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石田 悠人 院長

YUTO ISHIDA

患者さんが安心して気軽に通院できる「かかりつけ医」を目指して

信州大学医学部医学科卒業。JCHO東京新宿メディカルセンター 初期研修医を経て、横浜市立大学 内分泌・糖尿病内科学教室に入局。大和市立病院 糖尿病・内分泌内科、藤沢市民病院 糖尿病・内分泌内科、横浜労災病院 内分泌・糖尿病センター勤務を経て、2025年5月7日に『中央林間駅前いしだ内科』を開院(小田急線「中央林間駅」より徒歩1分)。日本専門医機構認定 内科専門医/日本専門医機構認定 内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医/日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医/神奈川県 難病指定医/神奈川県 小児慢性特定疾病指定医

石田 悠人 院長

石田 悠人 院長

中央林間駅前いしだ内科

大和市/中央林間/中央林間駅

  • ●内科
  • ●糖尿病内科
  • ●内分泌内科

考えに考えた結果が病状の改善につながることに喜びを感じて

石田 悠人 院長

医師になってから改めて実感したのは、患者さんに感謝いただける仕事、ということでした。人の役に立てるのは本当にうれしいことですし、この道を選んで良かったと感じています。
信州大学医学部卒業後は初期研修を経て、横浜市立大学の内分泌・糖尿病内科学教室に入局しました。手を動かすことよりも、じっくり考えることの方が好きですし、得意でもあったので、この科を選びました。それぞれの患者さんの状態を考察し、適切な治療や指導を行い、うまく歯車が合うと患者さんの行動変容も起こり、良い治療の循環となっていく。熟慮したことが明快な結果につながるという意味で、大きなやりがいを感じたのです。
以前に医局の派遣の一貫で、大和市立病院に勤めていました。その時に驚いたのが、大和市周辺には糖尿病や内分泌を専門とする医師および医療機関が非常に少ないという現実でした。当時、安定した患者さんを地域のクリニックに紹介したくても、適切な受け皿が見つからず困ったことが何度もあったのです。そこで、自分がこの地域に必要な専門的な診療を提供するクリニックを作ろうと決心し、2025年5月に『中央林間駅前いしだ内科』を開業しました。
開設にあたっては、クリニックのデザインにもこだわりました。モダンなカフェのような洗練された空間づくりを意識し、良い意味でクリニックらしくないデザインを心がけました。患者さんにとって居心地の良い場所でありたいと思っています。

無理なく続けられる糖尿病治療を目指して

石田 悠人 院長

糖尿病は生活習慣と密接に関係しており、患者さんの年代やライフスタイルによって治療方法が大きく異なってきます。例えば、若い女性で妊娠を希望されている方の場合、妊娠中は厳格な血糖コントロールが必要になるうえ、妊娠中に使用可能な薬剤がインスリンに限られることから、妊娠前からこのことを見越した薬剤選択や治療計画が必要です。40~50歳台の働き盛りの方の中には、長時間労働や夜勤を余儀なくされ不規則な生活となっている方がいらっしゃって、実行可能な食事運動療法や服薬を一緒に模索していくことが重要です。ご高齢の方の中には、認知機能が低下して服薬管理が難しい方がいらっしゃって、ご家族に内服確認やインスリン注射をお願いしたり、それが難しい場合は、介護保険を利用してサービスを導入して服薬を実施することもあります。当院には、糖尿病療養指導士が2名在籍しており、個別の患者さんの状況に応じて、最善の治療選択や療養支援を行える体制を整えています。また、1型糖尿病や膵性糖尿病の患者さんに対してインスリンポンプを用いた治療も行っています。
当院の方針として、患者さんの生活環境や価値観を尊重して、一緒に無理なく続けられる治療を心がけています。医学的に正しい治療が、常に患者さんの生活の質の最大化につながるとは限りません。検査値の改善や、合併症の進行抑制ももちろん重要ですが、患者さんの生活の質を落とさないように、治療や関わり方を考えています。

