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大曲 祐司 院長

YUJI OOMAGARI

出来るだけ「痛くない」「抜かない」「削らない」をモットーに、患者さんと一緒に作り上げていく歯科医療を目指して

神奈川歯科大学歯学部卒業。同大学補綴科医員を経て、国立横須賀病院歯科口腔外科に勤務。トミタ歯科医院勤務を経て、茅ヶ崎ファースト歯科クリニック分院長、大和パーク歯科クリニック分院長を歴任。2022年5月に『本厚木歯科クリニック』を開設(小田急線「本厚木駅」北口より徒歩2分)。

大曲 祐司 院長

大曲 祐司 院長

本厚木歯科クリニック

厚木市/中町/本厚木駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

本厚木で40年以上続いてきたクリニックを引き継いで

大曲 祐司 院長

両親が歯科医師であり、家系も医療系の職に就いている人が多い環境ではありました。私自身は、初めは獣医師になりたかったのです。なにしろ、動物が大好きでしたからね。しかし、長ずるに従い、考えが変わってきました。両親が患者さんから感謝の言葉をいただいているところも見ましたし、働いているスタッフさんから「お父さん、お母さんってすごいんだよ」と直接伝えてくれたこともあってこの道を目指すようになったのです。
神奈川歯科大学卒業後は母校の補綴科に在籍し、国立横須賀病院歯科口腔外科を経て神奈川県内の複数の歯科医院に勤務後、2022年5月に『本厚木歯科クリニック』を開院いたしました。こちらは、いわゆる承継開業という形になります。先代の院長先生は40年以上に渡ってこの地で歯科診療を提供されていました。その先生が体調を崩され、クリニックを続けることが難しいということをお聞きし、実際に診療室を拝見して、しっかりこだわってやられていることを実感し、ぜひ引き継がせていただきたいとお願いしたのです。

お子さんに対しては“連想”させないことが大切

大曲 祐司 院長

長年続けてこられたクリニックということもあって、ご高齢の方がよくいらしてくださっていますね。それから、お子さんも多く来院されています。私は子供好きなのですが、ここに来るお子さんはあまり泣いてしまうことがないんです。お子さんに対しては“連想させない”ことが大事です。よく「痛くないよー」と言ってしまいがちなのですが、それはもう禁句です。言った先から、子どもは「痛いかも……」と連想してしまうんですね。そこに風を当てようものなら、すぐに「痛い!」となってしまいますし、その瞬間に子どもからしたら、私たちは「嘘つき」となってしまいます。無理やりに治療というのは時代にもそぐわないですし、かと言ってだまし討ちのようなこともあとを引く可能性があります。そうなれば、お口を触ること自体がトラウマとなり、一生引きずっていってしまうリスクも生じるでしょう。お子さんは徐々に慣れてもらい、自信をつけてもらってから、言葉がけにも気をつけて慎重にやるのが一番です。幸いなことに、他で難しかった子が、「うちに来たら大丈夫だった」というケースも多く経験してきました。

最終的なイメージを患者さんと共有し、いつまでも美味しく食事をしていただけるように

大曲 祐司 院長

「むし歯1つひとつを診る意識ではダメだよ」と、若手のドクターに言うことがあります。「それは治療ではなく、作業だよ」と。なぜそこにむし歯が出来たのか、全体の噛み合わせの状態はどうか、診療室に入ってこられた段階から身体の状態も診てあげなさいと伝えています。さらに重要なのは、完治した状態をイメージすること。そこから逆算で、どういう順番で、どう治療を組み立てていくかを考えていくのです。最終的なイメージが出来あがっていると、何かイレギュラーなことが起きても容易に対応が出来るものなのです。そのイメージを患者さんとも共有しながら治療を決めていくことになります。

もう1つのテーマが、出来ることなら最後まで美味しく、ということ。当院では2024年末より訪問診療をスタートしました。歯科の場合、治ったら終わり、ではないんですね。メンテナンスのために定期的に通っていただく必要がありますが、長年通われているうちに通院が難しくなる患者さんも当然いらっしゃいます。美味しく食べれないと、やはり気の毒ですよね。出来ることなら最後まで美味しく食事ができるように、責任を持って最後まで診させていただければと考えています。

