三浦 文宏 院長
FUMIHIRO MIURA
お子さまとそのご家族にいちばんに寄り添えるクリニックを目指します
昭和大学医学部卒業。同大学大学院小児科学講座卒業。昭和大学病院(小児科)、千葉県こども病院(新生児科)、新横浜母と子の病院(副院長)等での勤務を経て、2024年1月に『しんつなシェルキッズクリニック』を開院(東急新横浜線「新綱島駅」直結、東急東横線「綱島駅」東口より徒歩3分)。
三浦 文宏 院長
しんつなシェルキッズクリニック
横浜市港北区/綱島東/綱島駅
- ●小児科
- ●アレルギー科
- ●新生児内科
未来を担うこどもたちにエールを
幼い頃から生き物(生物学)に対して、すごく興味を持っていました。成長していくに従い、その生物学の中でも、医学が自分に一番合っているのではないかと思うようになっていたのです。自分が病院に掛かることもありましたし、親族の死に立ち会うといったの経験がそちらに向かわせたのでしょう。
大学卒業後は母校の小児科に籍を置きました。私が卒業する頃から、医療は分野別・臓器別に細かく分かれていく傾向にありましたが、私としては、あらゆる臓器を全体的に系統立てて診ていきたいという思いを抱いていたことも小児科を選択する1つの理由となりました。なにより、こどもたちには未来があります。未来あるこどもたちの成長する姿をサポートできることにモチベーションをかきたてられたのです。
勤務医時代は新生児医療をメインとして小児科全般に携わってきました。大学病院での、いわゆる三次医療(集中医療)からスタートし、中規模の病院で二次医療に携わったこともありましたし、クリニックでの診療に関わった時期もありました。その中で、自分が年齢を経ていくごとに、「あの時のこどもたちはどうなっただろうか」と思うことが多くなっていったのです。三次・二次医療では、地域のクリニックから紹介を受け、治療をおこない、その後は地域へと患者さんを送り出していきます。それがなければ助からないこどもはたくさんいますし、非常に重要な仕事ということは重々承知していますが、患者さんとご家族のみなさんとの距離がより近くに感じられる、地域に根ざした医療を提供したいと考え、この度の開業にいたったのです。
生まれたばかりの赤ちゃんにもしっかりと対応
在胎22週以降に出生した早産児から出生後28日までの新生児期は、出産した病院が責任を持って診るというのがこれまでの通例でした。しかし、医療の集約化が進んでいる現在、産科もその例外ではなく、お産が可能な病院は限定されてきています。そうなりますと、里帰り出産に代表されるように「距離の問題」が出てきます。また、産科病院であっても、小児科医が常駐する体制がとられていない施設もあります。実際、私が夜間の救急医療に携わっていた頃の話ですが、1か月未満のこどもが「受診できるところがなかった」と駆け込んでくるケースがしばしば見られました。少しの相談で解決できるような皮膚や鼻のちょっとしたトラブルでも、わざわざタクシーに乗って遠いところまで行ったり、夜間に駆け込んで来られる状況を経験していく中で、地域にこそ新生児を診るクリニックの必要があると考えたのです。
小児科の中でもアレルギーや循環器、神経、等々、様々な専門があります。その1つに新生児があるのです。出生後1か月ほどは、呼吸や循環もまだ未完成な、“外”に適応する特殊な時期と言えます。その時期に特有な症状、病態もありますので、私たちのような新生児を専門に診てきた経験を持つ医師が貢献できるところは大いにあると思っています。
地域にお住いの方のニーズに細かく対応していきたい
平日は朝の8時半から診療を受け付けています。問題がなければ、そこから保育園に預けていきたい親御さんもいらっしゃるでしょうし、さらに言えば、一晩中抱えていた心配をできる限り早く取ってあげたいと考え、この時間からの診療とすることにしました。土曜日についても、夕方の18時まで診療をおこなっています。予防接種や健康診断もおこなっていますので、平日の来院が難しい方が便利にお使いいただければうれしく思います。
