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  • 適応障害

少しでもおかしいと思ったら気軽に受診を

適応障害とは、明確なストレス因が存在し、ストレス因から3か月以内にそのストレスから予測される範囲を超える苦痛が出現すること、というアメリカ精神医学会の診断がわかりやすいかと思います。実際の臨床の現場では、部署異動に伴い仕事内容が変わったり、支店や店舗の異動で「お作法」が違ったり、上司の異動でやり方が変わったなどの様々な外的な要因や、患者様の背景として自閉スペクトラム症や社交不安症があったり(以前、分析すると過敏性腸症候群が一番の根本的な背景であったケースもありました)、過剰適応となりやすいパーソナリティが原因であったりと内的な要因も様々で、多種多様な病状だと思っています。
また、なかなか受診まで至らないこと多く、すでに中等度以上のうつ病と診断せざるを得ない程病状が進んでいることあり、もっと早く受診すれば環境調整などの「軽い」診断書で改善に向かっていたと思われるのに、病状から休職などの「重い」診断書を書かざるを得ないケースも数多く経験しています。
「おかしいな」と自分で心配するレベルはもちろん、ご家族やご友人から心配”される”ようなレベルでも気軽に早めの受診をお勧めします。

仲神 龍一 院長
曳舟こころのクリニック
仲神 龍一 院長
墨田区/東向島/京成曳舟駅
●精神科 ●心療内科
  • 耳性帯状疱疹

鋭い痛みが特徴の帯状疱疹はワクチンで予防できる

帯状疱疹は水疱瘡のウイルスが再活性化して全身の神経に沿って現れる病気です。免疫力が低下したときなどに人間がもともと持っているウイルスが作用して生じるもので、主に体やおしり、顔などに症状が現れます。

鋭い痛みの後で顔のまわりにぷつぷつとした赤い発疹がみられる場合は「耳性帯状疱疹」が疑われ、診断がついたらすぐに治療を開始する必要があります。診断がつかないまま放置すると、時に顔面神経麻痺や突発性難聴を引き起こす恐れがあるためです。一般的な顔面神経麻痺では患者さんの7割ほどが治るとされているのに対して、帯状疱疹による顔面神経麻痺は非常に治りにくく、ラムゼイ・ハント症候群と呼ばれる末梢性麻痺では難聴やめまいを伴うことがあります。

60歳以上の3分の1が罹患するといわれる帯状疱疹では、診断後すぐに抗ウイルス薬とステロイド剤による治療を行うのが一般的です。重症化して顔が歪んでいるような場合は、手術をして神経の圧迫を解除します。一方で帯状疱疹はワクチンによって予防ができ、一度接種すればその後10年間は予防効果があるといわれます。自治体によってワクチン接種に助成金が出る場合もありますので、医師にご相談いただくとよいでしょう。

山川 卓也 院長
南青山みみのクリニック
山川 卓也 院長
港区/南青山/外苑前駅
●耳鼻咽喉科 ●アレルギー科

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歯科医師から聞いた
『歯や口の病気』の対処・治療方法

  • インプラント

症状の出る前から、予防のためのスキンケアが大切

インプラントは、歯を失った際の入れ歯やブリッジと並ぶ手段の1つです(欠損補綴)。ブリッジや入れ歯は、失った歯の両端に負担が生じることになります。例えとして適切かどうかわかりませんけども、骨折している方を担いで山に登っているようなもので、疲労が集中しますし、結果、歯の寿命は短くなってしまいます。その点、インプラントは他の歯に負担をかけることがないことがメリットといえるでしょう。
もちろん、インプラントもメリットばかりではありません。一部を除き、保険診療の範囲に入りませんので、費用の面がありますし、また人工のものがダイレクトに骨の中に入っているわけですので、手入れが行き届かなければインプラント周囲炎になるリスクがあります。当たり前の話かもしれませんが、定期的なメンテナンスが大切ということですね。
昨今、インプラント治療そのものも大きく進化を遂げています。材質も良くなっていますし、インプラントを入れてから噛めるようになるまでの期間も以前に比べれば非常に短くなりました。加えて、例えばインプラントで入れ歯を支えてあげるですとか、言わばコンビネーション治療も選択肢の1つとして有用であることが広まってきていると実感します。一口に「インプラント」と言っても、今では様々な方法があり、そのうちのベストな治療を提案できるよう日々精進しています。

辻 勇人 院長
はやと歯科クリニック
辻 勇人 院長
坂戸市/泉町/北坂戸駅
●歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科 ●訪問歯科診療
  • インプラント

なぜ『インプラント』が必要になるのか。その原因とは?

