OCEAN DENTAL OFFICE MINATOMIRAI

梶原 基弘 院長への独自インタビュー

プロフェッショナルであり続けることを目指して

幼少の頃より、何かのプロフェッショナルになりたいと思っていました。どのジャンルであってもよかったのですが、小さい頃から手先が器用だったこともあり、なおかつ、人の役に立てる仕事ということで歯科医師を目指すようになったのです。
大学卒業後は九州歯科大学の大学院に進み、口腔インプラント科の医局員となりました。プロフェッショナルを目指す上で、歯科医師となった以上、何かを極めたいと思っていたのです。歯科医師にしかできない仕事はなんだろうと考えた時、それはお口の機能を回復させることではないかと思い至ったのです。そもそも医療系を目指すようになったのは、人の役に立ちたいという思いからでしたし、そうと考えると、不幸にも歯を失った人のお口の機能を取り戻すことがそれに適うと考えたんですね。
2020年5月に『OCEAN DENTAL OFFICE MINATOMIRAI』は開院いたしました。再開発が進んだこの街は、「住む」と「働く」が一体となっている地域です。様々な人にこれまで培ってきた技術と知識を役立てていければと思っています。

「ゆっくりはやく、美しく」を実現するために

治療では、プランニングがすべてです。出たところ勝負の治療ではなく、最初に最終的なゴールを設定し、そこから治療を開始することでスムーズで安全な治療が可能になるのです。
インプラント治療が必要としましょう。骨が入る場所にインプラントを並べてみて、それから歯を作っていく。本来の意味からすれば、それでは順番が逆なのです。まず理想的な歯の形態を作り、それに合わせてインプラントを入れる位置を決める。その際、骨が必要ならば骨を足し、軟組織が足りなければそれも足していく。計画に合わせて必要なものを検討していくことで、トラブルのリスクを回避できることになります。
治療において、チャレンジは必要ありません。日本において、ソケットリフトと言われるインプラント治療の方法があります。侵襲が比較的少ないために多く用いられていますが、この方法は視野が確保できないために、不具合が生じる可能性を否定できません。実際に以前に勤めていた病院でも、こうしたケースのリカバリー処置を多く手がけてきました。確実に自分で収拾をつけられる技術を根拠に、あらゆる治療を組み立てていくべきなのです。
そしてこのプランニングも、術者の勘を頼りにする時代ではありません。感覚は確かに大事です。しかし、デジタル技術をそこに組み入れることで、負担少なく、より安全で安心な治療が可能になるのです。
プランニングを患者さんとすり合わせていくには、相応の時間がかかります。そこで“ゆっくり”時間をかけてコミュニケーションをとることで、最終的に“はやく美しい”口元が実現するということになります。

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