳道の構造が大きく影響します。犬種によって頭蓋骨の形が違うので外耳道の形も様々です。フレンチブルドック、パグ、キャバリアなどの犬種は耳道の奥が狭いことが多く、耳垢や毛がすぐに詰まってしまい、外耳炎が慢性化します。犬は外耳炎を繰り返すと中耳炎になることがあるため、外耳炎の段階ですぐに治してあげることが大切です。
外耳炎を発症している場合は、足で耳をかく、頭をふる、壁にこするという行動が見られます。耳介や耳道の入り口が赤く腫れる、耳垢が多くみられる、臭いが出ることもあります。治療としては、耳道をきれいに洗浄し、適切な抗菌薬や抗炎症薬を使用します。内視鏡を使った治療を行う行うことで外耳炎を早く治すことができます。
家で行う耳のケアは、1週間に1回ほどイヤークリーナーを使って耳を優しく拭いてあげましょう。ただし、毎日掃除をする、綿棒を使う、耳道に液体を入れてマッサージをすることなどは炎症を起こす可能性があるため控えましょう。指が届く範囲で優しく拭き、もし耳垢が出ている場合は、病院で診察を受けてください。

岡田 かおり 院長
アニマルクリニックらぶ
岡田 かおり 院長
狭山市/柏原/新狭山駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫の椎間板ヘルニア

鍼灸・漢方で切らない治療を。摘出の手術よりも効果が高く再発時の治りも早い

椎間板ヘルニアは、椎間板が変形して脊髄を圧迫することで傷みや麻痺が出る症状です。犬はもともと狼の先天性異常みたいなところがあり、骨の関節部分は遺伝的にちょっと弱く、ミニチュアダックスなどは特に椎間板ヘルニアになりやすいんです。東洋医学的には椎間板が飛び出したとか、骨がずれているということだけではなく、気の巡りが滞ったり血流が悪くなるところに痛みが出るという考え方です。ワンちゃんは飼い主さんと密着していると、飼い主さんの影響を受けやすく、飼い主さんのストレスがワンちゃんの痛みにも繋がってくる。そこを針で気の流れを良くし、漢方などで補いながら治療するのが椎間板ヘルニアの鍼灸・漢方治療になります。椎間板を摘出する手術をすると、気血が流れる経絡も切れてしまうので、なるべく切らずに治すのが望ましいです。完全麻痺で手術しても回復が難しいと言われているような症状でも、鍼灸でかなり治るんです。私も自分でやり始めてびっくりしたくらい成果があり、針の場合は再発した際も治りが早いですよ。

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長
せじま動物病院
瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長
さいたま市浦和区/高砂/浦和駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他
  • 犬の外耳炎

なぜ外耳炎がなかなか治らないのか?慢性化する共通点とは

犬の外耳炎は人でいう中耳炎のことです。外耳炎のサインは耳を拭いたら汚れていた、頭を振る、後ろ足で耳の周囲をよく搔く、寝ている時に急にガバッと起きて頭を振ったり後ろ足で搔いたりすることです。「外耳炎のうちの70%が皮膚病だ」と皮膚病の専門医は言います。皮膚病の一つとして捉える病気であることからも、からだを痒がるような皮膚炎では耳も悪いことが多いのです。もちろんダニや細菌感染といった感染症が原因であれば、それに対応した薬を使うことで治ることも多いのですが、慢性外耳炎、いつも治療をしているけれど治らないケース、病院を変えて様子を見てみようかという人たちに見られる共通点は、「おやつをいっぱい与えている」「果物を食べさせている」ことが非常に多いのです。「糖分の摂りすぎ」は外耳炎や皮膚炎にはよくないことです。特に「単糖類」(お砂糖や果物、果糖)を日常的におやつとして与えているといつまで経っても治療と縁が切れません。食べ物がからだに合わなくて、からだが要りませんというサインを外耳炎として出す、肝臓が悪くなって出すなど、からだのサインにはいろいろなパターンがあります。今の薬は優秀なので使うと良くなるのですが、またぶり返します。できるだけ良質なフードを与えること、極力おやつを減らすこと、もし与えるのであればサツマイモやかぼちゃなどの多糖類などを単糖類を選ぶことで改善が見込めるのではないでしょうか。もうひとつの注意点として、耳の掃除をあまり一生懸命にやらないことですね。他の動物にも同じことが言えますが、こすり過ぎると悪くなるのでお家での耳掃除をほどほどにしましょう。

