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  • 虚血性心疾患

危険因子をしっかりと治療、コントロールし予防する

虚血とは血が巡らなくなることを意味します。心臓の周りにある冠動脈という栄養血管が狭くなったり、詰まったりすることで狭心症や心筋梗塞が起こり、心臓機能が悪くなって胸に痛みや息苦しさが出る、これが虚血性心疾患です。治療法はカテーテル治療や、飲み薬だけでもしっかりと治療ができるものもあります。治療後の経過を見ていく段階では薬が増えがちになりますが、薬を変更する、やめるというタイミングについては、一般内科の医師では判断しかねるケースもありますので、循環器の専門医の判断を仰ぐのが望ましいです。虚血性心疾患の予防法は、まずはその患者さんの危険因子となるもの、例えば血圧やコレステロール値が高い、喫煙や糖尿病などをきちんとコントロールすることです。睡眠時無呼吸症候群も血圧を上げ、動脈硬化に直結する病気なので治療してほしいところですが、これは自覚しにくい疾患でもあります。日中の過度な眠気や集中力の低下、疲労感が取れない場合は一度受診し相談することをおすすめします。

高昌 秀安 院長
新中野なべよこ内科
高昌 秀安 院長
中野区/本町/新中野駅
●内科 ●循環器内科 ●腎臓内科
  • 大腸ポリープ

重症化予防のカギは食習慣の見直しと定期的な内視鏡検査

大腸ポリープはいわゆる「食の欧米化」によって近年増加傾向にあるといわれます。日本古来の食物繊維が多く含まれる食生活から、食生活が欧米化へしたことにより、大腸にポリープが発生するリスクは高まっています。大腸ポリープは初期の段階では無症状のことが多く、症状から見つけることは非常に困難です。会社で受けた健康診断の「便潜血検査」で陽性になり、大腸カメラ検査をして初めて見つかるといったケースも少なくありません。

便潜血検査で異常があった場合は、できるだけ早く大腸カメラ検査を受けることが大事です。検査でポリープが見つかっても、小さなものであればそのまま切除することができるからです。特に痔の症状のある方は大腸ポリープや大腸癌の可能性を否定せずに、積極的に検査を受けるようにしましょう。ポリープががん化してからでは手術での治療が必要になることもあるので、注意が必要です。

大腸ポリープは食の欧米化が大きな要因になっているとはいえ、食生活の改善だけで予防できるものではありません。大腸ポリープの早期発見にもっとも有効なのは内視鏡検査ですから、ポリープの既往がある方は1~2年に1回、異常がない方でも最低3年に1回は検査を受けるようにしましょう。特に、50歳を過ぎると発症リスクが高まりますので積極的な検査をおすすめします。

杠葉 良 院長
ゆずりはクリニック
杠葉 良 院長
横浜市保土ケ谷区/峰岡町/星川駅
●内科 ●消化器内科 ●外科
  • アルツハイマー型認知症

気づいた時点での生活習慣のケアなどが重要に

現在の日本は言うまでもなく、超高齢化社会でありアルツハイマー病型認知症の患者は増え続けています。症状として、「今朝の食事の内容」や「本日の予定」などを忘れてしまう、記憶障害が初期の症状として現れます。より進行すると、「歯磨きの仕方がわからなくなる」「服の着方がわからなくなる」といった、遂行機能障害などもみられます。さらに、怒りっぽくなる、意欲がなくなる、不安感が増してそわそわと落ち着かなくなる、大声、徘徊といった感情面や行動の変化も現れます。特にこのような症状はまわりの家族の方も苦労されると思います。認知症は進行性の疾患ですので残念ながら、認知機能低下を改善させる方法はなく、気付いた時点での生活習慣のケアなどが重要になってきます。規則正しい食事、睡眠、運動はさることながら、趣味を楽しんだり、まわりの人とのコミュニケーションを取ったりすることが、本人の充実感を増させ、認知症の進行を予防できます。必要に応じて、認知機能低下を抑える薬もございますので、まずは病院を受診し、血液検査や画像検査などの検査を受けた上でご相談いただきたいと思います。

田中 有咲 院長
Ariメンタルクリニック
田中 有咲 院長
大田区/蒲田/蒲田駅
●心療内科 ●精神科
  • 月経困難症

つらい痛みは低用量ピルでコントロール可能。我慢せずに早めの受診を

月経困難症とはいわゆる「生理痛」のことです。生理痛が俗称で病気と認識されないことが多いですが、月経困難症という立派な病気です。

日本の女性は生理前後に現れる不快な症状を「仕方がないこと」と我慢しがちですが、日常生活に支障をきたすほどの痛みは「病気」であり、治療の対象になります。

月経困難症が疑われる場合には、まず卵巣のエコー検査をして異常がないかどうかを確認します。検査の結果、子宮筋腫や子宮内膜症に伴う月経困難症だと分かれば「器質性」、特に異常がみられない場合には「機能性」の月経困難症との診断がつきます。ほかの病気に起因する器質性の月経困難症では、手術が必要になったり、お薬を使って進行を抑える治療を行うのが一般的です。これに対して子宮の見た目には問題ない機能性の月経困難症の場合は、低用量ピルを使って不快な症状を抑えることができます。

