ひらの歯科医院

平野 哲也 院長への独自インタビュー

地元藤沢で開院。自由診療メインに転換し治療の質も向上

もともと、母方が古くから富山で歯科医をしていました。母や祖母からの期待もあり、中学生くらいの頃から歯科医師の道を思い描いていました。地方の大学を卒業してから、東京医科歯科大学の補綴科で2年の研修を経て、総合病院の歯科室で幅広い治療を経験し、開業するに至りました。藤沢は私の地元なので、いずれこのエリアで開業したいと思っていました。開業セミナーでお世話になった先生からの助言がきっかけとなり、消化器内科や薬局と並んだクリニックモールのようなかたちで1998年に『ひらの歯科医院』を開院しています。開院から20年以上、一般治療から小児治療、自由診療のインプラントや矯正まで対応し、多くの患者さんに通っていただきました。ただ、私は精度の高い高品質な補綴治療の研鑽があり、患者さんに良い被せ物、良い入れ歯でしっかりと噛んでいただきたいという思いがあったのですが、当地に開業してからは患者さんの希望もあり、保険診療を中心に行っていたので、そこまで手が回らなかったんです。そこで6年ほど前に舵を切り、自由診療を中心にすることにしました。その結果、お一人お一人の治療に十分な時間をかけられるようになり、治療の質も上げられて、より良い治療の成果が得られるようになりました。ただ患者さんの層はがらっと変わり、現在はご高齢の方が多くなりました。他院で入れ歯を作ったけれど何度調整しても合わない、噛めない、治療をしても痛みが取れないなどのご相談が多いです。

入れ歯の治療に確かな自信。患者さんに適した入れ歯を提案

私自身が長く学び、研鑽を積んできたことから『ひらの歯科医院』は入れ歯の治療を最も得意としているところです。かつては保険診療も含め、当院内で多くの治療に対応してきましたが、現在は最もご相談の多い、入れ歯による治療に特化しています。インプラントと入れ歯のどちらがいいか、入れ歯のメリットやデメリットが、といった話ではなく、当院は「入れ歯で噛みたい」という患者さんが多く来院されるんです。もちろん口腔内の状態を見て、私からインプラントのご提案をすることもありますが、ご高齢の方で入れ歯を使いたいという方や、費用面や身体的な理由からインプラントを避けたいという方もいます。また、入れ歯の治療というのは入れ歯だけのケアをするものではありません。特に総入れ歯ではなく、部分入れ歯の場合は、残っている歯の状態を整えないと良い入れ歯は作れません。根管治療や歯周病などは専門の歯科医師が対応しますので、ご自身の歯が長く持つように適正な処置をして、患者さん口内に合った入れ歯を作成します。自由診療の入れ歯を製作することにより、当院はより患者さんに適した、噛みやすい、ご自身の歯や歯肉に負担の少ない入れ歯の治療が可能です。食事を楽しみ、会話を楽しみ、QOLが向上することが患者さんにとって大切なことですから、良い入れ歯治療で人生をサポートできるように当院のスタッフ全員で尽力します。

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