患者さんの利益を最優先に、こだわりを持って

全体的にまんべんなく、穴のないようにと思っています。ここで出来ない治療がなるべくないように、ということですね。もちろん自分の手に余る症例はどうしてもありますし、より設備の整った施設で治療を受けられた方が良いと判断した場合には、選択肢として患者さんに提案します。患者さんの利益を第一に優先して、ということです。当院には一般矯正治療の専門医と、マウスピース型矯正を専門とする歯科医師が在籍しており、症例によって選んでいただく形を取っています。患者さんがここで大丈夫ということであればもちろん当院で治療を行いますし、スケジュール等が合わないということであれば、近隣の矯正専門の先生にもとへご紹介しています。こちらも患者さんの利益を優先するという考えに基づいてのことです。

当院の特徴の1つとして、歯科技工士が常駐しています。以前のクリニックの頃からこちらに勤めていた方で、大いに助けられています。やはり、実際にお口が動いてる状態や表情が見れるのは、歯科技工士にとっても大きく違うわけです。お互いに患者さんを、モノを見ながら直にやり取りができることで、理想的なイメージに近づけていけていると思っています。私個人としても、前歯をその人に似合わせることは好きでもあり、得意でもあります。出来あがった補綴物の角を少し形を変えてあげることで、ガラッと印象は変わるものです。その時の患者さんのパッと明るくなるお顔を見るのが好きで、ついついこだわってしまうんですよね(笑)。

これから受診される患者さんへ

『本厚木歯科クリニック』では「痛くない」「出来るだけ抜かない・削らない」をモットーに、患者さんと私たちが一緒に作りあげていく医療を志向しています。予防もそうですが、患者さんのご協力がなければ健康を維持することは叶いません。ご自身のスタイルで可能な限りの方法を提案し、足りない部分を私たちが補っていくというイメージです。患者さんとドクターだけではなく、スタッフを含めてみんなで良い結果を、良い未来を一緒に作りあげていければと考えておりますので、どうぞなんでもご相談ください。

※上記記事は2024年12月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

大曲 祐司 院長 MEMO

  • 出身地:福岡県
  • 出身大学:神奈川歯科大学
  • 趣味:アウトドア、バスケット、柔道
  • 好きなこと:食べ歩き
  • 好きな場所:海
  • 座右の銘:「優しく 誠実に」

大曲 祐司 院長から聞いた
『上唇小帯付着異常』

上唇小帯があるか、ないかを知っておくことが大切

舌の裏側にある舌小帯と対角と言いましょうか、上唇の裏側に位置し、前歯の真ん中から歯ぐきに向かって縦走する粘膜のヒダを上唇小帯と言います。人によって位置は異なり、歯の間まできているとすきっ歯の原因となりますし、そこまでいかずとも、わずかに唇の動きを妨げますので、滑舌や食べるスピードを下げてしまうという側面があります。
現在は麻酔処置をした上でレーザーにより整形する治療が一般的となっています。レーザーのない時代にはメスで切り取るしか方法がなく、当時は腫れて大変でしたが、レーザーは傷口の処理も一緒に行えますので、腫れも少なく、それほど負担のかからない処置となっています。
上唇小帯は誰にでもあるもので、位置が異なるのは個性と言えるでしょう。成長段階で短くなることも多く、急を要するものでもないことから、様子を見ることも一般的と言えます。ただ、大人に関してもその位置によって歯周病を悪化させてしまうこともありますし、お子さんの仕上げ磨きをする際、それがあることに気づかず引っ掛けてしまうことがあります。それがあるか、ないかを知っておくことで磨き方も変わってきますので、歯医者さんでお口を診てもらう際、チェックをしてもらったほうがいいでしょう。

グラフで見る『大曲 祐司 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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