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  • 脳梗塞[脳血栓]

言葉が出にくい、手足の麻痺、顔がゆがむなどの症状を自覚されたら、一刻も早く病院に

急に手足の麻痺が起きたり、急に意識を失う症状があり、その原因が脳の血管にある場合、これを総称して脳卒中と言います。その脳卒中の原因の約7割を占めるのが、脳梗塞です。脳梗塞は脳の血管が詰まることによって起こります。手足の麻痺や意識の消失に加え、言葉が話しにくくなったり、顔がゆがむ、といった症状が顕著なサインです。特に、身体の片側だけに麻痺が起こることが多く、両手や両足にそれが及ぶのは違う疾患の可能性が考えられます。一旦、症状があれば、できる限り早く病院に行き、急性期治療を受けることが非常に大切です。

脳梗塞はいくつかのタイプに分かれます。このうち、動脈硬化が起きて、脳の血管自体が狭くなっていたところに小さな血の塊(血栓)が詰まって起こるものを血栓性脳梗塞と呼びます。血栓性の脳梗塞は再発のリスクが高いことが特徴です。問題が起こった血管だけではなく、他の部位の血管も動脈硬化による影響を強く受けていることが考えられますので、動脈硬化の治療や高血圧、高脂血症、糖尿病など、生活習慣病の治療をしっかり続けていかなくてはなりません。また、脳の病気全般に言えることですが、リハビリをすることで神経が活性化し、症状が改善するということがわかっていますので、治療と並行し、リハビリをしっかり行っていくことも大切です。

林 祥史 院長
けやき脳神経リハビリクリニック
林 祥史 院長
目黒区/下目黒/不動前駅
●脳神経外科 ●内科 ●リハビリテーション科 ●健診・検診

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歯科医師から聞いた
『歯や口の病気』の対処・治療方法

  • ガミースマイル

複雑な要因をしっかり見極める診断こそが重要

笑った時に歯ぐきががばっと見えてしまう症状をガミースマイルと言います。矯正歯科を訪れる患者さんの主訴の中でも非常に多いものです。その原因は多様で複雑ですが、大別するとやわらかい部分とかたい部分とに分けることができます。やわらかい部分というのは、お口周辺の筋肉や歯ぐきの長さ、厚みなどが原因の場合です。例えば歯ぐきが増殖し歯が隠れてしまっているような場合には、歯ぐきを部分的に切除する方法が考えられます。かたい部分というのは、歯の長さや骨の高さが原因と見られるもので、仮に骨の長さが原因と見られるケースでは、骨を手術で短くする方法が考えられます。矯正治療の分野で考えてみますと、例えば、上の前歯が出ている状態では、笑った際に上唇が“降りてこれない”ことがありますので、このケースでは歯を後ろに下げてしまう治療が検討されます。
重要なのは、原因が異なるのに、見当はずれの治療をおこなうとまったく意味がないものになることです。ですので、原因をしっかり見極める鑑別診断が非常に重要になります。ガミースマイルは、歯の位置が問題になることが多いため、矯正治療がお役に立てることは多々あると考えています。

中嶋 亮 院長
銀座矯正歯科
中嶋 亮 院長
中央区/銀座/銀座駅
●矯正歯科 ●歯科口腔外科
  • 歯ぎしり(ブラキシズム)

歯ぎしりは病気ではない!

歯ぎしりに関しては寝ている時にギリギリと歯がすり減ってしまい、うるさくて嫌なイメージを持たれている方が多いように思います。“私は歯ぎしりしていない!“とおっしゃる方もいます。そもそも歯ぎしりとは何のために行われているのでしょうか? 歯ぎしりにはカチカチ歯をぶつけるタッピング、ギューっと食いしばるクレンチング、皆さんがよくイメージするギリギリこすり合わせるグライディングがあります。この3つを組み合わせて行っているのが歯ぎしりです。これは日中のストレスをコントロールするために睡眠中に誰もが行っている生理的な現象です。動物は歯で噛むことによって情動をコントロールしますが、人間は理性があるため日中に噛んでストレス発散することはありません(例外もありますが…)。日中のストレスが増加すると夜間の歯ぎしりは増えます。日中に食事などで歯と歯が接触する平均合計時間は約17分ですが、歯ぎしりは一晩で40分を超えることもあります。ストレスマネージメントに必要な歯ぎしりですが、とても強い力が歯や顎関節に加わるため、歯並びやかみ合わせに問題があるとうまく歯ぎしりができず、知覚過敏、歯の破折、顎関節症など様々な問題を起こすことがあります。矯正治療をする際は見た目のためだけではなく、うまく歯ぎしりができる噛み合わせを考えることも大切です。