河合 俊光 院長
かわい動物病院
河合 俊光 院長
川口市/戸塚鋏町/戸塚安行駅
●犬 ●猫 ●フェレット ●ウサギ ●ハムスター ●は虫類
  • 犬の不整脈

動画の撮影が診断の助けになることも

人間の場合であれば、胸痛や動悸・息切れなどの症状が感じられると思いますが、当然のことながら動物の場合、それを感じ取ることはできません。その結果、不整脈が症状として現れるのは、失神やふらつきなど、目に見える症状になってから気づくことが多いのです。
不整脈は、弁膜症や僧帽弁閉鎖不全症などの様々な心臓疾患の1つの症状として現れることがほとんどです。ゆえに、心臓の病気があって失神を起こしたケースでは、大元の病気の進行を検査で確認していき、その上で不整脈の治療が必要なレベルと判断すれば投薬治療などが行われます。また、ほとんど、と申しましたが、大型犬の場合、大元の心臓疾患がないのに不整脈になるケースがまれにありますから、小型犬とは別に考えていく必要があります。

不整脈が症状として現れるのは失神などの症状になりますので、事が起きた時、別の病気と混同してしまうケースもなくはありません。最も混同しやすい疾患として、てんかんが挙げられます。よくよく見れば、片側にけいれんが起こっていたり、発作が継続する時間の違いで鑑別は可能ですが、症状がある程度落ち着いた段階での検査では鑑別は難しくなります。飼い主さんに1つ心に留めておいていただきたいのが、発作が起きた時に動画を撮っていただく、ということです。その瞬間の映像を見ることができれば、鑑別の大きな助けとなります。危急の際に動画を撮影するのは簡単ではないとは思いますが、それが診断の重要なヒントになるということを認識していただければ幸いです。

木村 勇介 院長
杉並動物夜間救急医療センター(東京動物医療センター)
木村 勇介 院長
杉並区/松庵/西荻窪駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫の椎間板ヘルニア

愛犬に気になる様子がみられたら早めの受診を

椎間板ヘルニアはぎっくり腰と同じように、ある日突然発症するのが特徴です。日常生活の中でどれだけ注意をしていても発症を完全に予防することはできません。特にミニチュアダックスフンドやトイプードルに代表される犬種は軟骨に異常を起こしやすいため、どうしても椎間板ヘルニアになりやすい傾向があります。

椎間板ヘルニアの症状は大きく5段階に分けられ、(1)痛みだけで神経検査では異常がない(2)ふらつきなど歩き方の異常や繰り返しの痛がる状態(3)後ろ足が立たなくなる(4)完全に歩けない。ただ、痛みの感覚はまだある状態(5)痛みの感覚がなくなる――の順に進行します。(1)の段階では保存療法といって、運動制限やお薬で改善することもありますが、これに対して(2)へと症状が進んでいくと画像検査(MRI)を行って、必要に応じて手術をするか、お薬で様子を見るのか、飼い主様のご意向を伺うこともあります。最近は医学が進歩して(5)の段階でもある程度までの手術での治療効果を期待できますが、状態が悪いほど治るまでの時間がかかることも事実です。また進行した椎間板ヘルニアのうち、数パーセントは数日以内に亡くなってしまう進行性脊髄軟化症(しんこうせいせきずいなんかしょう)という状態に陥ることもあるため注意が必要です。

椎間板ヘルニアは体の構造に問題があったり、日常生活で急な負荷がかかったりして発症するものですから、確実な予防方法はありません。飼い主様ができることとしては、後ろ足の毛をこまめにカットしてあげる(後ろ足の毛を伸ばさない)、こまめな爪切り、肛門腺をためないといったことのほか、ボール遊びや高低差がある段差のジャンプは控えたりしてあげましょう。

太田 茂雄 院長
おおた動物病院
太田 茂雄 院長
さいたま市大宮区/櫛引町/大宮駅
●犬 ●猫
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