当院ではエリアを分け、予防接種や健康診断にも力を入れています。ここ数年、予防接種の分野では同時接種の推奨、ワクチン間隔の変更など、大きな変化が起こりました。インターネットの普及による恩恵もそこにはあるのでしょう、多くの方がその変化に適応されていますが、不安を抱えておられる親御さんもたくさんいらっしゃいます。まずはご相談でも構いません。スケジュールも一緒に考えていきますので、出生から2か月が経てば一度ご相談にいらしてみてください。
患者さん、ご家族と同じ目線で、1つのチームとして
よく言われることかもしれませんが、「同じ目線」ということを強く意識しています。そこには、親御さんのお気持ちに寄り添う、という意味もありますが、同時に、1人の人格としてお子さんを尊重するという意味もあります。1歳前後には、外への警戒心のようなものが生まれてきますし、2歳を過ぎれば、言語への理解も徐々に進んでいくようになります。「わからないから」という心持ちで向き合うのではなく、「わかってくれる」という前提で向き合い、治療や検査の必要性を説明し、納得していただいた上で診療を進めていきたいのです。我々と患者さん、そしてご家族が1つのチームとして「子育て」をしていけるようにと心がけています。
これから受診される患者さんへ
地域には保育士さんもいらっしゃれば、保健師さん、栄養士さん、さらに保育園、幼稚園、小中学校の先生方もおられます。病院で患者さんが来院するのをただ待っているのではなく、地域のみなさんと協力し、こどもたちがすくすくと育つ環境づくりに小児科医として貢献していきたいと思っています。
院内は海をイメージした楽しい雰囲気となっており、入口近くには水槽もあります。お子さんと一緒に、水槽のお魚を見にいらっしゃるだけでもいいのです。まずはお話をしにいらしてみてください。病気でなくても構いません。例えば、ミルクの適切な量についてですとか、着せる服は何がいい、ですとか。そうしたことでいいのです。お子さんを育てる上で不安なことがあれば、私たちにお気軽にご相談いただければと思います。
※上記記事は2024年2月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
三浦 文宏 院長 MEMO
- 出身地:茨城県
- 趣味:野球観戦
- 好きな本:ミステリー
- 好きな映画:サスペンス
- 好きな音楽:J-POP
- 好きな観光地:天の橋立、城崎温泉
- 座右の銘:「継続は力なり」
三浦 文宏 院長から聞いた
『新生児黄疸』
精査すべき黄疸、様子を見ていい黄疸など、対応は様々
新生児は生理的に黄疸を呈しますが、その範囲を超えた場合を病的黄疸といいます。黄疸の物質ビリルビン濃度が高い場合(生まれてからの日数で決まっている)は、光線療法などの治療が必要です。当院では、退院後の黄疸のフォローも簡単に行えるよう皮膚黄疸計を用意してあります。「皮膚がかなり黄色いけど次の健診まで待っていいのかな?」なんて疑問に思うようなら、すぐ計測しにいらっしゃってください。生後1週間をこえ、普通であれば軽減していく黄疸が生後2週間以上続く場合を遷延性黄疸(せんえんせいおうだん)といいます。遷延性黄疸には体質的黄疸や母乳性黄疸、そして哺乳量不足による黄疸などがあります。いずれにせよ、一度受診いただくことをおすすめします。「母乳栄養だから」と短絡的に母乳性黄疸と判断するのも危険です。また母乳性黄疸なら、すぐ人工栄養に変更するような安易な対応も間違いです。精査すべき黄疸、様子を見ていい黄疸、少し栄養管理を変えればよい黄疸など対応も様々ですので、2週間以上続く黄疸は一度受診したほうがいいでしょう。
遷延性黄疸や、一度落ち着いたのに再び強くなってきた黄疸のなかには、肝・胆道系の疾患がみつかることがあり、早期発見早期治療が望まれます。便の色(母子手帳についている便カラーカードが有用)、栄養法、体重増加などを踏まえ、母乳性黄疸、授乳量不足による黄疸遷延、閉塞性黄疸(肝・胆道系疾患:胆道閉鎖症など)を見極める必要があります。
グラフで見る『三浦 文宏 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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しんつなシェルキッズクリニック
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