横浜金沢文庫皮膚科クリニック

渡辺 雪彦 院長への独自インタビュー

アトピーで悩んだ自身の体験を活かしたいと考え、皮膚科の道へ。

父は長く産婦人科医をしているのですが、幼少期からその姿を見て育ったので、物心ついた頃には自然と『自分も将来は医師になりたい』と考えるようになっていました。両親からは一度も『医者になれ』と言われたことはなかったのですが、そのことが逆に自発的に医師になりたいと思うきっかけになったのかもしれません。
医学部に入った後に将来、何科の医者になるかについてはかなり悩みました。父の影響もあり産婦人科医になることも考えましたが、実は私自身がアトピー性皮膚炎で皮膚科にお世話になることが多かったことや性別を問わず、お子さんからお年寄りまで診られるところに魅力を感じて最終的には皮膚科を選択しました。
幼少期から皮膚科に通ってアトピーの治療をしていましたが、一旦は良くなってもまた悪くなることに悩んでいました。大きな声では言えませんが半ば諦めていた部分もあり、定期的に通院していなかったせいもあると思います。
ある時、大学の皮膚科の講義でスキンケアや保湿の重要性を知り、試しに実践してみたところみるみる自分の皮膚が良くなるという経験をしたんです。とても嬉しかったのを覚えています。この経験をいつか患者さんの診療に活かしたいなと考えていました。大学卒業後、横浜市立大学皮膚科学教室に入局し、市中病院や大学病院での勤務をしていましたが、2人目の子供が産まれたのをきっかけに仕事と子育ての両立について考えていたところ、ご縁をいただき当クリニックを開業する運びとなりました。

「先生に相談しながら、一緒によくしていく」そんな気持ちになるクリニックを目指したい。

当クリニックには赤ちゃんからお年寄りまで本当に幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいます。一例となりますが、赤ちゃんの乳児湿疹、お子さんの汗疹・とびひ・水いぼ（伝染性軟属腫）、お年寄りなら肌がカサカサする皮脂欠乏性湿疹、他にも火傷・ケガ、私自身が長年苦しんできたアトピー性皮膚炎や、大学病院で長く外来担当をしていた乾癬の患者さんなどを診ています。
一度来てくれた患者さんには「また何かあればあの皮膚科に行って相談してみよう」と思ってもらえるような、あたたかい雰囲気を目指しています。まずは、その患者さんが何に困っているのか、どのような治療を希望されているのかをしっかり聞いて、患者さんと一緒に治療方針を決めていくように心がけています。医者が一方的に治療を押し付けるようなことがないように注意したいですね。それから、私にも小さい子どもがいるのですが、保護者の方々にとってはお子さんを病院に連れて来るだけでも大変ですよね。せっかく連れてきたお子さんが怖がってしまったり、もう来たくないと思わないように優しく接するように心がけています。当クリニックは、赤ちゃんからお年寄り、頭のてっぺんから足のつま先までどのような症状や悩みでもお力になれるよう診療していますので、まずは気軽に受診してくださいね。

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