水野 恭一 院長
KYOICHI MIZUNO
昭和56年創業。赤ちゃんからお年寄りまで、地域の皆様の安心を提供
日本医科大学卒業。同大学小児科学研究室に入局。昭和56年(1981年)に『水野クリニック』を開設(横浜市営地下鉄「東山田駅」より徒歩12分)。
水野 恭一 院長
水野クリニック
横浜市都筑区/南山田町/東山田駅
- ●内科
- ●小児科
地域のかかりつけ医として。子供からご高齢の方まで幅広く
父は特攻隊の生き残りでした。その影響があったのでしょう、私も「飛行機乗りになりたい」と考えていたのです。ところが、高校3年生になって視力が航空大学校の規定を満たさないことがわかり、「さて、どうしようか」と仕切り直すことになりました。興味のあった医師の道か、それとも建築の道か。迷った挙句、最終的に父とも相談し、自分1人ですべてが完結する職業を求め、医師の道を選びました。
国家試験が終わった際、先輩から「合格祝いをしてやる」と言われました。国家試験の合格祝いのつもりで、行ってみるとなんと小児科の入局祝いになってしまったのです(苦笑)。私は外科に進みたいとも考えていたのですが、先輩曰く、「小児科医になってから、小児外科に行けばいい」と。無茶もいいところですが、当時はそれが許された時代だったんですよね(笑)。
『水野クリニック』は1981年に開院いたしました。その頃、この辺りは見渡す限り“山”でして、お医者さんも当院を含め数えるほどしかありませんでした。必然的にお子さんだけではなく、そのご両親やおじいちゃん、おばあちゃんも診るようになり、今に至るということになります。
患者さんのために最も良いと思うことを判断
辛いこと、苦しいところをよくお聞きし、的確に応えていきたいと考えています。何に一番困っているのか。それを知らないと対応が違ってきます。ですから、まずはお話をしっかりと聞くということを心がけています。
その上で、自分の手に負えるものかどうかを判断していく必要があります。開業医は、人員・検査機器も含めて、すべての資源が揃っているわけではありません。おのずと、出来ること出来ないことが出てくるわけで、後々のことも考えながら、患者さんのために何が最も良いかを素早く判断していくことが大切と心得ています。
慎重で適切なアレルギー治療を提供
私が医師になりたての頃から、小児科ではアレルギーが大きな問題になると考えられていました。それが今では、アレルギーを過剰に捉えすぎ、お子さんやご両親をしばってしまうようなケースが散見されます。あれもこれも食べてはいけない、というのもそう。それから、アレルギーではないにもかかわらず、そうと判断されるケースも少なからず見受けられます。アレルギーは体調や運動の有無によって左右されることもありますから、その辺りの判断は慎重におこないたいところです。
現在の流れとして、アレルギーの治療は「除去よりも付加」という考えが一般的になっています。つまり、少しずつ食べ物を与えることによって抵抗をつけていくという考えです。それから、そもそもアレルギーが発症する要因として、食べたり吸ったりではなく、皮膚から吸収されることによって起こることが多いこともわかってきました。アレルゲンは湿疹やかぶれがあるところから吸収されるものですから、時にホルモン剤を用いるなどして、お肌をキレイに保つことが大切なのです。当院では適切なお薬の使い方はもちろん、石鹸の使い方まで、具体的に細かく指導をおこなっています。
医療を介した地域の健康づくりにも尽力
当院の関連施設として、介護老人保健施設都筑ハートフルステーション、高齢者グループホーム横浜はつらつ・横浜ゆうゆう、おひさま病児保育室がございます。2000年ごろ、私は医師会で介護福祉を担当しており、市と連携して横浜の福祉をどう導いていくかという事業に携わっていました。ときを同じくして、クリニックの近隣が空いたものですから、横浜市の認可を受け、これらの施設を開くことになったのです。実は当初、そこには介護老人保健施設だけが建つ予定でした。それがちょうどその頃、待機児童の問題がクローズアップされてきたものですから、保育園とご高齢の方の施設を同じ敷地内で建てることになったのです。
いざ開いてみますと、常に子供の声が聞こえるものですから、それがご高齢の方にも良い影響を及ぼしているようです。また若い保育士さんはお年寄りと暮らした経験がない人が多かったものですから、その子達にとっても良い経験になっているようです。地域に少しでも貢献したいと始めたものでしたが、結果的に思わぬ相乗効果もあって大変ご好評をいただいています。
これから受診される患者さんへ
開業以来、地域の町内会にも出入りし、地元の消防団とも長いおつきあいをさせていただいています。地域に根付いたクリニックとして、これからも少しでも地元に貢献していきたいと考えております。
医療に関わることはもちろんですけども、健康や福祉についてのご相談は、まずかかりつけの先生になさってみてください。医師会を通して我々は様々なことを知る立場にあり、その責任もありますので、しっかりと道筋をつけて差し上げたいと思っています。お身体のことをふくめ、どうぞお気軽にご相談ください。
※上記記事は2019年7月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
水野 恭一 院長 MEMO
- 出身地:神奈川県
- 趣味・特技:ゴルフ、スポーツ観戦
- 好きな本・作家:歴史小説・井上靖
- 好きな映画:歴史物
- 好きな音楽:オールジャンル
- 好きな言葉・座右の銘:「利は義の和なり」
- 好きな場所・観光地:海・三浦半島
グラフで見る『水野 恭一 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
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