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大澤 亮太 院長

RYOTA OHSAWA

目の前の患者さんの治療選択肢を広げるべく。 安心していただける標準的なTMS治療を広めたい

山梨大学医学部卒業。国際医療福祉大学附属熱海病院にて初期臨床研修修了後、神奈川県のメンタルクリニックで勤務しながら産業医としての活動を開始。産業医業務の研鑽を積みながら横浜市内の精神科病院にて勤務。2017年に内科・心療内科・精神科クリニックを開設。2020年12月に『武蔵小杉こころみクリニック』を開設(「武蔵小杉駅」東急南口3より徒歩4分)。

大澤 亮太 院長

大澤 亮太 院長

武蔵小杉こころみクリニック

川崎市中原区/小杉町/武蔵小杉駅

  • ●精神科
  • ●心療内科

ダイレクトに仕事の喜びを感じられる道に

大澤 亮太 院長

もともと、文系の大学に進んでいました。そこで資格の勉強をするようになり、「仕事」について真剣に考えるようになったのです。様々な仕事がある中で、医療は自分の行為がダイレクトに返ってくるイメージですよね。そこでお医者さんという仕事が初めて浮かび、改めて医学部の門を叩いたということになります。
医科にも様々な分野がありますけども、精神科は文系的な素養が生きると感じていました。そこで精神科についてしっかり学びたいと考え、国際医療福祉大学付属熱海病院を初期研修の場に選びました。初期研修ではもちろん急性期の医療にも従事しましたが、後世においてより大きな影響を受けたのが、カリキュラムの一環としてあった「保健室の先生」でした。学生さんは風邪などで利用する人も多いですが、メンタル的な問題を抱えた人も多いんですね。これから社会に出ていこうとする若い世代に貢献したい。そう考えたことから産業医について学ぶようになり、研修終了後は並行して神奈川県内のメンタルクリニックに籍を置きました。そちらの理事長先生はすごく情熱のある方でした。朝8時から診療を開始し、100人からの患者さんを診た後、毎日終電まで家庭教師のように精神科の診療のイロハをレクチャーしていただいたのです。この時期に得られたものは、非常に大きかったと感じています。ただ、1つのところでずっと診療を続けていますと、治療が我流になってしまう恐れもあります。自分なりに工夫をして過ごしてはいたのですが、体系的な学びの機会を求めて横浜市内の精神科病院に勤務することになりました。その工夫の1つが、心療内科・精神科系の医療情報サイトの運営でした。自分が学び、まとめたものを患者さんに見てもらうことは、とても有意義なことと考えたんですね。その活動の中で志を同じくする人たちと出会い、2017年に内科・心療内科・精神科のクリニックを元住吉に開院することになります。内科の診療をおこなっているように、元住吉では「心と体をトータルで診る」ことをコンセプトとしていました。それは1つの方向性として間違っていなかったのですけども、患者さんが増えてくるに従い、心療内科・精神科の診療の枠を十分に取ることが難しくなってきました。属人的と申しましょうか、心療内科・精神科の診療はそれぞれの医師の能力に依るところが大きいとも言えます。より多くの人に、そしてより質の高い診療を実現するために、新たなクリニックをこちらに開院することになりました。

目の前の患者さんの治療選択肢を広げるべく

大澤 亮太 院長

患者さんが訴える最も多い病気が適応障害です。職場や家庭、学校などの環境にどうしても折り合いがつけられず、ストレスで悩んだ結果、適応障害が起こります。そこからうつ病に発展することもありますし、そのほかに強迫性障害や統合失調症等、一般的な精神科の病気で来院される方もみえられます。

精神科の治療はお薬が中心となりますが、それを軸としながらも、当院では幅広い選択肢を提供していきたいと考えています。TMS専門クリニック(『東京横浜TMSクリニック』)を併設しているのもそれが理由です。また、そのほかにもリワークやデイケア、あるいはビデオ・電話、テキストによるオンラインカウンセリングサービスや、患者さんを支えるご家族のためのコミュニティサイトなどがあります。さらに、薬物療法やTMS治療など治療の選択肢を複数ご用意しています。お薬は出口をしっかり見据えて用いれば、非常に有効な治療手段であることは間違いありません。しかし、お薬を敬遠される方がおられるのも事実であり、それを踏まえ、1人ひとりの方に最適で多様な選択肢を提供することを大切にしています。

TMS治療が開く新たな可能性

大澤 亮太 院長

「TMS(反復経頭蓋磁気刺激法)」は1980年代から欧米で研究が始まり、アメリカのFDAでは2008年にうつ病が初めて適応とされました。現在では、うつ病に加え、強迫性障害やニコチン依存症にもその範囲が広がっています。日本においては2019年よりうつ病に対して保険診療が認可されましたが、入院を前提とすることもあり、認知が行き届いていないのが現状です。その現状に鑑み、当クリニックでは国内におけるTMS治療の第一人者である慶應義塾大学の野田賀大のご協力を仰ぎ、エビデンスに基づいた治療を提供しています。
TMS治療は薬物療法と比しても治療期間が短く、副作用も少ないことが研究によって明らかになっています。また再発率に関しても、論文上では薬物療法に比べて低いことが指摘されています。メカニズムが異なりますから、これまで薬物療法で結果が思わしくなかった方々にも救いの手となることが期待されているのです。
保険診療の適応のハードルが高いため、現状では自由診療として徐々に広がっていくことになるでしょう。エビデンスに基づいた確かな医療をより多くの人に届けるべく、当クリニックでは努力してまいります。

医療者にとっても魅力あるクリニックに

心療内科・精神科の治療は属人的と申しました。優れた先生のもとに患者さんが頼ってくるという良い循環を構築していければと思っています。言葉にすると簡単なようですが、この道を歩むには地道で絶えざる努力が必要となります。仮定の話ですけども、それとは真逆の道もあります。例えば、不眠で来院された方にポンと睡眠薬を処方して終わり、という方法もあるにはあるでしょう。それによって患者さんの数は増えるかもしれません。ですが、その結果、お薬がなければ寝られない、という患者さんが多くでるだけのことになってしまいます。然るべき時間と手間をかけ、1人ひとりの方に良心的で出口の見える医療を提供する。困難な道ではありますが、心療内科・精神科の医師として、それこそが唯一正しい道と考えています。私たちがTMS治療を開始したのも今後、中心的な治療となる可能性がある新しい治療をしっかりと学び、実践する場を作りたかったのです。

これから受診される患者さんへ

「これは相談していいものなのか」。お困りの方は多いかと存じます。あるいは、「病院に行くとお薬を使われるんではないか」と懸念を感じておられる方もいらっしゃるでしょう。当クリニックではTMS治療を含め、ご相談の上、その方に合った最適な選択肢を提供してまいります。生きづらさを感じていたり、何か生活に支障を感じていらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

大澤 亮太 院長 MEMO

  • 出身地:千葉県
  • 趣味:ソフトテニス、家庭菜園
  • 好きな作家:司馬遼太郎
  • 好きな映画:『ショーシャンクの空に』
  • 座右の銘:「小医は病を癒し 中医は人を癒し 大医は国を癒す」
  • 好きなアーティスト:Mr.Children
  • 好きな観光地:伊豆

グラフで見る『大澤 亮太 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION