原因不明が多く完治が困難。息切れや咳があればすぐ受診を
肺というのは小さな風船が集まっているような状態で、その小さな風船同士を繋いでいる部分を間質と言います。その間質に炎症が起きるのが間質性肺炎という症状です。関節の痛みなど体にダメージを与える膠原病やリウマチに起因することが多く、抗体が間質へ向けられることで炎症が起きます。しかし特発性で原因のわからないケースも多く、ウイルスによる感染症で間質性肺炎になる方もいます。症状としては、少し動いただけでもひどい息切れになる、乾いた咳が出るなどがあります。治療方法は、まず原因となっている病気があればしっかりと治療をすること。原因不明の場合は、炎症を抑えたり間質が硬くなりにくくなる薬を服用することですが、間質性肺炎は完治が難しい疾患で、薬はあくまでも進行を抑える役割となります。早期に診断して治療ができれば、病状が悪化するまでの時間を稼ぐことができますので、息切れや咳などの症状があればすぐに受診することが大切です。
- 調布仙川駅前 きむら呼吸器内科クリニック
- 木村 友之 院長
- 調布市/仙川町/仙川駅
- ●内科 ●呼吸器内科 ●アレルギー科