ピルを服用する前の痛みのレベルを10とした場合、個人差はありますが服用後はおおむね1~3まで痛みのレベルが低減します。機能性の月経困難症に悩む女性が妊娠を希望されないのであれば、低用量ピルはつらい期間を上手に乗り切る有効な手段といえます。

川原 正行 院長
ルナレディースクリニック川崎駅前院
川原 正行 院長
川崎市川崎区/駅前本町/川崎駅
●婦人科
  • フレイル(老衰)

筋肉量を維持するため「たんぱく質」の摂取を心がけてほしい

フレイルとは、加齢などによって心身の機能が低下している状態を指します。主な原因は食事の量が減って栄養不足に陥ることで、高齢者では骨折などをきっかけに寝たきりの状態になり、フレイルにつながることが少なくありません。

フレイルかどうかをチェックする簡単な方法に“指輪っかテスト”というものがあります。このテストでは、両手の親指と人差し指で作った“輪っか”が、ふくらはぎの一番太い部分と比べて大きいか/小さいかによってフレイルのリスクを確認します。もしも“輪っか”とふくらはぎの間に隙間ができるようでしたら、フレイルに陥っている可能性があるため注意が必要です。

フレイルを予防するためには適切に栄養をとることが大切になり、中でも「たんぱく質」を積極的にとって筋肉量を落とさないことが大事です。食べやすさで選ぶなら「お粥」ではなく「甘酒」や「アイスクリーム」がオススメで、糖尿病などを気にするよりも“口から栄養をとる”ことを重視していただくとよいでしょう。また一人で食事をしている場合(個食)は、ご家族などと楽しく食事をする時間を持つことなどを意識していただきたいと思います。

飯沼 敏朗 院長
さくらそう診療所
飯沼 敏朗 院長
さいたま市中央区/本町東/与野本町駅
●内科
  • 眼瞼下垂症

生まれつきの眼瞼下垂も改善できる

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたの皮膚がたるんだり、余ったりすることでまぶたが下がってくる現象です。まぶたの中には、眼球を守るように存在する軟骨状の「瞼板(けんばん)」という組織が入っています。眼瞼下垂で最も多いのは、主に加齢により、この瞼板をつないでいる挙筋腱膜(きょきんけんまく)が伸びてしまい、瞼板が外れてしまうものです。こうなると、目が開きにくく、日常生活にも支障をきたすことになります。このケースの場合、後ろに引っ込んでしまった腱膜を修復し、瞼板に植えつけることで回復します。
もう1つあるのが、生まれつき目を開く筋肉の1つである上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)が弱い方のケースです。この場合には、筋膜そのものを移植することで改善が期待できます。若い方に見られる眼瞼下垂の多くはこのタイプです。二重術や埋没法、もしくは眼瞼下垂の手術を受けたけども、結果が思わしくない場合の多くが先天性のものと考えられますので、筋膜移植を行うのがベストと思われます。実際、多くの方に「ここに来て良かった」と喜んでいただいていますね。

小松 磨史 院長
みずほクリニック
小松 磨史 院長
豊島区/池袋/池袋駅
●美容外科 ●美容皮膚科 ●形成外科 ●皮膚科
  • 下肢静脈瘤

足のだるさやむくみを解消

下肢静脈瘤とは、静脈の弁が壊れ、本来は心臓に戻っていく血液が重力によって下肢に戻ってきてしまうもので、血液が鬱滞(うったい)することで、だるさを感じたり、むくみなどの症状が起こるようになります。進行するとだんだんと肌が茶色くなっていき、時には潰瘍ができてしまい、感染症を起こすこともあります。静脈の弁が壊れる原因はいまだ解明されていないのですが、体質とも言われていますし、一概には言えませんが、立ち仕事をされている方に多いようです。
治療としては、弾性ストッキング、硬化療法、血管内焼灼術などがあります。硬化療法とは、蜘蛛の巣状もしくは網目状に浮いて見える血管を硬化剤の注射によって固めることで目立たなくするものです。弾性ストッキングは足を外から圧迫することで血液がたまるのを防ぐもので、だるさや足のむくみなどに有効なものです。血管内焼灼術は血管内にカテーテルを挿入し、静脈を焼灼してふさぐものです。症状はすみやかに改善することが多いです。

池生 京子 院長
目黒静脈瘤外科心臓内科血圧クリニック
池生 京子 院長
目黒区/下目黒/目黒駅
●心臓血管外科 ●血管外科 ●外科 ●循環器内科 ●心臓内科 ●アレルギー科 ●代謝内科 ●糖尿病内科 ●漢方内科 ●内科 ●美容皮膚科 ●健診・検診
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