中村歯科医院

中村 佳正 院長への独自インタビュー

自らの長所を生かし、地域の人たちのお役に立てることを喜びに感じて

今では想像がつかないかもしれませんが、当時は歯科医師の数が非常に少なかったのです。痛みを訴えて駆け込んでも、1ヶ月待たされるなどというのはしょっちゅう。そうした状況に加え、私はどちらかといえば理系科目を好み、また周囲からも「手先が器用」などと褒められていたものですから、それで歯科の道を選ぶことにしたのです。
『中村歯科医院』は1988年に開院いたしました。私にとって、ここは地元です。知らない土地より知った土地の方がいいと思えましたし、何より少しでも地元の方々のお役に立てればと考えたのです。

「人の嫌がることをしない」がモットー

患者さんを自らの家族・身内と思って診療に臨み、最終的に患者さんに治療を選んでいただけるようにと思っています。抜歯が適切と思えるケースがあったとしましょう。患者さんには、歯は体の一部だから、あなたの同意を得ることなく抜くことはできない、とお伝えします。もちろん、周囲の歯への影響等、残すことによる弊害は説明した上でのことです。すぐに決断される方は少ないかもしれませんが、ほとんどの方は噛むことに違和感を覚え、ご自分から抜歯をお望みになります。情報を余すことなく提供し、その上で患者さんにお決めいただくということですね。
普段の生活においても、私は「人の嫌がることはしない」ということを大事にしています。こちらから押し付けるのではなく、患者さんの意見を尊重した治療を進めていきたいものですね。

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