内出 一郎 院長
UCHIIDE ICHIRO
体の不調や悩みを気軽に相談できる産婦人科クリニック。患者さんのお気持ちに寄り添い、問題解決のお手伝いを
東邦大学医学部卒業、東邦大学医学部 産科婦人科学講座へ。東邦大学医療センター大森病院 産婦人科にて多くの腹腔鏡手術を執刀するほか、論文執筆や学会発表を精力的に行い、新技術の開発にも尽力。2013年より『内出産婦人科』の院長となり、現在に至る。
内出 一郎 院長
内出産婦人科
横須賀市/馬堀海岸/馬堀海岸駅
- ●産婦人科
- ●婦人科
開業から半世紀近く。地域密着型クリニックの2代目として
『内出産婦人科』は1977年に私の父が開設しましたので、もう半世紀近く診療を続けていることになるでしょうか。私の家は両親ともに医師で、物心ついた頃から診療風景を眺めていましたから、同じ道に進んだことも自然な流れだったのかもしれません。とはいえ、すんなりと医師になったのかと言えば決してそうではなくて、高校生の頃はモノづくりをしたいと考えたり、自衛隊の戦闘機のパイロットに憧れたりしたものでした(笑)。
東邦大学医学部を卒業後、自分の専門を決める際にも、もう一悶着ありました。産婦人科、心臓血管外科、消化器外科の3つの診療科で迷い、さんざん悩んだ末に産婦人科を選びました。愛情をもって育ててくれた両親に恩返しするのもいいのではないか……そんな気持ちがあったのかもしれません。母校の大学や関連病院で経験を積み、亡き父の後を引き継いで院長となったのは2013年でした。
体の不調や悩みを気軽に相談できる身近な存在に
私が若手だった頃から現在に至るまで、産婦人科の中で最先端の治療が行われているのは「不妊」の領域だと言えるでしょう。私自身も体外受精の研究をするつもりで大学院に進みましたが、ここで子宮内膜症と不妊の関連性を学んだことが、産婦人科医としての原点になりました。子宮内膜症に対する腹腔鏡手術のスペシャリストといえる教授のもとで研鑽を積み、多くの手術を執刀するなかで技術を磨きました。また子宮内膜症の発症メカニズムを明らかにする研究などにも従事し、論文執筆や学会発表なども精力的に行いました。残念ながら当院では腹腔鏡手術を行っておりませんが、腹腔鏡手術については保険適用範囲がかぎられていた黎明期から関わり、現在もかつて診療していた大森赤十字病院にて毎週火曜日に2件執刀しています。
手術設備の整った大きな病院と当院のようなクリニックでは担うべき役割が異なります。当院は父の代から地域密着型の診療を行っており、現在も「頑張らない治療」を掲げて女性の一生に寄り添いながら診療しています。最近はインターネットなどで簡単に情報が手に入る時代になりましたが、中には誤った情報もありますし、1つの治療法がすべての方に適応となるわけではありません。体の不調や悩みを1人で抱え込んでいても決して解決しませんから、ぜひ身近な医療を頼っていただきたいというのが私の思いです。
子宮筋腫・子宮内膜症など婦人科良性疾患の診療に強み
私が院長になって以降、SNSを活用して腹腔鏡手術や低用量ピルなどさまざまな情報を発信しているため、最近は若い世代の患者さんが多く来院されるようになりました。ご相談いただく内容としては生理にまつわることが圧倒的に多い印象で、腹腔鏡手術や子宮筋腫については、都内から足を運んでくださる方も珍しくありません。みなさんから信頼を寄せていただいているように、子宮筋腫をはじめとした婦人科の良性疾患を適切に診断し、適切な医療をご案内できる点に当院の強みがあります。
このほか当院では不妊(不妊症)や更年期のお悩み、子宮頸がん検診をはじめとした婦人科のがん検診などに幅広く対応しています。子宮頸がんワクチンを接種するついでに生理のお悩みをご相談いただいたり、更年期特有の症状をご相談いただいたついでに、お子さんのワクチン接種をご予約いただいたり……。そんなふうに女性の傍らに寄り添うようにして診療しています。
患者さんの気持ちに寄り添い、問題解決のお手伝いを
医学は日々進歩しており、たとえば生理に伴う不快な症状を和らげる方法はいろいろあります。私は産婦人科医として、女性のみなさんが少しでも楽に過ごせるようにと考えて、低用量ピルを処方したり、腹腔鏡手術によって子宮を摘出する方法をご提案したりしています。生理痛や生理不順の背景には、子宮内膜症・子宮筋腫などの病気が隠れていることもありますので、ぜひ積極的な受診をおすすめします。
生理の悩みを相談したからといって、「必ず内診をしなければならない」ということはありませんからご安心ください。受診の際に「内診は遠慮します」とお伝えいただければ、問診や触診など他のアプローチによって、可能なかぎり内診を回避するのが当院のスタンスです。医師として適切な診察をして、正しい情報をお伝えするのはもちろんですが、それぞれに異なる患者さんのお気持ちを尊重し、その方にとって一番いい治療を提供したいといのが私の考えです。
これから受診される患者さんへ
診察の際に心がけているのは、何よりも患者さんに笑顔でお帰りいただくことです。「生理不順は個性ですよ」「生理痛を軽減することは十分に可能です」……そんなお声かけをしてまずご安心していただくと同時に、クスッと笑っていただけるような面白い話をご披露することもあります(笑)。当たり前のことかもしれませんが、目の前の患者さんのために優しく丁寧に、悩みや不調が一日も早く解消するようにサポートいたしますので、何かご心配なことがありましたら遠慮なくご相談ください。
※上記記事は2024年9月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
内出 一郎 院長 MEMO
産婦人科専門医
- 出身地:神奈川県横須賀市
- 出身大学:東邦大学医学部卒・東邦大学大学院卒
- 趣味・特技:車、バイク、馬術
- 好きな作家:池波正太郎、柴田錬三郎
- 好きな映画:アクション映画/トム・クルーズ主演作品
- 好きな場所:スキー場
- 好きな言葉:「笑う門には福来たる」
内出 一郎 院長 から聞いた
『子宮筋腫』
生理痛・過多月経の症状がみられたら早めの受診を心がけて
子宮筋腫の治療としてはホルモン剤による薬物療法や手術(子宮摘出、筋腫核出)など、患者さんの年齢、妊娠を希望するか否かによって適応となる治療法が異なります。当院では初診の患者さんとは30分ほど時間をかけてお話をしていますが、ご自分の思いをしっかりと受け止めてくれ、適切なアドバイスをくれる医師のもとで治療なさるとよいでしょう。
グラフで見る『内出 一郎 院長 』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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