川上 健太郎 院長
川上歯科クリニック祖師ヶ谷大蔵
川上 健太郎 院長
世田谷区/砧/祖師ヶ谷大蔵駅
●歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
  • 顎骨腫瘍

専門性の高い診断と治療が必要な顎骨腫瘍

顎骨腫瘍とは、顎の骨にできる良性腫瘍や悪性腫瘍のことを言います。特に、良性腫瘍である歯原性腫瘍が多くみられます。これは、エナメル質や歯牙などの歯を形成する過程において、異常な細胞が増殖することで発生する腫瘍です。
検査では、レントゲンやCT、MRIなどの画像検査、病変した部分を顕微鏡で病理検査を行い、診断をつけていきます。歯科医師によっては、安易に歯根嚢胞と診断してしまうことが多く、適した治療を受けないことで再発する可能性もあるので注意が必要です。
治療に関しては、状態によって顎骨切除をする場合もありますが、それが全てではありません。必要に応じて、抜歯したり大きく顎を切除したりしますが、できるかぎり少ない侵襲の治療をすることを重視します。また、年齢に合わせた治療を選択することもあるでしょう。若年者の顎骨腫瘍では、再発リスクを抑えるために拡大切除や、反復手術治療を行いますが、高齢者の場合はその後のQOLを考えて、無理に大きく切除せずに姑息的治療を行うこともあります。
自覚症状がないまま進行するケースもありますが、何か違和感があった場合は口腔外科医がいる専門性の高い病院で診てもらうことが大切です。

井上 勝元 副院長
井上歯科医院
井上 勝元 副院長
川越市/小堤/鶴ヶ島駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科 ●訪問歯科診療

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獣医師から聞いた
『動物の病気』の対処・治療方法

  • 犬のてんかん

発作が起きた時に動画を撮影してもらうことがキーに

「てんかん」とは、てんかん発作を起こす脳の病気です。犬にも猫にも見られるもので、神経の病気では最も多い症例と言えます。発作の特徴は、その子その子で異なります。全身がけいれんするような子もいれば、口を“くちゃくちゃ”してよだれを垂らす子や、手足がピクピクと動くようなケースもあり、タイプは様々です。発作があった場合、当院ではまず動画の撮影をお願いしています。スマートフォンが普及する以前は、飼い主さんが見た行動を言葉でお伝えしていただいていたのですが、一目でわかる動画は診断の大きな助けとなります。低血糖や中毒など、脳以外の病気が原因でてんかん発作に似た症状を起こすものもあります。それらの可能性を考慮しつつ、段階的に検査をおこない、病気を確定していくことになります。てんかんであることがわかると、抗てんかん薬というお薬を飲んでいただくことになります。しっかりと効果が認められる適切な量から始めていき、多くの場合、3ヶ月に1回以下の発作で収まってくれれば、それを維持してくことになります。発作の回数やその程度を一定の水準で抑えることができれば、てんかんのある子も一般的な子と寿命に大きな変化はないと言われています。治療はそのラインを目指していくことになり、ケースによってはお薬の種類や量を増やして対応し、また最近では大学病院などではてんかんに対する外科手術も行われるようになってきました。

溝口 俊太 院長
はとがや動物病院
溝口 俊太 院長
川口市/坂下町/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫
  • 猫の糖尿病

遊びや運動で肥満を解消することで糖尿病を予防

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンがうまく作用できていない病気です。インスリンの分泌が不足していたり、インスリンは作れても働きが不十分になったりします。そして、血糖値を下げることができず、おしっこの中に糖が出てしまう状態です。高血糖が続くと、毒性の物質が産生されてしまい、体調を崩してしまうかもしれません。
原因には、人と同様に肥満や運動不足、ストレスが挙げられます。特に可愛がってもらっている猫ちゃんや、お家でゴロゴロと寝てばかりいる猫ちゃんが糖尿病になりやすいと考えられています。
症状として、おしっこの量が多いことや水をたくさん飲むこと、脱水になり元気がないことなどがありますが、初期の発見は難しいといわれています。
糖尿病を予防するためには、まずは遊ぶ時間をしっかりと作ってあげることが大切です。放っておいたら寝てばかりになる猫ちゃんは、飼い主さんが遊んであげましょう。キャットタワーのような上下運動ができる場所を作ってあげることも予防の一つになります。また、定期的にかかりつけの動物病院で検診を受けて、早期に発見できるようにしましょう。

小野澤 優 院長
ペテモ動物病院 ピオニウォーク東松山
小野澤 優 院長
東松山市/あずま町/高坂駅
●犬 ●猫

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