こいけ歯科医院
川崎市中原区/新城/武蔵新城駅
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小池 匠 院長への独自インタビュー
北欧型の予防歯科医療を提供
当院では医療介入を最小限に抑えるべく、北欧型の予防歯科医療を実践しています。フィンランドをはじめとする北欧の国々では、予防歯科は母親のお腹の中に入っている時から始まっていきます。例えば、同じ箸を使わないといったように、母から子へのミュータンス菌の感染を防ぐべく指導していくんですね。この指導を通じ、歯科医院に慣れてもらい、二十歳まで虫歯にならないよう持っていくのが当院の治療ということになります。
多くの病気は、様々な菌に感染することによって発症します。虫歯も例外ではなく、歯に穴が開いてしまうのは現象に過ぎず、本来は原因菌である虫歯菌の除去に力を注ぐべきなのです。こちらでは、望まれる方に対し、唾液の量やその力を計測する診査に始まり、診断というプロセスを経て初めて治療に取り掛かっていきます。診断に基づいた結果を元に、その方に合った形でキシリトールや薬剤を用い、根源である虫歯菌を減らすべく努力を重ねていくのです。
北欧の国々とは社会システムが異なりますから、日本においてそれを一律に当てはめることができない面はありますが、その知識を有効に活用していくことは十分に可能です。私は1999年から、障害者向けにタブレットタイプのキシリトールやフッ化物を用いた虫歯予防を始めました。この試みは一定の成果をあげ、今や多くの機関で取り入れられるに至っています。
伝えていくことが、むし歯予防の第一の手段に
私は現役の歯科医師を続けながら、青山学院大学の教育学部で臨床心理学を学ぶ日々を過ごしました。虫歯の一次予防は、教育に他なりません。生活を変えていただくには、それを伝える術を知っておくことが重要で、特に子供と接する上では、児童の精神というものへの理解が不可欠と考え、臨床心理学を学ぶ機会を求めたのです。
ストレスの多い現代社会においては、うつ病のお薬を服用されている方が多い傾向にあります。実は、このお薬の服用が増えていくと、唾液が減り、虫歯の増加につながっていく負の側面があることがわかっています。こうしたことは一般の方に広く認知されていないものですから、それを伝えるためにも、臨床心理学を学んだことが役立っていると実感しています。
私は歯科医師としてのすべてを学ばせていただいた恩師から、「歯だけを診ず、全身を診なさい」と教わりました。先生の境地には到底及びませんが、私にできることで、みなさんの健康に少しでもお力添えができればと思っています。
小池院長には当院から患者さんをご紹介することがあり、お世話になっています。小児歯科から一般歯科、スポーツやマウスガードの作成、インプラント治療まで幅広く診療をされています。私の大先輩なんですが、気さくでとてもよくしていただいています。