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  • 犬のてんかん

癖や問題行動の裏には『てんかん』である可能性も。

『てんかん』に罹る原因は、高齢だと脳腫瘍やガンであることもありますが、若い場合、原因不明なことが多い病気です。そのため、検査をしてもひっかからないというケースが多くあります。

症状は『痙攣(けいれん)』というのがいちばんメジャーであったりするものの、脚を上げるだけであったり、ボーッとしている時によだれを垂らすなども1つの症状といわれています。癖なんだなと思っていたら意外と「てんかん」だったということや、問題行動の裏に「てんかん」が隠れていることも。例えば、おしっこをしていたけど、実は痙攣によって尿失禁をしていたということもあります。犬種にもよりますが、罹ってしまうケースが最近は増えてきているなという印象です。

治療法は「内服薬」がメインになります。飲み始めると生涯に渡って飲み続けるため、副作用を心配して抵抗がある方は、サプリメントを使ったり、専用のご飯をあげたり、鍼灸を試したりと、お家の考え方やご希望に応じてできるものはあるかなと思います。

予防法はなく、何が悪かったから病気になったというのではありません。「てんかん」になってしまった時は、いろんなやり方でコントロールすることは可能ですので、悩まずに来院してください。病院では症状のないケースがほとんどなので、症状を動画で撮っていただけると助かります。

山本 崇史 院長 & 瞳 副院長
やまもと動物病院
山本 崇史 院長 & 瞳 副院長
足立区/西竹の塚/竹ノ塚駅
●犬 ●猫 ●ハムスター
  • 猫の歯周病

汚れてしまう前からの毎日の歯磨きが大切

「お口が臭う」ということで来院される方は少ないのですが、それは病気のサインかもしれません。1番大きい奥の歯に汚れがつきやすいのですが、そこまでチェックされる方は少ないですし、気づいた場合にはアドバイスをさせていただいています。
犬にも猫にも歯周病はありますが、あえて言えば、猫ちゃんのほうが深刻になりやすい傾向はあるように思います。猫ちゃんは我慢強いですから、ギリギリまで我慢して食べようとするんですね。そうすると飼い主さんも「食べてるから大丈夫」と思われるでしょうし、食べなくなった時点で来られた場合、難しい状況に陥っているケースが多いように思います。歯ぐきに赤みが出てるようでしたら、塗り薬で対応していきますが、取りきれない汚れが付着していたり、抜歯の必要性がある場合には、全身麻酔をかけての処置をおこなっています。
歯周病が重度になるかどうかは、持って生まれた体質が大きく関係しているとの見方も有力です。また最近では、お口の匂いがお腹から“来ている”という見方もあり、腸内環境を整えてくれるフードやサプリメントの需要も増えているように思います。

石飛 里美 院長
とくろくペットクリニック
石飛 里美 院長
板橋区/徳丸/西台駅
●犬 ●猫
  • 犬の外耳炎

なぜ外耳炎がなかなか治らないのか?慢性化する共通点とは

犬の外耳炎は人でいう中耳炎のことです。外耳炎のサインは耳を拭いたら汚れていた、頭を振る、後ろ足で耳の周囲をよく搔く、寝ている時に急にガバッと起きて頭を振ったり後ろ足で搔いたりすることです。「外耳炎のうちの70%が皮膚病だ」と皮膚病の専門医は言います。皮膚病の一つとして捉える病気であることからも、からだを痒がるような皮膚炎では耳も悪いことが多いのです。もちろんダニや細菌感染といった感染症が原因であれば、それに対応した薬を使うことで治ることも多いのですが、慢性外耳炎、いつも治療をしているけれど治らないケース、病院を変えて様子を見てみようかという人たちに見られる共通点は、「おやつをいっぱい与えている」「果物を食べさせている」ことが非常に多いのです。「糖分の摂りすぎ」は外耳炎や皮膚炎にはよくないことです。特に「単糖類」(お砂糖や果物、果糖)を日常的におやつとして与えているといつまで経っても治療と縁が切れません。食べ物がからだに合わなくて、からだが要りませんというサインを外耳炎として出す、肝臓が悪くなって出すなど、からだのサインにはいろいろなパターンがあります。今の薬は優秀なので使うと良くなるのですが、またぶり返します。できるだけ良質なフードを与えること、極力おやつを減らすこと、もし与えるのであればサツマイモやかぼちゃなどの多糖類などを単糖類を選ぶことで改善が見込めるのではないでしょうか。もうひとつの注意点として、耳の掃除をあまり一生懸命にやらないことですね。他の動物にも同じことが言えますが、こすり過ぎると悪くなるのでお家での耳掃除をほどほどにしましょう。

