大嶋 嘉久 院長
YOSHIHISA OSHIMA
細かな配慮で患者さんに寄り添う、矯正治療専門の歯科医院
松本歯科大学卒業後、同大学歯科矯正学講座に入局。日本矯正歯科学会認定医取得後、神奈川県内の矯正歯科医院で分院長を務め診療経験を積む。2011年、大船駅近くにアーク矯正歯科クリニックを開院。
大嶋 嘉久 院長
アーク矯正歯科クリニック
横浜市栄区/笠間/大船駅
- ●矯正歯科
横浜市栄区初となる矯正治療専門の歯科医院を開院
父が歯科医院を開業しており、幼い頃から働く父を見て育ちましたので、自然と同じ道を目指すようになりました。松本歯科大学へ進み、卒業後は同大学医局に入局。歯科矯正の専門技術を学び臨床経験を積み、日本矯正歯科学会認定医を取得しました。その後、神奈川県藤沢市の矯正歯科医院では分院長を務め、診療経験を重ねつつ、開業医としてのノウハウも学びました。2011年、大船駅近くにアーク矯正歯科クリニックを開院。当時、栄区には矯正治療専門の認定医がおらず、専門の歯科医院がなかったので、藤沢からも近く馴染みのある大船での開業を決意しました。開業にあたっては、自分の専門分野に特化した診療をしようと心に決めていましたので、当院では矯正歯科以外の診療はおこなっていません。あえて矯正歯科に絞って対応することで、必要な患者さんに安心して治療を受けていただけると思いました。開院からもうすぐ10年を迎えますが、以前から長くお付き合いのある患者さんを含め、近隣にお住いの幅広い年齢層の方にご利用いただいています。特にこちらの地域は、若い世代のご家族が多く、矯正治療を始めるのに良いとされる10~20代の患者さんが多くいらっしゃいます。以前より歯並びやお口への関心が高まり、お子様の矯正治療をご希望される親御さんも増えています。
自身の矯正治療体験を活かし、患者さんに最適な診療方針を
実は私も歯並びが悪く、大人になってから矯正治療をおこないました。歯並びを治すというためだけでなく、矯正治療を身を持って知るためでもありました。2年半~3年程矯正装置をつけていましたので、口腔内に器具を取り付ける感覚や、歯磨きのしにくさ、ご飯の食べにくさなど、治療をしたからこそ分かることは多く、重要な経験でした。その中でも「いつになったら装置を外せるのか?」という精神的な負担が大きかったので、当院の治療は2年以内を目安に、なるべく短い期間で終わるように治療方針と治療計画をたてるようにしています。
また、お子様と成人の方とでは、それぞれ異なる治療方針を採用しています。お子様には、矯正治療が途中で嫌にならないように、治療期間が短いもの、痛みなど辛さを感じにくいものなど、月1回の矯正治療を楽しみに来てもらえるように、様々な選択肢の中からその子に合った治療方法をご提案しています。成人の方は、最終的に歯並びが綺麗になるということだけでなく、治す過程も美しく、早くスムーズに治療が終わるように心がけています。
矯正治療は、虫歯や病気とは異なり、悪くなってしまったものを治す治療ではなく、今の状態からより良くするための治療です。例えば、生まれつき歯並びが悪かったとしても、それはもともと良かったものが悪くなったわけではなく、あくまでも生まれながらの歯の状態なので、生死に関わることもなければ急いで治療をする必要もありませんし、必ずしも治療をしなければならないということもありません。当然始めなければならない時期の決まりも特にありませんが、お子様のうちに矯正治療を始めた方が患者さんにとって有利な治療方針を選んでいただくことができます。
お子様のお口の癖を治すトレーニングや口腔筋機能療法も
私は歯科医師会に所属しているので、1歳半健診や3歳健診でお子様のお口の中を診る機会があります。3歳児健診で、お口の状態を見て歯並びに影響しそうな場合には、矯正治療について親御さんへお声がけをしています。早いと3~4歳からお口の癖が始まりますので、まずは一般歯科に対応しているかかりつけの歯科医院を作り、診療台に座ってお口を開けるところから始めて、5歳までに歯ブラシのトレーニングをして、それ以降に矯正歯科へお越しいただくことをおすすめしています。当院では、柔らかいゴム性の装置をお口の中に入れるところから慣らし、7歳くらいまでトレーニング装置を入れ、その後本格的に矯正治療をスタートという流れになります。矯正治療の前にお使いいただくお子様向けのトレーニング装置は、矯正治療をするかどうか分からないけれど始めるならスムーズに始めたい方、もしくは、なるべく矯正治療をしなくて済むように、早いタイミングでお口の癖を治したいという方に最適で、矯正治療に慣らすためのトレーニングにもなります。
