石けんを使って洗いすぎるのは禁物。適切なケアを心がけてほしい
肛門掻痒症(こうもんそうようしょう)とは肛門の周辺にかゆみを感じる病気です。肛門まわりのかゆみは「不潔にしていること」が原因と思われがちですが、本当の原因は「洗いすぎ」によるものであることがほとんどです。日本で広く使用されるようになったウォシュレットで排便後に時間をかけて洗ったり、かゆいからと石けんを使ってゴシゴシ洗ったりすることにより、肛門まわりの皮膚が傷ついてかゆみを感じるようになるのです。
肛門掻痒症は上記のような要因によって引き起こされるため、石けんやウォシュレットの使用を控えて軟膏などの外用薬をつけていただくことなどで症状の改善が見込めます。肛門掻痒症を予防する意味からも、日頃から肛門まわりを強くこすらない、洗いすぎないといったことを心がけていただくとよいでしょう。
- 川越駅前胃腸・肛門クリニック
- 細沼 知則 院長
- 川越市/脇田町/川越駅
- ●内視鏡内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●肛門外科