河合 俊光 院長
かわい動物病院
河合 俊光 院長
川口市/戸塚鋏町/戸塚安行駅
●犬 ●猫 ●フェレット ●ウサギ ●ハムスター ●は虫類
  • 犬・猫の異物誤飲

異物誤飲は繰り返すことの多い事故。早期の気づきと環境調整がカギに

異物誤飲は、本来食べるべきでない物を口にし、飲み込んでしまう事故のことを指します。診療現場では比較的よく見られるケースであり、注意すべきは、「同じ犬や猫が何度も繰り返すことが多い」という点です。
「またですね」といったやりとりが飼い主さんとの間で起きるほど、一度誤飲を経験した犬や猫は、習慣的にまた口にしてしまう傾向があります。そのため、誤飲癖のある犬や猫に対しては、日常的な環境の見直しが何よりも重要になります。
食べ物であれば、比較的軽症で済むケースも多く、下痢や嘔吐などで排出される場合もあります。しかし、種(タネ)やゴムボール、小さなおもちゃ、布製品など、消化できない異物を飲み込んでしまった場合には、腸に詰まり、開腹手術となることも少なくありません。進行すれば命に関わるケースもあるため、事前の対策と迅速な対応が求められます。
重要なのは、飲み込んだと気づいた時点ですぐに動物病院を受診することです。異物を飲み込んでしまってもすぐであれば、薬剤などを用いて吐かせる処置(催吐処置)で対応できる可能性が高く、身体的、費用的な負担が大きく抑えられます。逆に、時間が経ってしまった場合や、腸まで到達してしまった場合には、外科的な処置が必要になってきます。

飼い主さんが誤飲に気づくきっかけとしては、「物がなくなっている」「口をくちゃくちゃしている」といった行動の変化です。ただし、犬や猫は「何かを食べた」と伝えることはできないため、見た目だけでは分かりにくいケースも多く、環境内の異変に注意を払う必要があります。再発防止のためには、犬や猫の行動範囲にある物をすべて片付ける、もしくは片付けられた範囲でのみ行動させるなど、徹底した環境管理が不可欠です。部屋全体の整理が難しい場合には、ケージやサークルなどを用いて管理する方法も有効でしょう。
いたちごっこのように感じられるかもしれませんが、大切な家族を守るためには、飼い主さんの“気づき”と“配慮”が最も有効な予防策となります。誤飲癖のある犬や猫を飼われている方は、日々の生活環境をもう一度見直してみてください。

小川 晋吾 院長
所沢動物病院
小川 晋吾 院長
所沢市/牛沼/所沢駅
●犬 ●猫
  • 犬の不整脈

動画の撮影が診断の助けになることも

人間の場合であれば、胸痛や動悸・息切れなどの症状が感じられると思いますが、当然のことながら動物の場合、それを感じ取ることはできません。その結果、不整脈が症状として現れるのは、失神やふらつきなど、目に見える症状になってから気づくことが多いのです。
不整脈は、弁膜症や僧帽弁閉鎖不全症などの様々な心臓疾患の1つの症状として現れることがほとんどです。ゆえに、心臓の病気があって失神を起こしたケースでは、大元の病気の進行を検査で確認していき、その上で不整脈の治療が必要なレベルと判断すれば投薬治療などが行われます。また、ほとんど、と申しましたが、大型犬の場合、大元の心臓疾患がないのに不整脈になるケースがまれにありますから、小型犬とは別に考えていく必要があります。