最近は「爪噛み」「指しゃぶり」「口がぽかんと開いている」など、親御さんが見て分かりやすい癖だけでなく、お口の中だけで完結している分かりづらい癖が増えています。中でも、唾などを飲みこむ際に舌を前に滑り込ませ、上下の歯の間から舌が見える「舌突出癖」が多く見受けられます。これは不正咬合の原因にもなり得るので、当院では「口腔筋機能療法」を診療に取り入れ、舌の癖を治す指導もおこなっています。乳歯が抜けたり、歯並びが変わることで治療中であっても今までになかった癖が出て来る子もいますので、治療の前後や最中に関わらず、これらの癖が見つかればトレーニングを並行しておこなっています。
患者さんと何でもお話できる関係を築きたい
患者さんにとって親戚のおじさんのように何でも話しやすく、相談しやすい関係でありたいと思います。「治療に不満があるけど先生に言えない…」という雰囲気にならないように、患者さんとは他愛のない日常的な会話の中から、何を食べ、食べている時にどう感じたかなどをお伺いし、その方へ必要な食べ方の指導を含め、細かな気配りを大事にしています。歯科医師が良いと思う治療であっても、患者さんの満足度に繋がるとは限りませんので、患者さんが何を望んでいるのか、少しずつ人間関係を築きながら、お話を深めていきたいと思っています。特に女性の方は、美しくなるためにどうなりたいか、というのを具体的に口に出して伝えることを躊躇してしまいがちですから、お話の中から引き出すように努めています。中には患者さんのご要望通りにできない治療もありますので、できること、できないことは正直にお伝えしています。また、矯正治療は、長いスパンで歯並びが少しづつ変わっていくため、日々の変化が感じづらいので、治療に対するモチベーションを上げ、安心していただくためにも、受診の度に歯並びの写真を遡ってお見せしています。小さなことですが、患者さんに安心をしていただくことが信頼関係を築く土台になっていると感じています。患者さんにとってご満足のいく治療をおこなうことで、矯正治療を求める方へおすすめしたい歯科医院でありたいと思います。
これから受診される患者さんへ
矯正治療は、ご本人やご家族の方が気にした時、一瞬でも頭によぎった時が始め時ですので、そのタイミングで無料相談に来ていただきたいと思います。治療をするタイミングではない場合には、適切なタイミングと本当に治療をすべきかどうかについて率直な見解をお伝えします。治療をする場合には、どのような治療が適しているのかお話しさせていただき、治療のイメージを掴んだ上で、治療をするかどうかじっくり考えて決めていただいています。また、多くの方に認識されていないことですが、矯正専門医ではない歯科医師による矯正治療を受けたことで、思うように歯並びが良くならなかったなどトラブルになることがあります。矯正治療の相談であれば、必ず矯正専門の歯科医にご相談いただきたいと思います。
※上記記事は2020年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
大嶋 嘉久 院長 MEMO
- 出身地:栃木県
- 趣味・特技:野球(歯科医師会の野球チームに所属しています。少年野球チームのコーチもしています)
- 好きな本・作家:東野圭吾、池井戸潤、西村賢太など。その他にはベストセラー小説をよく読みます。
- 好きな映画:昔から『スター・トレック』シリーズや『007』シリーズが好きで、最近は子供と『スター・ウォーズ』シリーズなどSF系映画をよく観ています。
- 座右の銘:『画竜点睛』最後まで気を抜かないために戒めにしている言葉です。
- 好きな音楽・アーティスト:サザンオールスターズ、懐メロ
- 好きな場所:沖縄、離島
グラフで見る『大嶋 嘉久 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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