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武内 崇博 院長

TAKAHIRO TAKEUCHI

「見える化」を軸に、患者さんの想いに寄り添う「街の小さな大学病院」を目指して

東京歯科大学卒業。同大学大学院において歯周組織再生療法に関する臨床・研究に従事、多数の論文を発表。同大学水道橋病院、有楽町、稲毛の歯科医院勤務を経て、2023年2月に『みなきたデンタルクリニック』を開院(横浜市営地下鉄「センター北駅」より徒歩3分)。

武内 崇博 院長

武内 崇博 院長

みなきたデンタルクリニック

横浜市都筑区/中川中央/センター北駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

歯科治療のトータルプレイヤーを目指して

武内 崇博 院長

私は曽祖父から数えて四代目の歯科医師ということになります。自宅兼の診療所で祖父や父が診療している姿を幼少の頃から見ていました。言ってみれば白衣が日常と言いますか、ごく自然にこの道を歩むことになりました。
大学卒業後は大学院および大学病院で歯周病に関する臨床・研究に従事してきました。歯周病はステージごとに治療が細分化されています。その最初のステージにおこなわれる歯周基本治療というものの中に一般にイメージされる歯科の治療がほぼ含まれており、それができるようになればトータルプレイヤーになることができるのではと考え、この分野を選んだのです。表面に見える歯がいくら綺麗でも、基礎たる土台がしっかりしていないことには長く保つことはありません。基本治療を習熟することで、歯の基盤を作れるようになりたいと考えました。加えて、歯周病は外科的な治療が必要になることもあります。お口の中の小手術のエキスパートとなることで、残念ながら抜歯となったあとの重要な選択肢の1つであるインプラント治療にも役に立つと考えました。
『みなきたデンタルクリニック』は2023年2月に開院いたしました。歯周病のエキスパートとして磨いてきた知識と技術を、より多くの方に提供してまいります。

街の小さな大学病院

武内 崇博 院長

「街の小さな大学病院」が当クリニックのコンセプトです。各ジャンルで研鑽を積んできた有資格者が集い、専門性の高い治療を提供していきます。一例を申しますと、歯周病です。歯周病についてはここで治療を完結できる体制を整えており、開院してまもないのですが、すでに多くの医院からご紹介いただいております。大学病院に紹介するとなると、レントゲン1つ撮るにしても手続きが必要で、それだけで1日が終わってしまうこともあるでしょう。専門性を有した経験のある歯科医師がスムーズに、そして最後まで診療にあたることができるのが私たちの特徴です。
現在は歯周病専門医でありインプラント専修医である私が中心ですが、近い将来、他分野の資格を有する歯科医師、歯科衛生士が集い、お口のあらゆる相談に専門的に対処できるクリニックにしていきたいと考えています。

「見える化」でご自身の状況を理解していただく

武内 崇博 院長

まず患者さんのお話をしっかりとうかがい、その上で様々な検査をおこなっていきます。その際、口腔内写真やマイクロスコープによる写真・動画、あるいはタブレット端末を用いた説明ツールにより、あらゆるものを可視化し、ご自身の状況を理解していただくことからスタートします。お口の中は見えないものです。見える部分はみなさん、きれいに磨かれてることが多いのですが、裏側や歯と歯の間となると磨いたようで磨けてないものなんですね。「汚れが着いています」と言われるだけでは、ピンとはきません。写真に撮って拡大してお見せすることで初めて「うわー、こんなだったの」と驚かれることが多いんですね。
まず現状を知っていただく。その上で、日々の口腔ケアについて、歯ブラシに始まり、その人に合ったものを歯科衛生士がご案内していきます。人となりを理解することも重要です。一般に歯医者さんが勧める小さなヘッドの歯ブラシは、しっかり磨くことができる人でないと、かえって効率が悪くなってしまい、汚れが落ちないことが良くあるんですね。そのケースではあえて大きな歯ブラシを用い、まずは全体を効率よく磨いていくことを優先することもあります。その人その人に合わせ、オーダーメイドで指導を心がけていく必要があるのです。治療よりもまずは現状を認識し、何をすれば自分にメリットがあるのかを実感していただく。すべてはそこからスタートします。

歯周病治療のエキスパートとして

お口の病気と言えば虫歯をまずイメージされるでしょう。しかし、歯を抜く原因でもっとも高い割合を占めるのが歯周病です。人類最大の感染症であり、程度の差こそあれ、成人の8割が羅患していると言われています。この病気におけるリスクを最小化するには、日々のセルフケアと、歯科医院で行うプロフェッショナルケアの両輪でお口の中をしっかりと管理していかなくてはなりません。

先にも申し上げましたように、当クリニックでは歯周病のほぼすべてのステージの治療が可能です。骨が溶けてしまっている方についても、私の専門分野である再生療法で10年、20年、時計を巻き戻すことは可能です。もちろん、残念なことに救えないケースも存在していて、その場合は抜歯をせざるを得ません。抜歯後の選択肢としてインプラントがありますが、こちらについても専修医の資格を有し、適切な治療を提供できます。歯周病とインプラントの両方の資格を持つ歯科医師は非常に少なく、多くの皆さんのお役に立てるものと確信しています。

これから受診される患者さんへ

お口の中の本当の状況を知ることであなたの人生が変わる可能性があります。どんなことでも構いません。お口のことで何か困っていること、疑問に思うことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2023年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

武内 崇博 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:釣り、テニス
  • よく手に取る本:歯学書
  • 好きな映画:ガイ・リッチー監督作品
  • 好きな音楽:ダンスミュージック
  • 好きな場所:海
  • 好きな言葉:「全知全能であれ」
  • 出身大学:東京歯科大学

武内 崇博 院長から聞いた
『歯周病』

負のループが起こる前にできることを

読んで字の如く、歯周病とは歯の周りの疾患です。つまり、歯そのものに起こるものではなく、歯を支える歯茎や骨に起こる炎症です。原因は非常にシンプルで、細菌による感染です。歯と歯茎の境目には歯肉溝(しにくこう)と言われる溝があります。この溝に歯垢(プラーク)が慢性的に溜まることにより、歯茎に炎症が起こります(歯肉炎)。この段階では歯茎が腫れたり、出血がしやすくなるなどの症状が起こります。この段階までは汚れをきっちり落とすことで改善が期待できますが、放置しておくと炎症反応によって次第に歯と歯茎が剥がれ、いわゆる歯周ポケットが深くなっていきます。こうなると、もう歯ブラシでは届かなくなりますし、やがてポケットの深くに入ったプラークが歯の表面に歯石となってこびりつくようになり、そこに菌がまた付着するといった負のループが起きていきます。この段階までいくと治療は困難なもになりますし、適切な治療を受けることができないと、やがて歯を支える骨が溶けていき、抜歯を余儀なくされるのです。
歯周病は根治が非常に難しい疾患です。またその進行は比較的ゆっくりですが、まれに急激に進行してしまうケースも存在します。ですから、歯が生えたら歯医者さんに行っていただきたいですし、セルフケアを心がけていただくとともに、しかるべき施設で、定期的に診てもらいましょう。

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