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青野 豪 院長

GO AONO

地域に住む人々の心と体の健康をトータルにサポート。最期の時まで一緒に

国立三重大学医学部卒業。国立国際医療センター研修医を経て、仙台厚生病院循環器科に在籍。東京蒲田病院医員を経て、東京にて訪問診療クリニック 院長、まるごと在宅ケアクリニック(訪問診療)にて勤務。2023年10月2日、『ごうファミリークリニック鎌倉大船』を開院(JR東海道本線・横須賀線「大船駅」から車で8分・JR東海道本線「藤沢駅」から車で15分)。

青野 豪 院長

青野 豪 院長

ごうファミリークリニック鎌倉大船

鎌倉市/城廻/大船駅

  • ●内科
  • ●循環器内科
  • ●心療内科
  • ●訪問診療

“超専門”を行くより、より多くの人に貢献する道を考えて

青野 豪 院長

大学卒業後、研修医を経て仙台厚生病院の循環器科に在籍しました。研修医の時に循環器、それもカテーテルの手術を極め、多くの患者さんを救いたいと考えたのです。当時、仙台厚生病院の循環器科は「断らない救急」ということで有名で、この分野において現在も日本のトップランナーに位置します。実際、レベルは高かったですし、非常に多くのことを学べました。
東京に移ってから訪問診療に携わったのは、自分のこれからのことを考えてのことでした。今後、高齢化が一層進んでいくと、訪問診療の重要性がより増していくのは間違いありません。私としては、循環器の“超専門”を行くより、培ってきたものをより広く活かすためには、このフィールドが適任ではないかと考えたのです。
2023年10月に『ごうファミリークリニック鎌倉大船』は開院いたしました。大船駅周辺に比べれば、この辺りはクリニックがそう多くはありません。通院のため駅に向かうのもご高齢の方にとっては難儀なことでありますし、私がここで貢献できることは多くあると考えたのです。

内科、循環器内科、心療内科、訪問診療まで幅広く診てきた経験を生かして

青野 豪 院長

外来診療では一般内科から心療内科まで幅広く診させていただきます。「動悸」となると、一般には循環器に回ってきますが、心臓に要因があるもの以外に、精神的な不調で動悸を起こしている方も多く見られます。ですから、循環器と心療内科、両方の側面から診ていく必要があるのです。また「精神的なもの」と診断されても、依存性の高いお薬を飲まれている方も少なくありません。医療者の側に幅広い知識がなくてはこうしたことは避けられないわけですので、なおさら、科の境界を超えた知見が求められるのです。

専門である循環器については、心臓のエコーが重要な検査となってきます。当院では専門の検査技師も在籍しており、レントゲン、心電図を含め、循環器疾患の発見および定期的な観察に必要な体制が整っています。この辺りは、比較的規模の大きい総合病院が多いのも特徴です。心臓の手術を受けていたり、具合が思わしくない方が長時間かけて病院に通うのは過度な負担が掛かっているケースもございます。普段の診療や定期的なチェックには、専門性を有するクリニックをご利用いただければと思います。

何か1つ、患者さんに持ち帰っていただけるように

青野 豪 院長

最近、常々思っているのは、患者さんの気持ちに立って考えるということです。医学的に正しくても、患者さんの気持ちがそこに向かっていかないことがあります。例えば、血圧のお薬です。患者さんの中には、「調子が悪くないから飲みたくない」と答えられる方もいらっしゃいます。確かに、血圧が上がっても調子は悪くはなりません。ですが、将来的に悪くなっていくリスクは高いままなのです。なぜ患者さんがそう思われるのか、相手の立場に立って考え、より良い方向に導いていくことが私たちには求められるのです。

ここでは、患者さんに必ず何か1つ、新しいことを持ち帰っていただけるよう心がけています。お薬を持って帰ってもらうのは当たり前のことで、それにプラス、その方に「来てよかった」と思っていただけるような知識であったり、言葉をかけてあげられるようにしたいですね。

訪問診療により、最期の時まで手厚くサポート

癌の緩和治療から、循環器、あるいは認知症など、訪問診療の対象となる患者さんはすべて診させていただいています。訪問診療の医師は私1人が務めていきます。それにより、すべての医療行為を私が知っていることになりますし、患者さん1人ひとりと直接言葉のキャッチボールが可能になります。人員的な制限は出てくるかもしれませんが、ずっと同じドクターが伺うことで、患者さんに安心いただけたらうれしいですね。
クリニックへの通院が難しくなった患者さんについては、ケアマネジャーさんと相談の上、訪問診療にスムーズに切り替えていくことも可能です。ある程度元気な時から、ずっとその先まで、最後の最後までケアをさせていただくことができれば、私自身も幸せに思います。

これから受診される患者さんへ

身体や心の不調をお感じになったら、まずはご相談ください。介護や福祉のことでわからないこと、困ったことがある場合にも、すぐに答えは出せないこともあるかもしれませんが、解決の糸口を一緒に見つけていくことは十分に可能です。まずは相談にいらしていただき、私自身やスタッフ、クリニックを体験してみることから始めていただければと思います。

※上記記事は2023年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

青野 豪 院長 MEMO

  • 出身地:香川県
  • 趣味:ランニング
  • 好きな映画:医療映画
  • 好きな音楽やアーティスト:J-POP/スピッツ、平井大、Official髭男dism
  • 好きな場所・観光地:湘南の海、鎌倉
  • 好きな言葉・座右の銘:「相手の気持ちになって考える」
  • 出身大学:三重大学

青野 豪 院長から聞いた
『心不全』

悪化していくサイクルを緩やかなものにしていくことが大切

以前は楽にできていたことが、同じようにやっても息切れがする。心不全の代表的な症状です。他に、足のむくみなどの症状もあり、進行すると就寝時に息が苦しくなっていきます。心不全とは、様々な要因で引き起こされる心臓の機能の低下です。年齢によるものもありますし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となることや、狭心症や心筋梗塞などの循環器の疾患が元で機能が落ちてしまうケースもあります。
心不全の治療で重要なのは、悪くなっていく曲線をいかに緩やかなものにしていくか、ということになります。一般に、最初は1年に1回の入院だったのが、やがて半年に1回、3ヶ月に1回と、年を経ていくごとに徐々に短くなっていきます。そのサイクルを悪化させないためには、細やかなケアが必要です。設備の充実した大きな病院でそれを可能にするのは難しいでしょう。経過観察に必要な検査、その結果を受けての細やかな内服薬などの調整は地域のクリニックが適任ですし、大きな責任を負っていると言えます。

グラフで見る『青野 豪 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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