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町田 大輔 院長

DAISUKE MACHIDA

外来から訪問診療まで。患者さんとずっとずっとその先まで一緒に歩んでいく

横浜市立大学卒業後、外科専門医取得し横浜市立大学附属病院・附属市民総合医療センター等で心臓血管外科勤務し臨床研究も行う。心臓血管外科専門医取得後は福岡市立こども病院等での修練を経て、subspecialityとして先天性心疾患の外科治療を中心に大学病院で臨床・臨床研究に従事。新生児から高齢者まで多くの心臓手術に携わる。2024年6月、『やまと小磯診療所』院長に就任(小田急江ノ島線/相鉄線「大和駅」より徒歩5分)。

町田 大輔 院長

町田 大輔 院長

やまと小磯診療所

大和市/中央/大和駅

  • ●内科
  • ●循環器内科
  • ●訪問診療

心臓外科医の道から、地域でずっと長く患者さんを見守っていく道へ

町田 大輔 院長

「人の役に立つ仕事がしたい」というのが最初のきっかけでした。当時の高校生にとって、わかりやすく人の役に立つもの、ということで医師が選択肢にあがったのです。
横浜市立大学を卒業後、初期研修を経て、患者さんを直接「自分の手で治せる」外科医に魅力を感じ、選択しました。横浜市立大学外科治療学は心臓血管外科だけでなく消化器・呼吸器・乳腺甲状腺など、全身の臓器を扱う総合外科です。そこで多くの外科を経験し、専門として選んだのが心臓外科でした。中でも、もともとあった「子供を助けたい」という思いから、特に小児の先天性心疾患の外科治療に携わってきました。
とてもやりがいのある仕事です。しかし医師として長く直接患者さんを診ていくためには、いつかシフトチェンジをする必要があると考えていました。尊敬する先輩が運営する『小磯診療所』の新しい診療所を任される形で、2024年6月に『やまと小磯診療所』の院長に就任しました。もともと患者さんやご家族と話して問題を解決することも好きで、例えば心臓病をもった子供が成人になってもずっと診ていけるようなしっかりした「かかりつけ医」の重要さも感じていたので、プライマリケア医として第2の医師人生に踏み切ることにしたのです。

外来から訪問診療まで。患者さんとずっと先の先まで一緒に歩んでいく

町田 大輔 院長

外来には、専門である循環器に関連する胸や脈の症状で来院される方もおられますし、風邪や腹痛などのさまざまな内科症状、あるいは生活習慣病を抱えた方もいらしてくださっています。プライマリケアにとって必要なことは、もちろん浅すぎてはいけませんが、広く診ていくことでしょう。循環器疾患はもちろん、幅広い疾患に対応できるよう日々知識をアップデートするようにしています。
外来診療では、「予防」「早期発見」に重きを置き、予防接種・健診から、大病予防のための生活習慣病の丁寧な管理、症状や所見を見逃さないように丁寧な診察を心がけています。循環器疾患は症状が出にくいものも多く、症状が出てからでは良い治療に間に合わないというケースもあります。病気をお持ちの方は増悪しないよう管理し、専門的な治療が必要であれば適切な医療機関へと紹介しています。当院は入り口から待合、診察室まで一般と発熱のある方とで分かれています。新型コロナ以降、クリニックにおいて感染対策は非常に重要で、その体制がとれたことは幸いでした。

『やまと小磯診療所』は外来診療に加え、訪問診療もおこなっています。どんな理由でも通院が難しくなった患者さんに対し訪問診療を行うことで、外来からもシームレスに移行できますし、末期がんや末期心不全の方には緩和ケアを行い、患者さんのご希望に沿って最後まで見守っていく体制が整っています。
「地域の頼れるかかりつけ医」として、皆さんにできるだけ、長くすこやかに過ごしていただけるようサポートするのが目標です。

かかりつけ医として、全身のあらゆる症状を診ていく

町田 大輔 院長

心臓外科医としてキャリアを積んできましたが、それ以前に消化器、呼吸器や乳腺、甲状腺などの手術、治療にも携わってきました。なので、大学病院に長くいたこともあり、通常循環器の医師が診ることの少ない癌や悪性疾患の患者さんにも関わってきました。また心臓の手術を受ける方は様々な病気を持っていることが多く、術後も含めて全身の管理を行う心臓外科医には「この臓器は少し…」という抵抗が少ないのです。かかりつけ医は医療の第一関門を担うので、身体の部位や症状によって、「これは診れません」ということがないのが理想です。循環器以外にも様々な病気を診る機会に恵まれたことは、これからの私にとって大きな意味があると感じています。

これまでの知見を生かし、より適切な治療を提供

仕方のないことですけども、症状がなければ多くの方は気に留めません。生活習慣病の行き着いた先が脳や心臓血管の大きな病気だったというケースを多く見てきました。また、どんな手術や治療を受ける場合でも、生活習慣の結果悪くなってしまった臓器が多ければ多いほど、選択肢も治療効果も大きく減ってしまうのです。これまでの経験を生かし、実感を持って患者さんにお伝えすることで、治療や生活の改善が良い方向に向かえばと思っています。

最適な治療は人それぞれ異なります。例えば、悪玉コレステロールの値が高いから全員にただ薬を処方すればいいわけではないのです。頚動脈エコーなどの検査で動脈硬化の程度がわかりますし、家族歴やほかの疾患の有無など、大病になる危険が高い人とそうではない人がいるのです。
弁膜症や狭心症・心筋梗塞、不整脈、心不全などの心臓の病気や大動脈・血管の病気では、薬以外の治療が必要になることが多いです。診断がついたあとも定期的にフォローし、最適な時期に最適な治療が行えるよう専門病院と連携をとって患者さんに適切な医療が提供できるようにしています。

これから受診される患者さんへ

「人の話を聞き、一緒に解決していく」ことが大切だと思っていますので、なんでも気軽に相談していただきたいですね。「ぼんやり」としたことで構いません。よくわからないという症状を投げかけていただき、それに対する答えや治療につなげていけるようにするのが私たちの仕事です。地域のかかりつけ医として、頼みにしていただける診療所を目指していきます。

※上記記事は2024年7月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

町田 大輔 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味・特技:音楽(演奏も鑑賞も)、スポーツ(バスケットボールなど)、子供たちと遊ぶこと
  • 好きな場所・観光地:南の島/沖縄
  • 好きな言葉:「いちばんたいせつなことは、目に見えない」(『星の王子さま』)

町田 大輔 院長から聞いた
『心臓弁膜症』

早期に診断し、心臓が悪くなる前に適切なタイミングで最適な治療を行うことが大切

弁膜症は心臓の4つの部屋の出入り口にある一方向弁(僧帽弁・三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁)に不具合が起きる病気です。弁が開きにくいと狭窄、うまく閉まらないと逆流し、いずれも心臓に負担をかけるため悪化すると心不全となります。
生まれつき、弁の変性・経年劣化、細菌感染などが原因となります。症状は弁によって異なりますが、動くと息苦しい、胸が痛い、体がむくむなどです。しかしかなり重症にならないと症状が出てこないことが多く、気づいた時には心臓の機能が悪化していて良い治療ができないことも少なくありません。また、まれに急に弁が壊れる場合があり、その時は症状が強く現れます。
悪くなった弁は薬では治らず、治療はは手術またはカテーテル治療となります。いずれも重症の方が適応です。まず聴診で心雑音を見つけ、心臓超音波検査で詳しい診断を付けます。早期に診断し、心臓のポンプ機能が悪くなる前に適切なタイミングで最適な治療を行うことがもっとも大切です。

グラフで見る『町田 大輔 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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