佐野歯科医院

佐野 好孝 院長への独自インタビュー

「人の役に立てる職業」であることが歯科医師になった理由の一つ

私は学生のころから「何か手に職をもって仕事をしたい」と考えていました。私は2人兄弟でして、母が女手一つで育ててくれたものですから、早く安心させたいという気持ちが大きかったのです。弁護士になるか？医師になるか……？と思いをめぐらせ、直接的に人の役に立てる職業ということで医療の世界を選びました。
高校卒業後の進路として選んだのは、親の負担も考えて国立の大学でした。東京医科歯科大学の歯学部に学び、卒業後は鶴見大学の補綴（ほてつ）科に籍を置きました。約3年にわたり経験を積み、1980年に都内の世田谷区で開業。その後、こちらに移転してきたのが1985年でしたから、この場所で診療を続けて40年近くになるでしょうか。

地域のみなさまのホームドクターとして

こちらで診療を始めると、すぐにたくさんの患者さんに恵まれました。ありがたいことに開業当初から1日に何十人という患者さんがお越しになり、それに伴ってスタッフの数を増やすなど、診療体制の充実を進めていきました。
世田谷からこちらに移ってくる際、私はこの地域に根づいて、腰を落ち着けて診療していきたいと考えていましたが、まさに自分が思い描いていたとおりになったという感じでしょうか。患者さんのほとんどが長く通ってくださっている方ばかりで、親子2世代、3世代はもちろん、4世代にわたるお付き合いというケースも珍しくはありません。最初から「地域のホームドクターになるぞ！」と意気込んでいたわけではありませんけれど、結果としてご家族みなさんのホームドクターになれていたなら、これほど嬉しいことはありません（笑）。

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