歯の欠損を解決する治療法の1つが「インプラント」です。歯を失う原因は「むし歯」で歯を失うリスクよりも、「歯周病」で失うリスクの方が増えています。歯周病にならないためには、「力」の問題と「ばい菌」の問題があります。力の問題であれば噛み合わせの調整や、噛む力の調整をします。ばい菌の問題は当たり前なことですが、丁寧に歯を磨くことや、歯科衛生士さんに定期的に清掃をしてもらうことです。そのようなことを怠ると欠損の原因になります。

欠損したところには「チタン」という金属でつくられたスクリューを埋め込むのですが、昔よりもだいぶ材料は進歩しているので安心して治療できるようになりました。さらにインプラントにかかる手術時間もケースによっては、1本なら10分程度でできます。他には歯茎を切らずに小さな穴だけあけて埋め込みをする「フラップレス」という治療もあって、埋め込みの手術は簡単になっています。

インプラントが必要にならないためにも、早めにケアをしていくことが必須です。やはりインプラントとはいえ、自分の歯だけで噛むことにはかなわないものですから、歯科医院へ行ってメンテナンスを含めて定期的に検診することが大切です。

高橋 洋平 院長
みらくる歯科クリニック
高橋 洋平 院長
川越市/新宿町/川越駅
●歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
  • 歯髄炎

虫歯菌が引き起こす痛みを感じる・歯髄炎

歯髄炎とは、歯の神経が炎症を起こして痛みを感じる疾患です。虫歯が出来たところを治療しないままでいることで虫歯菌が神経繊維の中に入り込み、神経繊維の腐敗が起こります。結果、炎症を起こして痛みを感じるのです。簡単に言うと、虫歯が進行した状態ですね。この症状が慢性化すると、神経を取らなければいけなくなってしまいます。神経は歯の中の栄養成分です。神経を取るというのは栄養成分がなくなってしまうのですが、根っこの治療をしっかり行い、被せ物をして炎症を抑えることができれば、歯の機能を維持することは出来ます。
とはいえ、歯を抜かなければいけない手前の状態です。痛みがなくなったからといって油断せず、それ以上歯の状態が悪くならないよう定期的なチェックが必要です。また、歯髄炎の痛みを感じる前に虫歯に気付いて治療をすることが出来れば、神経を残しておける可能性もあります。そういった点を踏まえ、虫歯チェックのために定期的に病院に通院するのをお勧めします。
なお、神経を取った場合も再発の可能性があるので、注意して観察していくことが大切です。

松井 優人 院長
目黒まついデンタルクリニック
松井 優人 院長
品川区/上大崎/目黒駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

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獣医師から聞いた
『動物の病気』の対処・治療方法

  • 猫の膀胱炎

ストレスが要因で発症する特発性膀胱炎は、猫ちゃん目線で環境調整を行う

猫ちゃんの尿のトラブルの6割ほどは、特発性膀胱炎が原因であると言われています。一般的な膀胱炎はバイ菌が膀胱内にいる特徴がありますが、この特発性膀胱炎はバイ菌がいないことが特徴的です。最近は、ストレスと関係していると分かってきました。ストレスに弱い子やいじめられる子に多くみられる病気です。
診断としては、検査でバイ菌や尿石などの異常がないことを確認することになります。10日以内に自然に治ることが多い病気ですが、検査をせずに抗生物質を投与してしまうと余分な薬により耐性菌を作ることにもなります。繰り返す特発性膀胱炎は、トイレの問題を解決することも大切です。トイレの中でも2段システムのトイレは、飼い主さんにとって処理が楽であることから使用されますが、猫ちゃんにとってはストレスとなることもあります。トイレを変えてあげることで、特発性膀胱炎の再発を予防できることもあります。また、治療としての薬剤の投与は期待できません。そこで、サプリメントを飲ませることが選択されます。正しい診断と治療、そして予防することが大切であると言えるでしょう。

小林 良輔 院長
ライト動物病院
小林 良輔 院長
川口市/長蔵/戸塚安行駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●は虫類 ●両生類 ●その他

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