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髙橋 英里佳 院長

ERIKA TAKAHASHI

完全個室の診察室を完備。子育て世代に安心を届け、「Happyな子育て」を応援したい

群馬大学医学部卒業後、研修を経て横浜市立大学小児科学教室へ。新生児医療を中心に、小児科全般について研鑽を積む。大学病院やクリニック勤務を経て、2025年5月に『あかちゃんからのこどもクリニック 宮前平』院長に就任。

髙橋 英里佳 院長

髙橋 英里佳 院長

あかちゃんからのこどもクリニック 宮前平

川崎市宮前区/馬絹/宮前平駅

  • ●小児科
  • ●新生児内科

「お医者さんになる」と決めたのは、小学3年生のとき

髙橋 英里佳 院長

当院のルーツはこの地で長く診療を続けていた小児科クリニック(川原小児科)にあり、前院長の川原 千鶴子 先生は1993年12月の開業以来、地域密着型の医療を展開されていました。私は川原先生のクリニックに通院していた患者の1人で、子どもの頃は小児喘息の治療でたいへんお世話になりました。私の母は、子どもの体調が悪くなると、自分のほうが体調を崩してしまうほど心配性で……(笑)。川原先生はそんな母を支え、私たち家族みんなを元気にしてくださる方でした。
そんな川原先生の背中を見て、小学3年生の頃に「将来は小児科医になる」と決意し、そのままブレることなく群馬大学医学部に進学しました。小児科医になることは大学入学当初からの目標だったので、在学中から川原先生のもとでアルバイトをさせていただきながら、さまざまなことをご指導いただきました。私たち家族が川原先生の存在に救われたように、自分が小児科医になって誰かを救うことができたら……そんな気持ちで医学部の勉強にも前向きに取り組みました。

小児科医として、2児の母として、ご家族みなさんを支えたい

髙橋 英里佳 院長

大学卒業後は自分が生まれ育った地域の医療に貢献したいとの思いで神奈川へ戻り、2年間の研修を終えると横浜市立大学の小児科に籍を置きました。小児科医は発育・発達を含めて子どもたちの全身の病気を診る役割がありますが、私は特に、生まれたばかりの赤ちゃんの診療を担当する「新生児科」を専門に経験を積みました。予定よりも早く生まれてきたり、何らかの病気を持って生まれてきたりした赤ちゃんは、医療の助けがなければ生きていくことはできません。中には生まれてすぐに半年、1年と入院しなければならないケースもありますが、元気に退院された後は外来で定期的に顔を合わせることができ、1人1人の成長を見守れること、そしてご家族と長く寄り添えることが医師としてのやりがいでした。
大学病院や総合病院、地域のクリニックで診療する一方、プライベートでは2人の子どもの母親になり、『あかちゃんからのこどもクリニック 宮前平』の院長として診療するようになったのは2025年5月でした。川原先生には以前から「クリニックを継いでね」とうれしいお声かけをいただいていましたが、小児科医として10年以上経験を積んで自信を持てるようになったことなどいろいろなタイミングが重なり、今回の開業となりました。とはいえまったくのゼロからのスタートではなくて、前院長の川原先生が名誉院長として引き続き漢方外来などを担当してくださっているので心強いです。そして何より、憧れだった先生と一緒に働くことが出来てとても嬉しく思っています。

子育て世代に「安心」を届けるため、完全個室の診察室を8部屋完備

髙橋 英里佳 院長

お子さんが病気になると保護者の方はみなさんとても心配になり、不安な気持ちでクリニックを受診されます。つらい症状を抱えるお子さん、緊張した面持ちで来院されるご家族に少しでもホッできる時間をご提供したいと思い、院内はホテルを思わせる落ち着きのある空間づくりを心がけました。もっとも大きな特徴は8つある診察室が全て個室になっており、検査や処置などが必要な場合もお部屋を移動する必要がないことです。診察後は会計や処方箋の準備ができ次第、個別にお呼びしますので、待合室で患者さん同士が顔を合わせることはほとんどありません。このほかにも換気システムも導入するなど、院内感染対策を徹底しておりますので、生まれたばかりの赤ちゃんも安心して受診していただけるかと思います。
宮前平駅周辺はファミリーが住みやすい街として知られ、子どもたちがたくさん暮らしています。私は子育てをがんばっている方々に「安心を届けたい」という思いで日々の診療に取り組んでいます。患者さんやご家族のお話をしっかりと伺うのはもちろん、不安や疑問が残ったままでクリニックを後にすることがないように、診察の最後にはいつも「ほかに困っていることはないですか?」とお聞きするようにしています。小児科医として2児の母としてアドバイスできることはいろいろあると思いますので、医療のことも子育てのことも遠慮なくご相談ください。

