遠藤 秀仁 院長
HIDESATO ENDO
地域の犬猫の健康を見守り、病気を見逃さない診療を
北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業後、弥生台動物病院、横浜夜間動物病院(現:救急診療センター)で急患や重篤な犬猫を含む数多くの診療に触れ経験を積む。2010年、西横浜駅近くに、ローレル動物病院を開院。
遠藤 秀仁 院長
ローレル動物病院
横浜市西区/南浅間町/西横浜駅
- ●犬
- ●猫
愛犬の事故をきっかけに、獣医師の道へ
将来の方向性を決めかねていた浪人時代に、たまたま両親が拾ってきた犬を飼うことになり、一緒に遊び、世話をしていた時期がありました。初めて飼う犬だったということもあり、飼い主として素人だったため、公園でリードを放してしまい、犬が車にひかれてしまったのです。必死になって病院を探したことをよく覚えています。当時は夜間に診療している動物病院はなく、幸い大した怪我ではなかったので大事には至りませんでしたが、その事故が人生を変えるきっかけとなり、自分の家族でもある犬を診察できるようになりたいと思い、獣医師を目指すようになりました。
北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業後、弥生台にある動物病院で3~4年、勤務医として経験を重ねました。動物の救命救急医療の重要性を身をもって知っていたので、横浜夜間動物病院(現:救急診療センター)では昼間に診ることの少ない急患や重篤な犬猫の症例に多く触れ、大変勉強になりました。その後、2010年、土地勘のある地元の西横浜駅近くで、ローレル動物病院を開院しました。植物の名前でもあり、「平和」という意味を持つ「ローレル」を動物病院の名前に付けました。
夜間動物病院での経験を活かし、内視鏡を駆使した治療や検査も
当院では、犬猫の診療をおこない、一般的な内科や外科の症状を中心に、一次診療として幅広く対応しております。特に、外耳炎、皮膚の疾患、下痢や嘔吐などの消化器系の疾患、腫瘍、内臓疾患が多く見られます。最近は犬猫問わず偏食やストレスが原因と思われる胃腸系の疾患が多く、胆のう摘出手術や、胆管や膵臓にトラブルを抱えて手術を必要とするケースが見受けられます。年齢を重ねた犬猫や、肥満気味の犬猫は注意が必要です。
私は横浜夜間動物病院での勤務医時代から内視鏡を用いた治療を数多く経験しており、得意としています。内視鏡は誤飲事故の際に、開腹手術をせずに異物を安全に取り出すことが可能な上、胃がんなどの消化管腫瘍検査にも有用です。院内の診療以外に、犬猫も飼い主さんも高齢化が進んでいますので、状況に応じて往診にも対応しています。「痴呆や末期の疾患を抱えている」「大型犬の移動が難しい」といったお宅にお伺いし、点滴など適切な処置をおこないます。また、当院にカルテのある犬猫に限り、ペットホテルとしてご利用頂くこともできますので、飼い主さんが旅行に行くなどの際にも安心です。
お越し頂くのはほとんど近隣にお住いの方ですね。この辺りは以前から戸建てが多いのですが、最近では再開発で新しくマンションも建ち、新たに引っ越して来られた若いご家族から昔からお住まいのご高齢の方まで、満遍なくご利用頂いています。室内での飼育に伴い、小型犬や猫を飼う方が増えています。
一次診療として幅広い症状に対応し、早期発見・早期治療を
当院は、犬猫の一次診療をおこなう病院として、病気を見落とさないよう努めています。難しい病気が見つかった場合は大きな病院や大学病院へスムーズに紹介することで、早期治療へ繋げることが一次診療としての大事な役目だと思っています。人間もちょっとした症状であれば、まずは近所のクリニックで受診し、専門的な検査や治療が必要な場合は大学病院で診療を受けるという流れが一般的ですが、犬猫も同じです。当院は、特に何かに特化した治療をおこなっているわけではありませんが、一次診療をする窓口的な存在として、多岐にわたる症状を受け入れることをモットーにしています。様々な症状に何でもバランスよく対応できるということは決して簡単なことではありませんが、今後もこのスタイルで、地域の飼い主さんや犬猫の健康を見守っていきたいと思います。また、個人的に環境問題に興味があり、デジタルカルテの導入など、資源の無駄遣いをしないよう、可能な範囲で環境に配慮した取り組みをおこなっています。生まれ育った地元のため、医療貢献をするためにも、犬猫や人だけでなく、環境にも優しいエコロジーな動物病院を目指しています。
飼い主さんのご希望に沿った、犬猫に負担のかからない診療を
飼い主さんの訴えは様々ですので、しっかりお気持ちに寄り添い、ご希望に沿う範囲で診療をおこなうように努めています。犬猫の治療はコストがかかる面もありますので、飼い主さんの生活背景にも考慮し、お一人おひとり合った治療方法をご提案しています。なるべく飼い主さんの負担にならないよう、不必要な検査をおすすめすることはありませんが、安心材料の1つとして検査を望む飼い主さんもいらっしゃいますので、飼い主さんがご納得できる診療を心がけています。また、犬猫にとってベストな食事や生活環境、しつけについて、正しい情報をお伝えすることができますので、何でも気軽にご相談頂きたいと思います。診察の際はなるべく痛くないように、怖がらせないように、細かいリアクションを見ながら、犬猫の性格に合わせたアプローチをおこない、丁寧な診療を心がけています。
これから受診される飼い主さんへ
何か気になる症状があると、ネットで調べて、少しでも良くなればと、ご自身で解決をしようと試みる飼い主さんがいらっしゃいます。しかし、誤った処置をしてしまうと余計に症状が悪化することがありますので、自己判断の処置はおこなわずに早めに病院に連れてきて頂きたいと思います。また、犬猫の体調や体重の管理はとても大切で、特に猫に関しては、体型を勘違いされている方が多く、少し太っていて当たり前と思っている方が多いようです。避妊や去勢手術の影響で太りやすいということもありますが、横から見て胸や肋骨のラインからお腹が出ているかどうかが肥満の目安になります。専門医が語る正しい知識を身につけて、分からないことは何でもご相談ください。
※上記記事は2019年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
遠藤 秀仁 院長 MEMO
- 出身地:神奈川県
- 趣味:登山、サッカー
- 好きな映画:サスペンス系
- 好きな言葉・座右の銘:人に優しく
- 好きな音楽:洋楽、クラシック
- 好きな場所:北海道
グラフで見る『遠藤 秀仁 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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