立之 英明 院長
HIDEAKI RITSUNO
患者さんファーストの精神で
胃がん・大腸がん死亡ゼロを目指して
北里大学卒業。国立病院機構仙台医療センター(初期研修医)を経て順天堂大学消化器内科に入局。同大学医学部付属順天堂医院 消化器内科 准教授を務めたのち、令和元年に『りつの内視鏡クリニック』を開院(JR・京王線「橋本駅」より徒歩3分)。
立之 英明 院長
りつの内視鏡クリニック
相模原市緑区/橋本/橋本駅
- ●内科
- ●消化器内科
- ●内視鏡内科
「医師=おなか」というイメージから消化器内科の道に
父は外科の開業医でした。お腹が痛い患者さんが父のもとを訪れ、治療後は喜んで帰っていく。その姿を見て「いい仕事だな」と子供心に思っていました。だからでしょう、私の中で「医師=おなか」というイメージが出来上がっていたのです。
父と同じく外科を選択する道もありましたが、私は消化器内科を選択しました。内科でありながら内視鏡で直接的に治療ができることに加え、病気を早期発見できれば亡くなる方を減らすことできます。命を救うということを考えればものすごく価値のある検査だと思いますし、内視鏡という検査に大きな可能性を考えての選択でした。
2019年(令和元年)に『りつの内視鏡クリニック』を開院いたしました。私にとって縁の深い橋本の地で診療が行えることに非常に光栄に思っています。
とにもかくにも内視鏡検査のハードルを下げる
「内視鏡検査のハードルを下げたい」。私たちが成し遂げたいことはその一点に尽きます。内視鏡検査に対しての「痛い」「苦しい」「怖い」という負のイメージを払拭し、「大したことなかった」「楽だった」というような前向きなイメージをみなさんに思っていただけるようにしたいのです。
大学病院時代において、検査を敬遠されるあまり、見つかった時には難しい状況だった方を数多く見てきました。だからこそ、そのイメージを変えていきたいんですね。大腸がんについて言えば、小さなポリープをその場でとってしまえばがんの予防に直結します。検査1つが、将来の命を担保してくれるのです。怖がらず、気軽に、そして定期的に検査を受けていただけるように。その目標に向かって私たちは進んでいきます。
病院を怖いと感じないためにできること
病院が怖くないと思っていただけるためには、まず空間が大切です。院内は所々にグリーンを取り入れるなどして、全体的にやわらかな雰囲気となるよう気を配りました。そして何より、患者さんをお迎えするにあたって重要なのはスタッフです。当クリニックのスタッフは医療的・事務的な能力もさることながら、傾聴力・共感力に長けた人たちが揃っています。そこには関しては私は宝を持てたと思っているくらいで、スタッフの存在が入り口としての敷居を低いものにしてくれていると思っています。
内視鏡検査は個室でお待ちいただく形となっています。検査が始まるまで誰の目にも触れることなく、リラックスして過ごしていただけます。それと相反するようですが、大腸検査に必要な下剤については、ご自宅で飲んでいただく方式を採っています。いくら居心地の良さを心がけているとは言え、病院にいる時間はそんなに長い必要はないと思うんですね。ご自宅で下剤を服用していただければ、自由に時間を過ごすことができます。病院ではやはり、人の目が気になりますし、こと下剤については、ご自分の家のトイレが一番です。
痛みや苦しさを感じずに検査を受けていただき、しっかりと1人ひとりの方に向き合っていく
検査では鎮痛剤の使用がデフォルトになっています。もちろん技術を磨いてきましたので、麻酔がなくとも出来るだけ苦しくないような入れ方など、操作の仕方は心得ているつもりですが、実際のところ、100人の人全員が苦しくないようにするのは非常に難しいことです。それが鎮痛剤を用いれば、100%です。私自身、鎮痛剤なしの検査は受けられないタイプでした。当時の最新鋭の細いカメラを使い、非常に技術に長けた先生にお願いしても、やはり無理なものは無理でした。痛いし、苦しいし、そもそも怖くてたまらない。その私が、麻酔を受けただけでまったく苦しくないわけです。そもそも麻酔を使わず内視鏡検査をするのは日本だけと聞いています。あちらでは、特に欧米は「痛み=悪」という考え方だからでしょうが、それが普通ではないでしょうか。
大腸検査において、腺腫(ポリープ)発見率という指標があります。一般には40%を超えると優秀とされてますが、私どもは70%に達しています。その70という数字も、しっかりとした根拠のあるもので、腺腫が見つかって除去した場合には、検査後に腺腫であったことの証明書をお渡ししています。
ポリープが見つかる確率は、年齢が上になればなるほど上がっていきます。10代、20代で腺腫が見つかる可能性は低いわけですけども、だからと言って油断があってはなりません。20代であっても80代であっても、年齢に関係なく、ガイドラインに沿って丁寧に見ていきます。1人ひとりの方にしっかりと向き合っていくこと。それが当クリニックの内視鏡のコンセプトになります。
これから受診される患者さんへ
血便は重要なサインです。ですから、血便があれば必ず来院いただきたいですし、自治体が実施している検便も良い機会と捉え、受けることをお勧めします。もちろん、お腹のことで何か症状がありましたら、お気軽にご相談ください。まずは便潜血検査から始めることもできますし、様々なオプションをご案内しています。
※上記記事は2024年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
立之 英明 院長 MEMO
消化器病専門医 /消化器内視鏡専門医
- 出身地:神奈川県
- 出身大学:北里大学
- 趣味・特技:「仕事です!」
- 好きなこと:大腸内視鏡検査
- 好きな場所:自宅
- 好きな言葉:「Happy」
立之 英明 院長から聞いた
『大腸がん[直腸がん・結腸がん]』
大腸がんは早期に発見できれば限りなく100%に近い率で治すことが可能
大腸がんの発症の経路は大きく4つあります。1つが、ポリープ(腺腫、SSAPも含みます。)からがんにいたるケース。次に、ポリープ(前駆病変)を介さず、突然がんができてしまうタイプもあります(de novo癌)。また、Colitic cancer と言いますが、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患に因るものもあり、さらに遺伝的にがんになりやすい方もいらっしゃいます。このうち、ポリープから癌化につながるケースが大多数でありますので、リスクのあるポリープを早期に取り除くことでがんになるリスクを限りなく少なくすることが可能になります。
大腸がんは生活習慣に深く関係していると言われています。お酒やタバコ、ベーコンやウインナーなどの加工肉や赤身の肉の摂取。さらに運動不足や野菜不足、加えて肥満もリスク因子となります。裏を返せば、それらを気をつけることが予防につながるということであり、頭の片隅に入れていただければ幸いに思います。最後に、血便などの症状があれば、早めに検査を受けられることをお勧めします。
グラフで見る『立之 英明 院長』のタイプ
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
りつの内視鏡クリニック
立之 英明 院長
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- ●消化器内科
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