Happyな子育てを応援する「育児サポートクラス」を開設

医療の枠を超えて子どもたちの成長を見守り、地域の方々に「Happyな子育て」を楽しんでいただきたい……。そんな思いでスタートさせたのが、同じ建物の3階で行っている育児サポートクラスです。私自身も経験がありますが、子育てをしていると月齢ごとに違った悩みが出てきたり、ほかの子と比べて不安になったりするものです。そんな不安や疑問を解消し、保護者の方々に毎日笑顔でいていただけるように、各分野の専門家を講師にお招きしてさまざまなクラスを開いています。
育児サポートクラスには、離乳食やねんね(睡眠)など合計7つのクラスがあり、2歳半頃からの親子クッキングクラスも好評です。珍しいところでは、理学療法士や作業療法士の資格をもつ講師による「靴選びクラス」、看護師や助産師の資格をもつ講師による「抱っこクラス」などもあります。お子さんを長時間抱っこしているママさんやパパさんの中には、肩こり・腰痛に悩まされている方も少なくないと思いますが、抱っこ紐の使い方一つで毎日を楽に過ごせることをぜひ知っていただきたいですね。このほか、寝返りができそうでできない、ハイハイがうまくできない、といったときに上手に手助けできる方法を学べる「発達を促す遊びクラス」などもありますので、お気軽にお問い合わせください。

これから受診される患者さんへ

当院では生まれたばかりの赤ちゃんからおおむね中学生までのお子さんを対象に、病気の治療を行うほか、各種予防接種や健康診断などをとおして健やかな成長をサポートしたいと考えています。毎週金曜日(午後)の名誉院長・川原先生による漢方外来をはじめ、診察や健診は全て完全予約制となっており、WEB予約は24時間受け付けています。一方の育児サポートクラスについては、講師の方々からいただいた情報が診療に役立つ場面も少なくありません。今後も医療と暮らしの両面から子育て世代を支え、困ったことがあったときに「あかちゃんからこどものクリニック宮前平へ相談してみよう」と思っていただけるような存在になりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

※上記記事は2025年6月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

髙橋 英里佳 院長 MEMO

小児科専門医 /周産期(新生児)専門医

  • 出身地:川崎市宮前区
  • 出身大学:群馬大学医学部医学科
  • 趣味:旅行
  • 好きなドラマ:『ER』、『グレイズ・アナトミー』
  • 好きな観光地:ハワイ
  • 好きな言葉:「努力」

髙橋 英里佳 院長から聞いた
『RSウイルス感染症』

大切な赤ちゃんを守るため、妊娠中にワクチン接種を

RSウイルス感染症とは、RSウイルスに感染することで呼吸器のさまざまな症状が現れる病気です。大人が罹患すると鼻かぜ程度で済む場合が多いのに対し、1歳未満の赤ちゃんが感染すると、肺の近くにある細気管支に炎症を引き起こし(細気管支炎)、人工呼吸器が必要になるほど重症化することもあるため注意が必要です。

RSウイルス感染症は、気管支喘息などの持病があると重症化しやすいと言われますが、発熱がない場合でも大量の鼻水や痰が生じ、咳込んでいるうちに吐いてしまうケースもあります。これらの症状は発症後3~5日がピークだとされ、1週間程度で治まっていくことが一般的です。RSウイルスに作用する治療薬は現時点では存在しないため、治療法は症状をやわらげることを目的とした対症療法のみとなります。

最近は、赤ちゃんをRSウイルスから守るための妊婦さん向けのワクチンが開発されています。妊娠中にRSウイルスワクチンを接種することで、生後6か月頃まで効果が持続するとされていますから、ぜひワクチン接種を検討していただければと思います。

グラフで見る『髙橋 英里佳 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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