橋詰 直孝 院長
NAOTAKA HASHIZUME
こころとこころが通うクリニックを目指して
元帝京大学医学部助教授(第一内科で糖尿病内分泌担当、板橋病院栄養部長)。元東邦大学医学部教授(大橋病院臨床検査部長、総合健康相談センター長)。2020年2月に『どんぐりクリニック』を開業(東急田園都市線「宮崎台駅」南口より徒歩1分)。
橋詰 直孝 院長
どんぐりクリニック
川崎市宮前区/宮崎/宮崎台駅
- ●内科
- ●整形外科
- ●リハビリテーション科
- ●健診・検診
みなさんに親しみを持ってもらえるクリニックに
【橋詰 直孝 院長】
父が歯科医師、母が薬剤師という医療系の家系に育ちました。小さい頃から医者になるということを運命付けられていたといいましょうか、ちょっとしたマインドコントロールですよね(笑)。ただ、高校生になり、周囲の友人が何になろうか迷っている中で、一切迷うこともありませんでしたね。
東邦大学卒業後は第二内科に入局しました。そちらでは臨床栄養学、そしてのちの帝京大学では糖尿病内分泌を担当しましたが、当時は今のように臓器別に分かれいませんので、講師になるまでありとあらゆる患者さんを診ることになります。その経験は今に活きていますね。
『どんぐりクリニック』は2020年2月に開院いたしました。実はここでは、私と同じ東邦大学出身の先生が30年の長きにわたり診療をされていました。その先生が勇退されることになり、私が後を引き継ぐことになったのです。「どんぐり」と名付けたのは、お子さんやご高齢の方に親しんでもらえ、かつ、覚えやすいということが決め手でした。実際、クリニックの前をどんぐりの歌を歌いながら通る幼稚園のお子さんもいて、良かったと思います。
それぞれにスペシャリティを有する医師が集結するクリニック
【橋詰 直孝 院長】
クリニックは内科、整形外科、リハビリテーション科を標榜しており、現在、私を含め18名の医師が在籍しています。私であれば糖尿病や内分泌、臨床栄養学が専門となりますが、それぞれの先生がスペシャリティを持った上で総合診療をおこなえるのが特徴です。例えば、糖尿病を患ってる患者さんが胸に病変があったとしましょう。その判断はそれぞれの先生がおこなえますし、より専門性の高い検査や治療が必要と判断すれば、クリニックの他分野の専門医に任せることが可能です。総合病院とまではいきませんが、総合診療を入り口として、各分野の専門家が集っているのは大きな特徴と考えています。
患者さんの訴えにしっかり耳を傾けていくことが大切
【原田 貴子 医師】
私は大学を卒業後に整形外科の医局で最初の6年を過ごし、その後、杏林大学に新たに設立されたリハビリテーション科にも籍を置き、両科を兼任する形で研鑽を積んでまいりました。現在は週に1回、『どんぐりクリニック』で外来診療を担当させていただいています。
整形外科の患者さんについて言えば、急性期の疾患と慢性的な疾患をお持ちの方が半々という割合でしょうか。急性期は、怪我などの外傷が主なものになります。切り傷や骨折など、大半は手術の必要がない患者さんが多いのですけども、中には手術を必要とする方もいらして、その場合には近隣の大学病院等へご紹介させていただいています。慢性的な疾患の代表例は、長く続く膝痛や腰痛です。最近はご高齢の患者さんも増えてきており、それに伴い、慢性的な疾患を診させていただく機会が多いですね。診療の際には、患者さんがどこまで答えを求めているか、ということに気を配っています。もちろん、どの方であっても診断内容はしっかりとお伝えしますが、中にはより詳しい説明を求められる方もいらっしゃるんですね。特に最近はスマートフォンで簡単に調べることができますから、一定以上の情報をお持ちの患者さんも少なくありません。ご自身の病気に見当をつけて来院される方もおられ、その通りの場合もあれば、違うケースもあります。その場合には、診断の根拠を求められることも多く、ご納得いただけるまで丁寧に説明をしていきます。いずれにしても、患者さんの仰ることをよく聞くということが大切ですね。当院では外来においてリハビリテーションもおこなっています。制度上仕方のない面はあるのですが、病院では期間が足りないことも多く、リハビリを十分におこなえないことがあります。その意味では、こうした街のクリニックで必要なリハビリがおこなえることは意味のあることと認識しています。
栄養状態から不定愁訴の解決を導いていく
【橋詰 直孝 院長】
不定愁訴と呼ばれる訴えがあります。更年期障害やうつ病などの精神的症状をきたしている方もいらっしゃいますが、中にビタミンやミネラルなどの栄養の不足が元で身体に不調が起こっているケースがあるのです。私が医者になった頃の話ですが、臨床栄養学の教室に入ってすぐ、ビタミンB1の研究に従事していました。ビタミンB1の欠乏は「脚気」という病気を招くことがあります。明治大正、そして昭和の初めの頃までは多くの方が罹り、国民病として恐れられた病気です。当時の状況であればわかります。しかし、飽食の時代と言われる現代において、栄養不足と言われてもピンとこないですよね。当クリニックではその疑いがあり、かつ希望された方に対し、栄養状態の測定検査をおこなっています。ある企業が採ったデータですけども、調べてみると、社員の半数近くがビタミンDが欠乏していたという事実もあります。ビタミンDはお子さんですとくる病、大人の場合、骨粗しょう症を誘引するとも言われていますし、免疫にも影響を与えるというデータもあります。余談ですが、一時期の新型コロナの隆盛にはその影響もあったのかもしれません。私どもは不定愁訴だからと手をこまねくのではなく、可能な限り診断を確定し、治療への道筋をつけてまいります。栄養状態からのアプローチは、当クリニックの大きな特徴です。
これから受診される患者さんへ
【橋詰 直孝 院長】
『どんぐりクリニック』ではオンライン診療を取り入れています。来院が難しい方はどうぞお気軽にご利用ください。不定愁訴のある方は、「このくらいなら我慢しなきゃ」という方も多いのです。その中には、潜在的にビタミンやミネラルの欠乏状態の方が多いのは確かなことです。我慢することなく、なるべく早く手を打って、健康な毎日を取り戻しましょう。お身体に何か不調を感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
【原田 貴子 医師】
小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広い年齢層の方々にご利用いただいています。何かございましたら、お電話での問い合わせでも大丈夫ですし、オンラインでの診療も承っております。街のかかりつけ医として、どうぞ気軽にご利用いただければ幸いです。
橋詰 直孝 院長 MEMO
- 出身地:神奈川県
- よく手にとる本:医学関連書籍
- 好きな映画:『男と女』(1966)『眠狂四郎』
- 好きな音楽:シャンソン、ロカビリー
- 好きな場所:横浜
- 好きな言葉:「世の中は 食うて はこ(便)して 寝て 起きて さてその後は 死ぬるばかりよ」(一休禅師)「人間は考える葦である」(パスカル)
グラフで見る『橋詰 直孝 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
どんぐりクリニック
橋詰 直孝 院長
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- ●整形外科
- ●リハビリテーション科
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