遠藤 盛孝 院長
MORITAKA ENDO
一般歯科の診療だけでなく、口腔外科の症状やがん検診にも対応できる専門医
東京歯科大学卒業後、横浜市立大学歯科口腔外科に入局。口腔がんをはじめ、様々な症例に触れ、専門的な治療や手術に携わり経験を積む。希望ヶ丘駅近くのえんどう歯科医院で20年以上前から診療をおこなう。
遠藤 盛孝 院長
えんどう歯科医院
横浜市旭区/中希望が丘/希望ヶ丘駅
- ●歯科
- ●小児歯科
- ●歯科口腔外科
母の背中を見て歯科医師を志し、口腔外科の経験を積む
母が、希望ヶ丘駅の近くに歯科医院を開院してから60年程になります。当時、この辺りは山や畑、田んぼに囲まれた場所で、歯科医院は1〜2軒しかなく、家庭もありながら地域の患者さんのために一生懸命診療をする母を見て育ちました。忙しくて体力的にも大変だったと思いますが、とにかく悪いところを治すという主訴に沿った治療をおこなう姿を見ていたので、自然と自分も母と同じ歯科医の道を目指すようになりました。東京歯科大学卒業後、横浜市立大学歯科口腔外科に入局。一般的な診療だけでなく、口腔がんの手術、骨折など、専門的な治療にも携わり、10数年間研究や臨床に明け暮れました。今では、母を手伝うために実家の歯科医院で診療をするようになって20年以上になります。母はすでに第一線での診療を引退していますが、地元で長く続く歯科医院を親子で切り盛りしています。歯科医院の歴史と共に、患者さんの層は代わりつつありますが、地域的にご高齢の方が多く、駅から近いこともあってお勤め帰りのお仕事現役世代の方も多くお越しになります。平日は20時まで、土曜日も診療をおこなっているので、幅広い世代の方にご利用いただいています。
定期的な歯垢除去で、長く良い口腔環境を維持して欲しい
当院では一般歯科、小児歯科、口腔外科の症状に対応しています。一般歯科では歯周病の患者さんが多く、中には症状がかなり悪化している方もいるので、一番力を入れている分野です。歯周病は、正しい歯磨きと歯科医院で歯石をとることの2つしか予防方法がありません。正しい歯磨きをマスターして、定期的に歯垢を取ることが何よりも大切なので、必ず患者さんにお伝えしています。「虫歯はすぐに治療を…」という意識が浸透していますが、歯周病は自覚症状による把握がしづらく、痛みが出た時にはかなり進行していることがほとんどです。歯石がついてから取りに来るのではなく、歯石が付く前に取るのがベストで、最低でも半年に一度は歯石の除去をおこない、歯石がついていない状態を保つ、ということが本当の予防に繋がります。
近隣の小学校の校医をしているので、小児歯科での診療だけでなく、定期的に健診で地域の子どものお口を診る機会があります。以前に比べると、親御さんのお子様の歯みがきに対する意識が高まり、子どもの虫歯は減ってきている一方で、歯並びの相談を受けることが増えています。近年、食生活の変化から、硬いものを食べる習慣が減り、顎が小さいまま成長せず、歯並びに影響が見られるようになりました。硬いものを無理して食べれば良いというわけではなく、良く噛むことが大事です。お口周りの筋肉を鍛え、歯の力を育てるためにも、一度に30回は噛むことをおすすめしています。矯正が必要な場合は、矯正歯科専門医の弟と連携して診療をおこなっています。その他には、インプラント、スポーツマウスガード、義歯、審美歯科に対応していますので、患者さんのご要望に合わせて治療をおこなっています。
顎関節症にならないために、普段の生活で心がけること
これまで、大学病院で専門的な経験を重ねてきましたので、口腔外科は得意分野です。多い症例としては、顎関節症、親知らずの抜歯が挙げられます。「顎の関節の痛み」「顎を動かすと音がする」など、顎関節症の症状を訴えて受診される患者さんはたくさんいらっしゃいます。噛み合わせ、食いしばり、歯ぎしりが影響するだけでなく、ストレスによるもの、スポーツ、大きく口を開ける歌手など原因は様々で、顎に強く負担をかける状態が長く続くと、顎関節症を引き起こす、もしくは悪化させる原因になります。特にご自身で自覚症状なくても、実は10人中5~6人は口を開けると音がすると言われていて、痛みがなく治療に至らないことも多いのですが、悪化する要因が加わると、痛みがでたり、口が開かなくなったりします。治療が必要な場合には、マウスピースの装着や筋肉をマッサージする開口訓練など、症状に合わせた治療方法をおこないますが、あまり大きな口を開けず、硬い物を食べずに安静にしているだけで、症状が落ち着くこともあります。ただし、一度治っても原因がはっきりしていないと再発することもあり、普段から顎に負担をかけることはできる限り避け、生活習慣にも気を付けることが大切です。また当院では、がん検診にも対応しています。「リンパ腺が腫れて異常がある」など、これまで何名もがんを見つけてきました。痛みがあるできものは、口内炎のことが多いですが、痛みのないできものが治らない場合は、がんの可能性がありますので注意が必要です。
患者さんのお気持ちを汲み、繋がりを大切にしたい
診療においてとても基本的なことですが、患者さんのお話をしっかり聞くように心がけています。誤解が生まれたり、思い違いをしないためにも、常に相手の気持ちになって何が必要なのか考えることに重きをおいています。当院では、20年前から往診もおこなっています。往診は診療室と違い、思うように治療ができない難しさもありますが、患者さんが喜んでくださること、感謝して頂けることが嬉しく、やりがいを感じます。これからも、人と人の繋がりを大切に、診療をしていきたいと思います。
これから受診される患者さんへ
がんは、早期発見が大切です。例えがんであっても、早めに治療や手術をすることで、今でも元気に過ごしている方はたくさんいますので、気になる症状があれば是非お越しください。口腔外科の症状でお困りの方、良く分からない症状でお悩みの方、まずは相談だけでも結構ですので足を運んでいただければと思います。
※上記記事は2019年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
遠藤 盛孝 院長 MEMO
- 出身地:神奈川県
- 趣味:ゴルフ、読書、映画鑑賞
- 好きな本・作家:内田康夫などの推理・サスペンス小説
- 好きな映画:オールジャンル
- 座右の銘:後悔しない
- 好きな音楽:70~80年代のハードロック
- 好きな場所:北海道
グラフで見る『遠藤 盛孝 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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