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杉山 紀子 院長

NORIKO SUGIYAMA

地域の中で、地域の皆様と共に。
患者さんに寄り添う医療の提供

東京歯科大学卒業。昭和37年に父によって興された医院を引き継ぎ、現在に到る(JR根岸線「本郷台駅」より徒歩1分)。

杉山 紀子 院長

杉山 紀子 院長

杉山歯科医院

横浜市栄区/公田町/本郷台駅

  • ●歯科
  • ●訪問歯科診療

尊敬する父を目標として

杉山 紀子 院長

『杉山歯科医院』は昭和37年(1962年)に父によって興されました。直接勧められたわけではなかったのですが、歯科医師であることを誇りに思ってる父を見て、私は当然のようにこの道を志すようになっていました。自宅兼診療所という形だったものですから、学校から帰り診療室のドアを開けると、患者さんから「お帰りなさい」と声を掛けてもらっていました。いまだ、当時からの方々がいらっしゃっておりますけれど、そのあたたかなつながりを子供の頃から好ましく思っていたのでしょう。
互いに馴染みのある方が多いこともあり、日中は時におしゃべりサロンとかしています(笑)。地域の診療室として、その風景もまた悪くないものと思うんですね。

その人その人に合わせた適切な医療の提供を心がけて

杉山 紀子 院長

医学的根拠に則り、理想を追いかけていければそれに越したことはないでしょう。しかし、年齢や生活習慣等の要素もありますし、ご希望も様々ですから、そこに配慮していくことが必要と思っています。
患者さんで最も多いのが、かつては積極的な治療をされていて、ある程度の年齢になってからいい意味で消極的な治療の段階に落ち着かれている方々です。その心情に寄り添い、その方々が本当に困ることがないよう支えていくのが私の役割と考えています。義歯を例にしましょう。少し調子が悪くなったからといって、すぐさま新調するということはほぼありません。調整をして現状より良くなり、患者さんに満足いただければ、それはそれでよろしいと思うのです。もちろん、患者さんの方からご希望されれば話は別になりますけども、多くの場合、新しいものになればそれに馴染むのに期間もかかりますし、一定量のエネルギーを費やすことになりますから、マイナスの面とプラスの面を秤にかけて考えていくべきでしょう。いずれにせよ、患者さんのご希望に添うことを第一に考え、いい意味でのんびりとお付き合いさせていただければと思っております。

訪問歯科にも積極的に

杉山 紀子 院長

ご高齢の方が多いということもあり、訪問歯科には積極的に赴いています。通院が困難な方が「困っている」とおっしゃれば、行くのが歯科医師の務めだと思うのです。以前通ってらした方のみならず、ケアマネージャーさん等から依頼があった場合にも、それは同様のことですね。
私は地域の歯科医師会の役員を仰せつかっています。訪問歯科は歯科医師会との関わりも深いものであり、地域の包括ケアシステムの範疇でおこなわれるものでもあります。在宅に限らず、その地域のお住いの方々の口腔機能を安定・向上させることによって全身の健康にいかに寄与していけるか。患者さんご本人やご家族の意思もありますけども、やはりずっと見てきた人間が責任を持ってアプローチし続けることが、本来の目的にかなうことと考えております。

生活の質の維持・向上にも目を配って

健康を維持するという地域の共通の目的を推進していくには、歯科のみならず、医科等、他職種が手に手を取り合って進めていく必要があります。昨今はその役割であり、仕事の質の違いを互いに理解し、尊重し合って仕事に取り組むという機会も増えてまいりました。
周術期医療はその典型と言えるでしょう。周術期医療における歯科の役割とは、手術の前に口腔内を清潔な環境にすることで、術後の良好な結果を後押しするというもの。これを恒久的なものとしていくには患者さんの理解が不可欠であり、それには科の垣根を取り払い、働きかけていく必要があります。
オーラルフレイルという言葉をご存知でしょうか。オーラルフレイルとは、噛んだり、飲み込んだり、話すための口腔機能の衰えを指します。食事が難しくなってくると身体も衰えていきますし、外出の機会も少なくなり、生活の質にも大きな影響を及ぼします。従来のようにそれぞれの立場に固執するのではなく、お医者さんや薬剤師さん、そして私ども歯医者が協力してことに当たることで、地域にお住いの方々の健康に少しでも寄与していくことができればと思っています。

これから受診される患者さんへ

保育園の段階から企業の健診まで、この国では健診の機会が増えてはいるものの、充実してるとは言えず、ことお口に関して言えば、現状、まだまだ理想には程遠いと言えるでしょう。症状が出てしまってからでは、やはり遅いのです。ですから、せめて年に一度、歯科医院に足を向けていただき、定期的にチェックを受ける習慣を若いうちから身につけていただければと思います。
普段から健康に関心を持ち、よろしくないことがあれば、それを自ら改善していくことが幸せな人生を歩む秘訣ではないでしょうか。そのために、私たちが少しでも貢献していければと思っています。

※上記記事は2019年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

杉山 紀子 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 好きな映画:『ジーザス・クライスト・スーパースター』
  • 好きな音楽:クラシック、J-POP
  • 好きな場所:自宅

グラフで見る『杉山 紀子 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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