桝井 志保 院長
SHIHO MASUI
子ども達の健やかな成長を願って誠実な医療を心がける
聖マリアンナ医科大学を卒業後、小児科を専門に研鑽を積む。同大学病院の小児科医長を経て、1993年より『田中小児科医院』へ。現在は3代目院長として、日々の診療にあたる。
桝井 志保 院長
田中小児科医院
川崎市幸区/塚越/矢向駅
- ●小児科
歴史ある小児科医院の3代目院長として
『田中小児科医院』は私の祖父が関東大震災後に開設し、太平洋戦争で建物が消失したことで、現在の場所に移転しました。祖父に続いて父が2代目院長となり、私は開業医の家庭に生まれたわけですね。小さな頃から、「跡を継いでほしい」という空気を感じながら育ちましたので(笑)、私が医師になったのも自然な流れだったかもしれません。女性が自立するためには、医師か、教師か、という時代だったこともあり、私は医師になることをめざして聖マリアンナ医科大学に進学しました。
大学卒業後は小児科医として診療をはじめ、8年にわたって経験を重ねました。この間、プライベートでは結婚・妊娠・出産を経験して、2人目の妊娠を機に大学病院を退くことを決めました。その後、1993年からは常駐の医師として診療するようになり、父の引退後は私が3代目の院長になりました。毎日の診療の中で患者さまから学ぶことがいっぱいです。日々研鑽、一生が勉強だと思います。
地域に根差した「かかりつけ医」として、誠実な診療を心がける
当院は、祖父の代から一貫して「小児科」を専門にしていて、50年間院長を務めた父、そして私と、親子3世代で90年以上にわたって診療を続けています。来院する患者さんは、この地域に暮らす子供たちが中心で、2世代、3世代のお付き合いということも少なくありません。私がここで診療を始めた当初、まだ小さかった子が立派に成長してご結婚なさって、ご自分のお子さんを連れて受診されるといったケースもよくありますね。
また、保育園の園医や小学校の校医を務めていることで、診療所では知り得ない新たな発見があったり、小さな頃に診ていた子供たちが成長した姿を垣間見られるというのも、開業医ならではの喜びです。私のような小さな医院の小児科医の役割は、患者さまの不安やつらいと思っていらっしゃることは何なのかを把握して、ひとりひとりを適切な医療につなげていくことだと思います。日々誠実に診療していきたいと思っています。
お子様にとって安心・安全な医療を提供したい
私は診察するとき、必ずフルネームお呼びして元気に挨拶するようこころがけています。最初は泣いていたお子様も、「この人は怖くない」と感じてくれるのでしょうか、診察が終わってからも椅子をくるくる回したりして遊んでいたりします。この場を立ち去るのが名残惜しいという様子なんです(笑)。
とは言え、診療所にはいろいろな病気の子がやって来るわけですから、滞在時間を短くするに越したことはありません。長く続けていた院内処方を院外処方に切り替えたこと、予防接種や乳幼児健診の患者さんと一般診療の患者さまとを、一般診療の患者さまと待合室を分けたり来院時刻を指定したり、院内感染の予防をこころがけています。もしも新型インフルエンザなどが発生した場合には、出入り口を分けたり、診療所内のドアを閉めることによって、隔離ゾーンを作り出すこともできます。
これは余談ですが、当院には和室の待合室もあります。「小児科には畳の待合室が必要」、とこれは祖父からの伝統なんです。珍しいといわれますが、畳のお部屋は便利ですね。
どの子もみんな宝物!こどもは未来に生きていく!
小さなお子様は自分の症状を話するのが難しいですから、もっぱら保護者の方からお話を伺う事になります。病気を診断するために、現在のことだけではなく、今あらわれている症状を診るだけでなく、これまでどんな病気にかかってきたか、といった情報も大切になるんですね。そのため、「お薬手帳」などを拝見しながら、このお薬が処方されたときはどんな症状があったのか、という感じに、過去にさかのぼってお話を伺うようにしています。
こうして1つ1つ丁寧にお聞きしていくと、保護者の方が大事な情報をポロリ、ポロリとお話くださることが多いんです。最初からピンポイントに、効率よく教えてくださいというのは無理な話ですからね。受診された目的や、心配なさっていることなど、保護者の方のお考えがクリアになるように、時間をかけてヒアリングすることを大事にしています。あまりゆっくりお話を伺っていると、診察時間が長引いて、スタッフに注意されてしまいますけれど(笑)。どのお子様にも素晴らしい未来が待っている、今が快適であることは大事だけれど将来が健康であることが大事だ、という考えは私がいつも心に留めていることです。
これから受診される患者さんへ
『田中小児科医院』は、「矢向駅」「鹿島田駅」からそれぞれ歩いて13分ほどの場所にあります。お子さんに何か気になる症状を見つけて、「病気かな?」「何科にかかればいいかな?」と迷われることがあるかもしれません。当院にも、こうしたご相談でお越しになる保護者の方がたくさんいらっしゃいます。「こんなことで受診していいかしら?」と思われるようなら、どうぞお気軽にご来院ください。一緒に考えましょう。
※上記記事は2018年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
桝井 志保 院長 MEMO
- 出身地:神奈川県川崎市
- 好きな本:シャーロック・ホームズ
- 好きな映画:wowowで色々なジャンルを観ます
- 好きな場所:図書館、美術館
- 好きな言葉・座右の銘:上を向いて歩こう!涙がこぼれないように
グラフで見る『桝井 志保 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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