星岡 才賢 院長
SAIKEN HOSHIOKA
革新的な矯正治療法「SH療法」を開発。「一本の歯を大切に」をモットーに地域医療に貢献
日本歯科大学卒業。八重洲、鶴見の歯科医院に勤務後、父が開設した『星岡歯科診療所』を引き継ぎ、現在に到る(JR南武線「矢向駅」より徒歩7分)。
星岡 才賢 院長
星岡歯科診療所
川崎市幸区/塚越/矢向駅
- ●歯科
子供の歯並びに疑問を持ったことが今の道につながっていった
『星岡歯科診療所』は、私が小学校のときに今の場所に移ってきて以来ですから、すでに50年以上続いていることになります。時代もありますけども、父が歯科医師だった時点から、もうレールは敷かれていたわけです。本当はやりたいこともありました。今でいうIT関係、昔でいえばコンピューターのプログラマーのようなものに憧れたことはあったのです。ですから、大学に進んだ当初は「渋々」という感覚はもちろんあったということになりますね(笑)。
大学卒業後は東京駅の八重洲地下街にあった歯科医院に勤務し、その後、神奈川県の鶴見で院長職を担いました。場所柄、鶴見の歯科医院は子ども達が多く、歯並びに問題のある子も多く見かけました。そこから矯正の勉強をはじめたことになりますが、歯科医師になった当初の戸惑いはその時点でなくなり、以後はこの道の奥深さに魅入られ、現在に至っているということになります。
負担少なく、理想の歯並びを実現する「SH療法」
予防治療の観点から歯並びに目が向き、そこから試行錯誤して矯正装置を作り、特許の取得にいたったのが「SH療法」です。「SH療法」では取り外し式の床矯正の装置を用いますが、特殊な加工を施したことで、睡眠時の8時間だけ装着しておくことであごが自然に広がっていくものになります。
私たちは「劣成長」という言葉を使っていますが、あごがマイナスの方向に成長していったために歯並びがガタガタになり、鼻呼吸ではなく口呼吸になってしまう方々が多く見受けられます。その劣成長を改善し、内側からあごを広げていくことで自然な歯並びを手に入れることが出来るのです。
あごが狭いと、不定愁訴と言われるような肩こりや頭痛の要因となっているケースも存在します。あごを広げることで、そうした症状が改善し、左右対称ではなかったお顔の造作も“同じ顔”になってくるという症例もこれまで多く目にしてきました。
「SH療法」は、台湾にある中国医薬大学でも採用されています。逆輸入という形になるのでしょうか、先日はその大学の先生達が日本の学会で症例を発表するという機会もございました。私たちがおこなっていることは、これまでの矯正治療の常識とはおもむきが異なるということは重々承知しています。しかし、従来の考えに基づいて進めていたら、得られている成果はまた変わったものになったことでしょう。仲間の先生方とさまざまな苦労を経た上で今があることをうれしく思いますし、今後は「SH療法」の考えをより多くの人に伝えていけたらと思っています。
予防に特化した診療室を目指して
「タービンの音のしない診療室」をつくることを夢見ていたことがありました。そのために歯科衛生士が6人働いてくれているわけですけども、患者さんが増えるにつれ、いつしか治療の比重が多くなってきています。
また、当院では往診もおこなっています。元々の患者さんが来院が難しくなり始めたことですが、今では新規のお申し込みも増えてきました。
予防に特化した診療室を目指すことに変わりはありませんが、地域のかかりつけ医として、あらゆる人のお役に少しでも立っていけたらと考えています。
「一本の歯を最後まで大切に」がモットー
治療においては、「一本の歯を最後まで大切に」をモットーに診療をおこなっています。どうしても抜きたくない。そういうご希望を持ってこられる方の想いを受け止め、なんとかして抜かずに済む方法はないものかと試行錯誤している日々です。
もちろん、中には手の施しようのないケースも現実にはあり、その場合には申し上げにくいことですが、はっきりと現状をご説明しています。問題のある歯を無理に残すがために、健康な歯を犠牲にするというのはもったいのない話ですからね。その説明に納得されるかどうかは、私たちと患者さんとの信頼関係にかかってきます。包み隠さず、ありのままを正直に申し上げることによって、患者さんが納得して治療に臨める状況をつくりたいと考えています。
これから受診される患者さんへ
お口の環境を良い状態で維持するには、定期的なメンテナンスが大切です。実際、当診療所を訪れているご高齢の方々の多くが元気を維持されているのは、定期的なメンテナンスを続けておられるからだと認識しています。いつまでも元気で自分の足で歩くためにはどうすればいいか。その意味においても、1本の歯を大切にする意識が重要なのです。
歯を守っていくには、メンテナンスとともに日々の生活習慣も大切になってきます。たとえばお子さんであれば、包丁を目一杯入れず、大きなままの具材をしっかり噛んで食べることが健全な成長発育につながってきます。これは一例に過ぎませんが、その人その人に合ったやり方というものがありますので、ご興味のある方は是非一度ご相談ください。
※上記記事は2018年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
星岡 才賢 院長 MEMO
- 出身地:神奈川県
- よく手にとる本:歯科関連書籍
- 座右の銘:「既成概念にとらわれない」
- 好きな観光地:トマム(北海道)
グラフで見る『星岡 才賢 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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