ゆうび歯科クリニック

成川 純之助 院長への独自インタビュー

40年余りに渡って地域に根付いた歯科医院を受け継いで

当院は1968年に父によって横浜市鶴見区に興されたのが始まりです。栄区には1975年に移転し、以来長きに渡って診療を続けてまいりました。父が診療をしている姿を常に見て育ったものですから、最も身近な職業として私もそれに続いたということになります。
私自身は鶴見大学歯学部を卒業後、長野県の信州大学医学部附属病院口腔外科に籍を置きました。母校でお世話になる選択肢もあったのですが、学生の延長線上になるのを避ける意味もありましたし、遠くもなく近くもなく、程よい距離にあるということで長野を修養の場に選んだのです。
当初は「1年、2年をめどに」と気楽に考えていたのですが（笑）、2年目から手術を手がけるようになり、忙しく働いているうちに11年があっという間にすぎ、こちらに戻ってきたのが2010年のことになります。
患者さんは父の代からいらしていた方々にも変わらずご利用いただいています。最近は30代から40代の方も増えてきており、以前に比べて年齢層も幅広くなりましたね。

納得いただけるまで十分な説明を心がけて

どのドクターも仰ることかと思いますが、しっかり説明をするということを心がけています。一昔前であれば、「先生にお任せ」という方も多かったのですが、昨今は情報も容易に入る時代ですから、そういうわけにはまいりません。治療を決定するのは患者さんご自身ですが、その前提として、今の状態と、どういう種類の治療が必要かということを詳しくご説明させていただいています。
その際、役立つのが歯科用のCTです。私は外科が専門ですが、例えば親知らずの抜歯の際に最も注意しなくてはならないのが、下顎の中の神経です。インプラントもしかりですが、あまりに神経の位置が近いようであれば損傷する可能性が生じますから、事前に状態を把握しておくことが大切になります。CTの画像をご覧いただきながら説明することで、患者さんも状況を理解しやすくなります。
従来のレントゲンは二次元的なものですから、症例によっては情報量は十分なものとは言えません。その意味で、CTは非常に有意義な診断ツールであると共に、インフォームドコンセントにも役立つツールと認識しています。

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