不整脈が症状として現れるのは失神などの症状になりますので、事が起きた時、別の病気と混同してしまうケースもなくはありません。最も混同しやすい疾患として、てんかんが挙げられます。よくよく見れば、片側にけいれんが起こっていたり、発作が継続する時間の違いで鑑別は可能ですが、症状がある程度落ち着いた段階での検査では鑑別は難しくなります。飼い主さんに1つ心に留めておいていただきたいのが、発作が起きた時に動画を撮っていただく、ということです。その瞬間の映像を見ることができれば、鑑別の大きな助けとなります。危急の際に動画を撮影するのは簡単ではないとは思いますが、それが診断の重要なヒントになるということを認識していただければ幸いです。

木村 勇介 院長
杉並動物夜間救急医療センター(東京動物医療センター)
木村 勇介 院長
杉並区/松庵/西荻窪駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫のけいれん発作

症状が起きたら動画撮影を!どの年齢にも起こりうる”発作”

もし、愛⽝•愛猫に発作が起きたら、”動画を撮る”ということを覚えておいてください。発作というのは、”どのようなタイミングで、どのような時間に、 どのようなことが起きたのか”というのが治療を⾏う上でとても⼤切になりま す。そのため、発作が起きたら、難しいとは思いますが、焦らず動画を撮 り、そのまま動物病院にいっていただけたらと思います。
⽝•猫ともに、発作が起きる原因は確率の⾼い順に、内蔵、⼼臓、脳の順に分かれています。原因が内臓の場合は⾎液検査を⾏い、もし⼼臓であれば聴診で⼼臓の⾳を確認し、レントゲン検査や⼼臓エコー検査を⾏います。これらの検査をしても問題がないという場合には、脳に原因があると考え、MRI検査を⾏うという流れが主な治療の流れです。発作が起きる時はご家庭であることがほとんどですので、獣医師がその症状を確認出来ません。何度もお伝 えしますが、原因特定のためにも、飼い主さんの認識と獣医師の認識を⼀致 させるという意味でも動画が⼤切になってきます。これは、発作だけでなく、どの病気も動画や写真などの客観的なデータが⼤切なので、可能であれば撮影をしていただけると治療がスムーズになると思います。 また、発作が起きた際には、緊急のものと、様⼦を⾒ることが出来るものとに分かれてきます。その判断としては、発作が起きた際に⾆の⾊を⾒ていただくことがポイントです。発作が起きて⾆の⾊が⻘紫⾊になっている場合は、”チアノーゼ=酸素が⾜りない状態”です。この症状が10秒程度で収まる場合は様⼦を⾒ていただいても⼤丈夫ですが、⻑時間続くようなら緊急性が⾼い証拠です。すぐに病院に相談してください。また、痙攣発作の場合は、10分を超えるようなものすぐに病院へ連れて⾏ってください。もし1分以内であれば様⼦を⾒てもいいと思います。
チアノーゼが起きた際は、応急処置として、カセット酸素などを吸わせるなどが効果的です。
発作は、年齢によって正確に原因を突き⽌めるということは難しいのですが、可能性として考えられる主な原因が以下の通りです。 ⽣後4ヶ⽉までは低⾎糖発作であることが多いです。⾷事を⻑時間⾷べていなかった時、痙攣発作を起こすことがあります。対処法としては、砂糖⽔を飲ませてください。 1歳弱から7歳くらいまでは脳の病気や炎症、てんかんが多い印象です。 また、10歳を超えると脳ではなく内蔵、⼼臓の病気の可能性が出てきま す。
ただ、痙攣はどの年齢にも起こりうる症状です。兎にも⾓にも、発作が起き たら、⾒守るより動画を撮ってください。10秒ほどでも⼤丈夫です。

