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梶本 陽司 院長

YOJI KAJIMOTO

整形外科と麻酔科の融合。身体の各種の痛みを改善していく

日本医科大学卒業。同大学大学大学院修了。同大学大学付属病院・麻酔科医局長を務め、フィンランド・ヘルシンキ大学に勤務。帰国後、日本医科大学付属多摩永山病院で整形外科医員助手を務め、2001年に『かじもと整形外科』を開業(JR南武線「宿河原駅」より徒歩3分)。

梶本 陽司 院長

梶本 陽司 院長

かじもと整形外科

川崎市多摩区/宿河原/宿河原駅

  • ●整形外科
  • ●リハビリテーション科
  • ●リウマチ科

麻酔科医として、整形外科医として歩んできた道

梶本 陽司 院長

外科医になりたかったのですよ、循環器の外科医に。そこで、その前のワンステップとして、麻酔科に籍をおきました。当時は今のように研修医制度はなかったものですから、麻酔科で麻酔を覚え、それから外科に転向するという医師が多かったのです。私も当初はそのつもりだったのですが、それから15年いるとは夢にも思っていませんでしたね。
麻酔科医として15年を過ごし、その後はフィンランドのヘルシンキ大学に勤務。帰国後、大学に戻り、整形外科に転じました。すぐに一人前になれるというわけではありませんでしたが、麻酔科で基礎を培っていますと、やはり外科系になじむのは早かった気がします。通じる部分も多いものですから、のちのちを考えても、麻酔科での経験が役立ったと言えるでしょうね。
2001年に『かじもと整形外科』を開院いたしました。街の整形外科では、ご高齢の患者さんのニーズが高いものがあります。当時からこの南武線沿線はお年寄りの方が多く住む地域ということもあり、縁あってこの地に腰をおろしたという形となりました。

従来の整形外科的治療にペインクリニックの手法をプラス

梶本 陽司 院長

患者さんはご高齢の方が多く、腰痛や膝痛等の慢性疾患のほか、道で転んだ、手をついて折れてしまったというような急性疾患の方も少なくありません。当院では従来の整形外科・リハビリテーションの方法だけではなく、ペインクリニックの手法を加味して診療にあたっています。
ペインクリニックとは文字通り、痛みに特化した科です。一般にペインクリニックを扱う麻酔科の医師は整形外科における手術等は経験することがありません。それに対して整形外科の医師は、解剖の知識と経験はありますが、神経ブロックの手技には熟達してないことが多く、その両方を経験したものとして、整形外科と麻酔科をコンバインした診療が当院の特色になっています。
たとえば、手足の骨折で患者さんがいらしたとしましょう。通常はその状態のまま整復術をおこないますが、ここではブロック注射をしてから整復をおこないます。ブロックをしていれば痛みもなく、力が入らない状態で整復をすることになりますから、より完璧な整復が可能になるわけです。この方法で骨折の治療をしているところはそう多くはないと思いますが、当院の患者さんからすれば、「骨折の治療はそういうもの」と思ってらっしゃるかもしれませんね(笑)。

神経ブロックを用いた椎間板ヘルニア、もしくは変形性関節症の治療

梶本 陽司 院長

椎間板ヘルニアや各種の変形性関節症の痛みは、神経ブロック治療により劇的に改善するケースが多々あります。皆さんの認識とは異なるかもしれませんが、椎間板ヘルニアの7割から8割は、時が経てば自然と治癒していくものなのです。何も手を下さなくても、2ヶ月もすればヘルニアが小さくなるのが普通なんですね。とはいえ、その間の神経痛は非常に辛いものですから、神経ブロックをすることにより、その痛みを取り去るということが非常に有効な治療になってくるのです。
腰痛に関しては、さまざまなものがあり、ケースバイケースで診ていく必要がありますけども、整形外科とペインクリニックの両方の手技を用い、その痛みが少しずつでも軽減出来るように努めています。

寝たきりにならないためのアドバイスも

その人その人によって状態は異なりますから、一律にどうこうとは言えませんが、一般に言えることは、身体の機能を衰えさせないということが大切ということ。「ロコトレ」をご存知でしょうか。ロコトレとは、ロコモーショントレーニングの略で、ロコモティブ・シンドロームを予防するためのトレーニングになります。今後、高齢化社会がますます進んでいくわけですけども、介護にいたらないためには、今ある身体の機能を維持することが大切で、理学療法士を中心に当院ではその指導に取り組んでいます。
もう20年近く開業医をしてきましたから、大それた野望などはありません。ただただ、患者さんに喜んでいただけることを励みに、これからも診療を続けていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

「痛み」は数値によって定量化することが出来ません。仮に同じ「痛み」があるとすれば、100人が100人、その感じ方は異なるわけなのです。ですから、痛みの程度によって来院をお勧めするというわけにはまいりませんが、その痛みが日々の生活に支障をきたすようであれば、まずはご相談ください。痛みに特化したクリニックとして、出来る限りのことをさせていただきます。

※上記記事は2018年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

梶本 陽司 院長 MEMO

  • 出身地:広島県
  • 趣味:旅行
  • 好きな本:小説以外のジャンル
  • 好きな観光地:ヨーロッパ

グラフで見る『梶本 陽司 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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