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丹羽 直樹 理事長

NAOKI NIWA

MRI完備。頭痛の不安や悩みを抱えている方の最後の砦に

千葉大学医学部卒業。松戸市立病院 救急部、七沢リハビリテーション病院 神経内科、沼津市立病院 神経内科 等での勤務を経て、2002年に長池脳神経内科を開設。2012年11月、『横浜脳神経内科』を開設(各線「横浜駅」より徒歩5分)。日本神経学会神経内科専門医・指導医、日本頭痛学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。

丹羽 直樹 理事長

丹羽 直樹 理事長

横浜脳神経内科

横浜市神奈川区/金港町/横浜駅

  • ●脳神経内科

「脳とは何か」という興味から始まった医師人生

丹羽 直樹 理事長

実は医学部に入る以前は大学の理工学部に進んでいました。機械は機械で面白いものです。人と違い、嘘をつきませんしね(笑)。でも逆に言えば、そうした人の心というものも興味深く、「人を扱う学問」ということで医学部に入り直したのです。
大学卒業後は神経内科に籍を置きました。神経内科を選んだのは、「脳とは何か」ということでした。人のあらゆる現象は、脳がプログラムしているわけです。そのプログラムを物理的に解明したいということがこの分野に携わる最初のきっかけでした。
その後、神経内科はもちろんのこと、救急やリハビリテーションの現場に携わるようになり、より身近に患者さんの臨床に携わりたいと考え、八王子に最初の医院を開院したのが2002年のことになります。そして10年が経過したのち、ここ『横浜脳神経内科』を開院いたしました。鉄道もバスも、横浜は神奈川の交通の中心地です。若い世代がまだまだ移り住んでいる地域でもあり、ここでならより多くの人のお役に立てるのではないかと考えたのです。

患者さんの不安を安心に変えるために

丹羽 直樹 理事長

パーキンソン病や認知症等、神経内科に類する病気は様々あります。もちろん、それらの患者さんも診察をしておりますし、診断を行った上で適切な治療、もしくは適切な医療機関へと紹介していますが、患者さんの約8割は頭痛で悩んでいる方で、その半数以上が女性です。
受診の動機の第一は、この痛みをなんとかしたい、ということ。次いで、何が起こっているかという不安感になります。患者さんの中にはいわゆるドクターショッピングをされている方もおられますし、そうした方々に共通するのが、不安であり、不満ということになります。その不満を解消するためにもっとも重要なのは、適切な診断と、それをどう伝えるか、ということになってきます。医師も気をつけてはいると思うのですが、意識の外で専門用語や医学用語を使いがちな面があります。例えば、「予後」という言葉があります。今後、どのような経過をたどるか、ということですが、それを「予後」と言ってしまうと伝わらないことがあるわけです。正確な診断をして、適切な治療方針を伝えたつもりでも、それを患者さんが理解できないのでは意味がありません。できる限り平易で、一般的な言葉でお伝えするように努め、患者さんの不安や不満を払拭できるよう心がけています。

原因を明らかにし、確実な治療のためMRIを導入

丹羽 直樹 理事長

「何がどうなっているか」という原因を追求していく上でMRIは非常に有用な検査です。実のところ、診察でほとんどの状態は鑑別できます。どのような痛みが、いつから起こり、いつ起こっているか、問診で8割方、9割方はわかるものなのです。しかし、頭の病気には万が一、ということがあります。その万が一に備えるため、そして診断を確定するためにMRIが必要なのです。
そのMRIですが、様々な撮り方があります。パターン的に一様に撮っていても、疾患がわからないことは往々にしてあることです。当院では診察で推測を立て、それに基づいて撮り方を指定していきます。検査そのものは技師が担当していきますが、私の意図を汲み取り、具現化してくれる経験豊富な技師の存在も不可欠と言えるでしょう。
万が一と申しましたが、例えば、くも膜下出血という危険な病気があります。くも膜下出血というと、みなさん、救急車で運ばれるというイメージをお持ちかもしれませんが、中にはスタスタ歩いて来院される方もいらっしゃるのです。そうした病気を見逃さないためにも正確な診断が必要ですし、なおのことMRIがあることが重要なんですね。

お薬だけに頼らない頭痛の根本的解決を目指して

お薬は痛みを止めるには有効です。しかし、いつまでお薬を飲み続けるのか、という問題もありますし、お薬だけでは根本的な解決にはいたりません。片頭痛は遺伝的要素もありますが、その多くが、あるいは要因の1つとして生活習慣があります。パソコン作業での光が刺激になることもあれば、天気でも、あるいは日常生活のストレスが要因となることもあります。そして、食生活です。チョコレートなどに含まれるポリフェノールには血管拡張作用があり、これが片頭痛を引き起こす要因となることが知られています。ポリフェノールは様々な食品に含まれていますし、最近では小麦が注目されています。当院では根本からの改善を目指し、食生活を含め、その方に合った生活習慣の改善を指導しています。また、中にはお薬そのものを飲みたくないという方もいらっしゃいます。そのための選択肢として、漢方や鍼灸に着目しており、今後はお薬以外のメソッドを提示できるよう、日々研究も続けています。

これから受診される患者さんへ

市販薬でなんとかなっている場合は、それはそれでいいのです。でも、今までと違う頭痛が起きてるですとか、こんなに長引くなんてなかった、と思われたらためらわずにご相談ください。解決の糸口は必ずありますので、その第一歩として、迷わず当院の頭痛外来をご利用いただければと思います。

※上記記事は2025年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

丹羽 直樹 理事長 MEMO

神経内科専門医

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:千葉大学医学部
  • 趣味・特技:山登り
  • 好きなこと:「旧街道を巡る旅」
  • 好きな場所・観光地:フェロー諸島
  • 座右の銘:「生涯現役」

丹羽 直樹 理事長から聞いた
『片頭痛』

片頭痛の症状は頭痛だけではない

頭痛は英語でheadacheですが、片頭痛の国際病名はmigraineであり、決して「頭痛」という言葉は含まれていません。これは、片頭痛が頭痛だけでなく様々な症状を現すからです。たとえば、吐き気、めまい、立ちくらみ、肩こり、眠気、あくび、倦怠感、乗り物酔い、顔や手足のしびれ、耳鳴りなど多彩です。頭痛を伴わず、こうした症状だけの場合すら存在します。

しばしば頭痛の前に肩がこるため、緊張型頭痛と間違われる場合があります。緊張型頭痛は頭が締め付けられるような痛みで、睡眠不足やストレスが誘因になるとされていますが、これこそまさに片頭痛の特徴でもあります。国際頭痛分類第3版や幾多の文献を見ても、緊張型頭痛のメカニズムは未だ不明とされています。それに対して、片頭痛のメカニズムはかなり研究されてきており、治療もある程度確立しています。

当院の見解としては、従来緊張型頭痛と言われてきたケースの多くが、実は片頭痛であると考えます。実際、緊張型頭痛と言われて受診した方に、片頭痛の治療を行うと効果がある事が多々見られます。

グラフで見る『丹羽 直樹 理事長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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