桂⽥ 樹明 院長
ペテモ動物病院 浦和美園
桂⽥ 樹明 院長
さいたま市緑区/美園/浦和美園駅
●犬 ●猫
  • 鳥の膨羽

なぜ鳥は羽を膨らませるのか?寒いだけが理由ではない

羽を膨らませている鳥は、寒がっている、低体温の状態を示しているだから温めようとしているといわれています。ここからは個人的な見解になりますが、羽を膨らませている理由には低体温以外症もあるのではないかと思っています。実際には気分が悪かったり、頭痛や腹痛があったり、体のどこかが痛いという不調がある場合でも、羽を膨らませていることはあるのではないでしょうか。ありがたいことに、みなさんは一般的な知識として「羽を膨らませている時は温めて、○○度にする」と教わっているので、温めてみたけれど治らずに病院へ来るケースが多くあります。一方でしかし、温めて様子見する期間を見誤っている方が多いとも感じています。たとえば「一週間くらい温めてみたけれど良くならない」と聞いてどう思うでしょうか?もし温めて様子見をする期間を区切らせてもらうとしたら、半日から一日です。この症状は温めても治らないのだと見切りをつけられない、様子見期間の長い気づかない方が非常に多いと感じます。来院適期は変化に気づいたときです。明日行こうではなく、今日行きましょう。

松岡 滋 院長
あず小鳥の診療所
松岡 滋 院長
さいたま市南区/南浦和/南浦和駅
●鳥 ●ハムスター ●ウサギ ●その他
  • 犬・猫の椎間板ヘルニア

鍼灸・漢方で切らない治療を。摘出の手術よりも効果が高く再発時の治りも早い

椎間板ヘルニアは、椎間板が変形して脊髄を圧迫することで傷みや麻痺が出る症状です。犬はもともと狼の先天性異常みたいなところがあり、骨の関節部分は遺伝的にちょっと弱く、ミニチュアダックスなどは特に椎間板ヘルニアになりやすいんです。東洋医学的には椎間板が飛び出したとか、骨がずれているということだけではなく、気の巡りが滞ったり血流が悪くなるところに痛みが出るという考え方です。ワンちゃんは飼い主さんと密着していると、飼い主さんの影響を受けやすく、飼い主さんのストレスがワンちゃんの痛みにも繋がってくる。そこを針で気の流れを良くし、漢方などで補いながら治療するのが椎間板ヘルニアの鍼灸・漢方治療になります。椎間板を摘出する手術をすると、気血が流れる経絡も切れてしまうので、なるべく切らずに治すのが望ましいです。完全麻痺で手術しても回復が難しいと言われているような症状でも、鍼灸でかなり治るんです。私も自分でやり始めてびっくりしたくらい成果があり、針の場合は再発した際も治りが早いですよ。

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長
せじま動物病院
瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長
さいたま市浦和区/高砂/浦和駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他
  • 犬のてんかん

発作が起きた時に動画を撮影してもらうことがキーに

「てんかん」とは、てんかん発作を起こす脳の病気です。犬にも猫にも見られるもので、神経の病気では最も多い症例と言えます。発作の特徴は、その子その子で異なります。全身がけいれんするような子もいれば、口を“くちゃくちゃ”してよだれを垂らす子や、手足がピクピクと動くようなケースもあり、タイプは様々です。発作があった場合、当院ではまず動画の撮影をお願いしています。スマートフォンが普及する以前は、飼い主さんが見た行動を言葉でお伝えしていただいていたのですが、一目でわかる動画は診断の大きな助けとなります。低血糖や中毒など、脳以外の病気が原因でてんかん発作に似た症状を起こすものもあります。それらの可能性を考慮しつつ、段階的に検査をおこない、病気を確定していくことになります。てんかんであることがわかると、抗てんかん薬というお薬を飲んでいただくことになります。しっかりと効果が認められる適切な量から始めていき、多くの場合、3ヶ月に1回以下の発作で収まってくれれば、それを維持してくことになります。発作の回数やその程度を一定の水準で抑えることができれば、てんかんのある子も一般的な子と寿命に大きな変化はないと言われています。治療はそのラインを目指していくことになり、ケースによってはお薬の種類や量を増やして対応し、また最近では大学病院などではてんかんに対する外科手術も行われるようになってきました。

溝口 俊太 院長
はとがや動物病院
溝口 俊太 院長
川口市/坂下町/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫
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