ナガタ歯科

吉田 直人 院長への独自インタビュー

お口から全身までサポートできる地域に根付いた診療を

幼少期、家族でお世話になっていた歯科医院があったのですが、治療の後に技工士の仕事を見るのが好きだったんです。そこで興味があるのであれば歯科医師の道へ進んではと言ってもらったことが、一番最初のきっかけになったのだと思います。今思えば、もともと細かい作業が得意で、プラモデルを組み立てたり、機械を分解して遊んでいましたので、歯科医師としての仕事は自分に向いていたと思いますね。
日本大学松戸歯学部卒業後、お口の中だけでなく全身を診ることができる歯科医師になりたいと思い、歯科麻酔科に入局。専門的な知識を高める一方で、都内の開業医のもとで勤務医として一般診療に携わり経験を積んできました。地域にお住いの方だけでなく、身体障害や知的障害などの障害を抱えているお子様を中心とした歯科診療をおこないたいという気持ちが高まり、開業を決意。この辺りは人口密集地で住宅も多く、弘明寺駅からも近くて通院しやすい立地にあることから、1989年、当時新しく完成したマンションの1階で、医局時代の先輩と開院しました。南区永田の地名からナガタ歯科と命名し、翌年に院長に就任しました。

一般診療だけでなく、障害を抱えたお子様の歯科治療も

当院では、虫歯や歯周病の治療、義歯治療、歯並びや噛み合わせの治療、小児歯科、予防歯科、定期健診、訪問診療に対応しています。歯科以外のことでも何でも気軽に相談できる窓口として、開院から30年以上にわたり地域の方の健康をサポートしてきました。専門的な知識や経験を必要とするインプラント、口腔外科、根の治療などは、診診連携という形をとっており、一般的な歯科診療を中心に、お口の中の定期管理を重視した、過度になり過ぎない診療を心がけています。
開院当初の患者さんは、当院の年数と共に歳を重ね世代交代をされていますが、現在でも小さなお子様からご高齢の方まで多くの方に来院頂いています。特に同じ町内にある神奈川県立こども医療センターがあることから、紹介や口コミで、発達障害などの全身のハンディキャップを抱えたお子様にも多くお越し頂いています。障害をもったお子様の歯科サポートをするため、東京都立心身障害者口腔保健センターで障害者歯科に関する専門的な知識や技術、コミュニケーションの取り方などを学んだ経験を生かし診療に携わってきました。また、医院での診療以外に、障害者施設の嘱託医としての定期訪問や、ご高齢の方の訪問診療にも力を入れています。早くに亡くした自分の両親への親孝行だと思い、少しでも通院が難しい方のお役に立てる歯科診療をおこないたいと思っています。

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