コンパスクリニック横浜

及川 二郎　院長への独自インタビュー

心にあった、宮沢賢治のイメージ

実家は祖父の代からの医師家系で、兄も現在は川崎で歯科クリニックを開業しています。そうした環境から、医師になることは特別なことではありませんでしたし、歯科を選択したのも、先に歯科を選んだ兄の影響があったと思います。
昔から工学系のモノづくりに興味があり、手先を使って細かな作業をするのが好きで、幼い頃はよく好奇心で時計などを分解しては、そのまま壊してしまって、叱られたりしていましたね（笑）。その点でも歯科医師に向いているのではないかと思いこの道を選びました。
私はインドア派といいますか、静かにコツコツとやるタイプです。学生時代は、同じ岩手県出身の宮澤賢治に憧れました。作家になりたいというのではなくて、宮沢賢治はご存知の通り農学校で農芸化学を専攻した方で、後に農学校の教師になりますが、よく研究材料の鉱物を探して岩手の山を歩き回っていたといいます。地元ですから、その光景を思い描くことができ、ほの暗い岩手の山道で、研究材料を求めて歩き続ける宮沢賢治の姿や、その人柄や功績などとともに思い浮かべ、自分の将来に重ねました。自分も選んだ道において常に真摯に学び続け、周囲の方々のお役に立てたらと考えたりしました。

ニーズを越えて、患者様が本当に満足できる治療を

当クリニックの治療方針は、まず患者様が何を求めておられるのかということをじっくりお聞きし、医師と患者様の間で十分なコミュニケーションをとること。それにそって、医師が最善の治療方法をご提案し、患者様に選択をしていただくというものです。
じっくりお聞きし、十分なコミュニケーションをとる理由は、多くの患者様は、クリニックに来られた時点で患者様なりの様々なニーズを持っていらっしゃいますが、そのニーズを満たすための技術については、ほとんどご存知ありません。特に新しい技術については、日々進化しております。ですから、患者様の中で改善の余地がないと思われていることや、逆に簡単だと思われていることも、じっくりお聴きして医師の側から実現可能なニーズとして整えなおす必要があり、それを患者様に理解していただく事が大切です。
患者様からは、よく医師の説明は言葉が難しくて解りにくいというお声をいただきますが、当クリニックでは、どのような治療をすればどのような効果があるのか、どのような技術を使えばどのような仕上がりになるのか、というようなことを、どなたにも解りやすい言葉で、具体的に説明し、患者様に納得して治療方法を選択していただけるように努めております。

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