山本 俊夫 院長
TOSHIO YAMAMOTO
不整脈を専門とする循環器内科医院。
埼玉医科大学卒業後、同大学病院で勤務。専門の不整脈研究のため台湾・アメリカ出向などの経験を経て1998年に山本内科循環器医院を継承
山本 俊夫 院長
山本内科循環器医院
横浜市青葉区/藤が丘/青葉台駅
- ●内科
- ●循環器内科
- ●小児科
父の姿を見ながら医師に。母の不整脈を何とかしたいとの想いで循環器内科を選択
小学校5年生の時に父がここで開業しました。それからずっと医師としての父の姿を見ていたので、特に家業を継ぎなさいというようなことは言われませんでしたが、自分の将来について、医師以外の選択は思い浮かばなかったですね。それと、母親が心臓に不整脈がありまして、時々入院をしたりして、あまり良い状態ではなかったんです。それで、心臓系の循環器内科の不整脈を専門に学びたいと思いまして、医大入学時から、科の選択は循環器内科という風に決まっていました。
学生時代は自然に恵まれた環境で、テニス部に所属して、学業と運動、のんびりした田舎暮らしをしたという感じで過ごしましたが、卒業をして2年間の研修の後、大学病院に入局となってからは、専門の不整脈研究のため目まぐるしい変化の日々で、2年で富士吉田市立病院というところに出向になり、戻るとやはり不整脈研究のために台湾に2年、一度戻って、すぐにまた同研究のためアメリカに1年弱の出向。台湾から戻ったときにいつの間にか年号が平成に変わっていたのが印象的でした。平成2年にアメリカから戻ってきてからは、やっと落ち着いて大学病院に8年ほど勤務することができましたが、平成10年に父が体調を崩し医師を引退しましたので、私がこの医院を引き継ぐことになり、山本内科循環器医院の院長に就任いたしました。おかげさまで今年で22年目となります。
クリニックの医師として心がけていること
クリニックというのは、大学病院のように主に病気への迅速な対応だけが求められているというわけではないんですね。もちろん病気は治すんですけれども、クリニックへ来院される患者さんは、日常生活の中で身体的に何か困ることがあったり、心配があったりといった段階で来院されます。その原因が病気であってもなくても、困ることは何とか解決して、少しでも心配を無くして安心していただけるように心掛けています。そのためには、まず患者さんのお話をよくお聴きすること。そして病気であれば、現状とその病気についてていねいに説明をしてご自分の病気のことを知っていただき、効果的な治療ができるようにします。病気ではない場合には、必要な情報をお話しして安心してお帰りいただけるようにしています。
また、当院は父の代からの患者さんが多く、お子さん、お孫さんと一緒に家族ぐるみで通っていただいたりしているご家族も多いので、そうした皆さんに病気予防の知識をお伝えして健康を守るのも、クリニックの大切な役割と思っております。循環器内科なので高血圧の患者さんも多いですが、実際のところ 病気を根本的に治すのは食事療法や運動療法であって、その後に手助けとして薬があるとお伝えしています。病気予防の知識は、こうした点で治療にも生かすことができます。
危険な不整脈は心房細動。トットトトト・・・と乱れた脈に要注意
専門は不整脈ですけれども、例えば動悸や息切れで胸がおかしいと感じた患者さんは、たいがい心配になって診察に来られます。そこで心電図をとって不整脈が見られることはよくあるのですが、不整脈にも色々あって、治療しなくてもいい不整脈と治療しなければいけない不整脈があります。治療しなくてもいいものであれば、ゆっくり丁寧に説明をして安心して帰っていただきます。安心されますと、症状も減るんですね。
脈が規則正しく打っていて時々途切れるというのも心配ないんですが、途切れた後、脈がバラバラに乱れてしまうというのは、不整脈の中でも特に気をつけなければならないもので、心房細動の可能性があり危険です。
トントントンと打つのが正常だとすると、リズムが乱れてトツトトトト・・と打つ感じです。血栓が飛んで脳梗塞になりやすいんですね。サッカーのオシム監督や野球の長嶋監督の脳梗塞も心房細動が引き起こしたものと考えられています。高齢者に多いので、通われている高齢の患者さんには、脈がバラバラになったらすぐに来てねってお伝えしています。ちなみに心室細動は倒れて5分ほどで心肺停止してしまうもので、心房細動とは違います。
高血圧の薬が必要でなくなった患者さんもいらっしゃいます
循環器内科なので、高血圧の治療で通われている患者さんも多くいらっしゃいます。血圧の数値自体は、薬を飲んでしまえば安定し症状もありませんので、すぐに安心できる気がしますが、本来は食事療法と薬で並行して治療を進め、徐々に薬の量を減らしながら無くして行くのがベストです。高血圧は殆どが治る病気です 。
もともと遺伝的に血圧が高い状態を本態性高血圧と言いまして、残念ながらこうした方は治らないので、薬を飲み続けていただくしかないんですけれども、子供の頃に高血圧がなくて大人になって徐々に上がってくるというのは生活習慣病による結果の高血圧です。ということは、生活習慣病をなくせば血圧は下がるので、薬はいらなくなるのです。実際に薬を必要としなくなり、2か月から3か月に一回検診にだけ通われている患者さんがいらっしゃいます。一度薬を飲んでしまうと止められないと思われている患者さんもいらっしゃるようですが、そんなことはありませんのでご相談ください。まず患者さんご自身に病気の事をよく知っていただくことが一番の治療法と考えておりますので、納得していただいて、高血圧治療に取り組んでいただけたらと思います。
これから受診される患者さんへ
当院は、父の代から半世紀近くに渡って青葉区の地域医療に貢献させていただき、今後も医院での診療を通して地域の皆様の健康寿命伸ばすお手伝いをさせていただきたいと考えております。
ご来院の患者さんには、駐車場のご用意があり、お車でお出かけいただけます。また、院内で病気が移ってしまったというようなことのないように、感染症の患者さんと、健康診断や予防注射の患者さん、一般的な患者さん、それぞれに別の待合室をご用意しています。
診察時間として、感染症の患者さんには、なるべく午前11時以降と午後5時以降の感染症外来の時間においでいただくようお願いしております。小児科診療も行っておりますので、お気軽にお子様もお連れください。
また、現在私が会長を務めさせていただいております青葉区医師会では、他の医師会にない5師会(医科・歯科・薬科・柔道整復師・看護師)連携体制の下、災害時医療についての検討を進めさせていただいており、他に栄養ケアステーションの運営や糖尿病医科歯科連携など、様々な活動を活発に行って、さらなる地域貢献を目指しております。健康に関する困りごとなどがありましたら、お気軽にご相談下さい。
山本 俊夫 院長 MEMO
- 出身地:山梨県
- 趣味・特技:テニス
- 好きな本・作家:松本清張の推理小説やSF・サスペンスなど
- 好きな映画:ジュリアーノ・ジェンマのマカロニウエスタンなど
- 好きな音楽・アーティスト:ジャズ、ルイ・アームストロング
- 好きな言葉・座右の銘:今日やれることは今日やる
- 好きな場所・観光地:イタリア
グラフで見る『山本 俊夫 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
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