甲状腺疾患について専門的に対応

石田 悠人 院長

甲状腺機能異常は有病率が高く、認知度も比較的高く、症状も多岐にわたるので、患者さんが体調不良の原因をご自身でネットなどで調べた際に、甲状腺疾患にたどり着くことは多いと思います。当院は甲状腺のホルモン検査やバセドウ病の抗体検査を即日で行うことができ、迅速な診断を心がけています。バセドウ病の方は、薬物療法の副作用のチェックのために、定期的に白血球や肝機能などの検査が必要ですが、当院ではこれらの検査も即日で行っています。
また、首の腫れやしこりが気になる患者さんについて、私自身が診察の中で甲状腺超音波検査を行います。細胞診が必要な甲状腺腫瘍が見つかった場合、総合病院に紹介させて頂くことになりますが、専門医の目で超音波検査ができるクリニックは地域でも貴重だと思っています。
当院は、甲状腺疾患の診療に長けた内分泌専門のクリニックとして、迅速かつ正確な診療を提供させて頂きます。

副腎疾患、特に原発性アルドステロン症への取り組み

私自身が副腎疾患の診療で日本で有数の、横浜労災病院というところで研鑽を積んだ経験があり、副腎疾患の診療も積極的に展開していきたいと考えています。
副腎疾患で代表的なのは、原発性アルドステロン症です。これは副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌される病気で、高血圧や低カリウム血症を引き起こします。実は高血圧の方の約10%がこの病気にかかっていると言われていますが、まだまだ認知度は低いのが現状です。副腎腫瘍がアルドステロンを過剰に分泌している場合は、外科的治療で高血圧の改善や完治が見込めます。一方で、この病気が見逃され、通常の高血圧として薬物療法をされると、血圧のコントロールに難渋したり、十分に血圧をコントロールできたとしても、通常の高血圧の方よりも動脈硬化などの合併症が進みやすいことが知られています。そのため、原発性アルドステロン症の早期発見・早期治療は重要です。
また、副腎皮質機能低下症という疾患があります。これは副腎からコルチゾールというホルモンの分泌が低下してしまう病気で、慢性的な疲労感や食欲不振の原因となります。症状が非特異的(副腎皮質機能低下症ならではという症状がない)であり、診断が遅れることが多くあります。
これらの副腎ホルモンの検査は、結果の解釈が難しいことが多く、確定診断には内分泌負荷試験という特殊な検査が必要で、診断のハードルが高い状況です。
当院は内分泌専門のクリニックであり、副腎ホルモンの検査結果を即日に出せる体制を整えているため、迅速かつ正確診断・治療に結びつけられます。高血圧の方、慢性的な倦怠感や食欲不振がある方は、一度副腎の検査を受けることを強くおすすめしています。

これから受診される患者さんへ

当クリニックは土曜日も午前午後と診療を行っていますので、平日お忙しい方も受診いただきやすいのではないでしょうか。糖尿病や内分泌が専門であり、培ってきた知見を提供できることをうれしく思っていますが、同時に、発熱外来を含め、広く一般内科も拝見しておりますので、どんなお悩みもまずはお気軽にご相談ください。これからも患者さん一人ひとりに寄り添い、長く健康でいられるようサポートしていきたいと思います。地域の皆さまの健康を守るパートナーとして、全力を尽くしてまいります。

※上記記事は2025年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

石田 悠人 院長 MEMO

糖尿病専門医

  • 出身地:兵庫県
  • 出身大学:信州大学医学部
  • 趣味:旅行、食べ歩き
  • 好きな食べ物:汁なし担々麺(汁なし担々麺(『五郎邸』/あざみ野)
  • 好きな観光地:箱根、黒川温泉
  • 好きな言葉・座右の銘:「常在戦場」

石田 悠人 院長から聞いた
『原発性アルドステロン症』

高血圧患者の10%がアルドステロン症という報告も

原発性アルドステロン症とは、副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌される病気で、高血圧や低カリウム血症を引き起こします。実は高血圧患者の約10%がこの病気にかかっていると言われていますが、まだまだ認知度は低いのが現状です。原発性アルドステロン症であることが留意されていないと、血圧をしっかりコントロールしても合併症が進んでしまう、ということにもなりかねません。慢性的な疲労感や体調不良で悩む方の中には、この副腎疾患が原因のことも少なくありませんので、思ったような治療結果を得られない方は、内分泌の専門医の診療を受けていただくことをお勧めします。

グラフで見る『石田 悠人 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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